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コーヒーは寝る何時間前まで?|何時までに飲めば眠れるかを逆算

「コーヒーは寝る6時間前まで」とよく言われますが、本当に6時間でよいのかは、飲む量・その日に何杯飲んだか・体質で変わります。この記事では、カフェインが眠りにどう影響するかを押さえたうえで、寝る時刻から「最後の1杯は何時までか」を逆算した早見表、緑茶・エナジードリンクなど飲み物別の目安、午前中に何杯か飲んだ日の考え方、夜勤や受験勉強でカフェインを使うときの注意までまとめます。

カフェインが眠りを妨げるしくみ

起きているあいだ、脳には「アデノシン」という眠気のもとになる物質がたまっていきます。カフェインはこのアデノシンの受け取り口をふさぐ形で働くため、眠気を感じにくくなります。日中の眠気覚ましとしては便利ですが、寝る時刻に体にカフェインが残っていると、同じしくみで眠りが妨げられます。

  • 寝つくまでの時間が長くなる
  • 深い眠り(ノンレム睡眠の深い段階)が減り、眠りが浅くなる
  • 夜中に目が覚めやすくなる
  • 本人は「眠れた」と感じていても、測ると睡眠時間が短くなっている

寝る0時間前・3時間前・6時間前に400mgのカフェインをとった比較では、6時間前でも睡眠時間が約1時間短くなったという研究があります。量が多いほど、早い時刻にやめる必要があるということです。逆に、少ない量なら寝る数時間前でも影響が小さいこともあります。「何時間前」を一律に決めるより、「寝るときに何mg残っているか」で考えるほうが実態に合います。

何時に飲むと、寝るときに何mg残る?

ドリップコーヒー1杯(150mlで約90mg)だけを飲み、23時に寝る場合に、寝る時刻に体に残る量です。吸収にかかる時間も含めて計算しています。

飲んだ時刻(寝るまで)半減期3時間半減期5時間半減期8時間半減期10時間
14:00(9時間前)約12mg約27mg約42mg約49mg
15:00(8時間前)約15mg約31mg約46mg約53mg
16:00(7時間前)約19mg約35mg約50mg約56mg
17:00(6時間前)約24mg約41mg約55mg約60mg
18:00(5時間前)約30mg約47mg約60mg約65mg
19:00(4時間前)約38mg約54mg約65mg約69mg
20:00(3時間前)約48mg約62mg約71mg約74mg

標準的な半減期5時間の人なら、寝る6時間前の1杯は約41mgまで減っていて、「寝る6時間前まで」という目安はおおむね当てはまります。ただし分解が遅い人(半減期8〜10時間)は、9時間前に飲んでも40〜50mg近く残ります。「夕方のコーヒーで眠れない」と感じる人は、このタイプかもしれません。

寝る時刻から逆算した「最後の1杯」の早見表

その日にほかのカフェインをとっていない状態で、ドリップコーヒー1杯(約90mg)を飲んでも、寝る時刻に50mg以下に収まる最も遅い時刻です。

寝る時刻半減期3時間半減期5時間半減期8時間半減期10時間
22:0019:1217:3014:5813:16
23:0020:1218:3015:5814:16
0:0021:1219:3016:5815:16

標準の人で、寝る時刻の約4時間半前が最後の1杯の目安です。目安を25mg以下(眠りが浅い人向け)にすると、23時に寝る場合の最後の1杯は、半減期3時間で17:12、5時間で13:30、8時間で7:58まで早まります。分解が遅く眠りも浅い人は、「コーヒーは朝だけ」にするのが現実的です。

緑茶・紅茶・エナジードリンクは何時まで?

同じ考え方で、23時に寝る標準的な人(半減期5時間)が1杯だけ飲む場合の、寝るときに50mg以下に収まる最も遅い時刻です。

飲み物(1杯の量)カフェイン23時に寝るなら何時まで
紅茶150ml約45mg1杯だけなら50mgを超えない(25mgを目安にするなら18:30まで)
煎茶・ほうじ茶120ml約24mg1杯だけなら50mgを超えない
エナジードリンク250ml約80mg19:21
玉露60ml約96mg18:02
ドリップコーヒー150ml約90mg18:30
カフェイン錠1錠(100mg)100mg17:45
エナジードリンク355ml約142mg15:13
ドリップコーヒー2杯分(マグ300ml)約180mg13:30

紅茶や煎茶は1杯の量が少ないので、1杯だけなら夜でも目安を超えません。ただし、急須で何杯もおかわりすれば当然積み重なります。煎茶を14時・16時・18時に1杯ずつ飲むと、23時に約29mg残ります。玉露は100mlあたりのカフェインがコーヒーの約2.7倍あり、小さな湯のみ1杯でもコーヒー1杯と同じくらいになる点に注意してください。

2杯目・3杯目は「前の分が残っている」前提で考える

早見表は「その日1杯だけ」の場合です。午前中にすでに飲んでいると、その分が残っているぶん最後の1杯は早くなります。23時に寝る標準的な人(半減期5時間・目安50mg)で比べてみます。

その日すでに飲んだもの次のドリップ1杯は何時まで
なし18:30
8:00にドリップ1杯16:35
8:00と12:30にドリップ1杯ずつ今日はもう控える(いつ飲んでも23時に50mgを超える)

朝に1杯飲んでいるだけで、2杯目の締め切りは約2時間早まります。朝と昼に飲んだ日は、3杯目を12時半に飲んでも23時に50mgを超えてしまうため、午後はデカフェや麦茶に切り替えるのが安全です。積み重なり方はカフェインが抜ける時間でも詳しく解説しています。

夜勤・受験勉強でカフェインを使うときの注意

夜勤や試験前の追い込みでは、カフェインで眠気を抑えたい時間帯と、そのあと眠りたい時間帯の両方を考える必要があります。たとえば21時にエナジードリンク355ml(約142mg)を飲むと、標準的な人では次のように減っていきます。

時刻体に残る量(半減期5時間)
0:00約97mg
3:00約64mg
6:00約42mg
9:00約28mg
  • 夜勤明けに朝9時から眠るなら、21時の1本は寝るときに約28mgまで減る計算。深夜2時以降に追加すると、眠りたい時間に多く残る
  • 眠気覚ましに使うなら、効かせたい時刻の30分〜1時間前に飲む。飲んでから最大になるまでに約1時間かかる
  • 1回200mgを超えないように、一度に何本も飲まない。エナジードリンク355mlを2本続けて飲むと約284mgになる
  • 勉強の追い込みでも、睡眠を削ると記憶の定着が落ちる。カフェインで補えるのは眠気だけで、睡眠の代わりにはならない

「あと1杯は何時まで?」をツールで逆算する

  1. 1

    今日飲んだものを入れる

    朝からの飲み物と時刻をすべて入れます。缶やペットボトルは表示のmgに合わせて「その他」を使うと正確です。

  2. 2

    起きた時刻・寝る時刻を入れる

    深夜0時すぎに寝る場合も、そのまま「0:30」のように入れれば翌日の時刻として計算します。

  3. 3

    体質(半減期)と目安の量を選ぶ

    夕方のコーヒーで眠れなくなる自覚があれば、半減期を8時間に、目安を25mgにして試してみてください。

  4. 4

    「あと1杯飲むなら、何時までに?」を見る

    次に飲みたいものを選ぶと、寝る時刻の量を目安以下に保てる最も遅い時刻が出ます。すでに難しい場合は「今日はもう控える」と表示されます。

1日の合計量も同時に表示されるので、量そのものの目安も確かめておきましょう。1日に何mgまでならよいかはカフェインの1日の上限で解説しています。

よくある質問

コーヒーは寝る何時間前までに飲めばいいですか?
ドリップコーヒー1杯(約90mg)なら、標準的な人(半減期5時間)で寝る約4時間半前までに飲めば、寝るときに50mg以下に収まります。23時に寝るなら18:30が目安です。分解が遅い人は約7時間前、すでに朝や昼に飲んでいる日はさらに早めになります。一般に言われる「寝る6時間前まで」は、少し余裕を持たせた目安と考えてください。
夕方に飲んだコーヒーで眠れないのはなぜですか?
カフェインの半減期が長い体質の可能性があります。半減期8時間の人が16時にドリップ1杯を飲むと、23時でも約50mg残ります。午前中に飲んだ分も残っているため、夕方の1杯が加わると寝る時刻の量が多くなります。午後はデカフェや麦茶に切り替えると改善することがあります。
寝る前に緑茶や紅茶を飲んでも大丈夫ですか?
1杯だけなら、煎茶(120mlで約24mg)や紅茶(150mlで約45mg)は寝るときの目安の50mgを超えません。ただし玉露は60mlで約96mgとコーヒー並みなので夜は避けましょう。眠りが浅い人や何杯も飲む場合は、ほうじ茶より麦茶・ルイボスティーなどカフェインのないものが安心です。
エナジードリンクは何時までに飲めば眠れますか?
23時に寝る標準的な人の場合、250ml(約80mg)の製品なら19時20分ごろ、355ml(約142mg)の製品なら15時ごろまでが、寝るときに50mg以下に収まる目安です。製品によって量が違うので、缶に書かれたカフェインのmgで計算してください。
カフェインを飲んでも眠れる人は影響がないのですか?
寝つけても、眠りが浅くなったり睡眠時間が短くなったりしていることがあります。寝る6時間前の400mgで、本人が気づかないまま睡眠が約1時間短くなったという研究もあります。日中の眠気が抜けない場合は、夜に残る量を減らしてみてください。

この記事で紹介したツール

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