原稿用紙を印刷する方法|400字詰めの作り方と縦書き・横書きの書き方ルール
作文や読書感想文の下書きをしたいのに、家に原稿用紙がない。そんなときは自分で印刷できます。この記事では、400字詰め(20字×20行)の原稿用紙をA4やB4で作る設定、縦書きと横書きの違い、ルビ用のすき間の意味、そして段落・句読点・かぎかっこなど、原稿用紙ならではの書き方のルールをまとめます。
原稿用紙の基本:400字詰めは20字×20行
学校や作文コンクールでいう「原稿用紙」は、ほとんどが400字詰め、つまり1行20字×20行のものです。市販品はB4の用紙を横向きに使い、まん中に「柱(はしら)」と呼ばれる折り目の欄があって、右と左に10行ずつマスが並んでいます。半分に折るとB5の大きさになり、10行×20字の200字ずつが表と裏に来るしくみです。
マスとマスの間には、行ごとに細いすき間があります。これはふりがな(ルビ)や、推敲で書き足す字のためのスペースです。原稿用紙は「何字書いたか」がひと目でわかるのが最大の利点で、枚数や行数から字数をそのまま数えられます。
A4・B4で400字詰めを作る設定
家庭用プリンターの多くはA4までしか印刷できないので、A4で400字詰めを作れると便利です。方眼紙・罫線用紙メーカーで「原稿用紙」を選び、次のように設定すると、ちょうど20行×20字になります。
| 用紙 | 向き | マスの大きさ | ルビ用のすき間 | 余白 | できあがり |
|---|---|---|---|---|---|
| A4 | 横 | 9mm | 50% | 15mm | 20行×20字(400字詰め) |
| A4 | 横 | 8.5mm | 50% | 20mm | 20行×20字(400字詰め) |
| B4 | 横 | 11mm | 50% | 15mm | 20行×20字(400字詰め) |
| A3 | 横 | 13mm | 50% | 15mm | 20行×20字(400字詰め) |
B4・11mmは市販の原稿用紙に近い大きさで、A4・9mmはそれを少し縮めたくらいの大きさです。小学生がのびのび書くならB4かA3、印刷のしやすさを優先するならA4がおすすめです。プレビューの上には「○行×○字(○字詰め)」と表示されるので、マスの大きさや余白を変えながら確かめられます。
字数の決まりがない下書きなら、マスを8mmにしてA4縦向きいっぱいに並べる方法もあります。このときは17行×34字(578字詰め)になり、1枚にたくさん書けます。なお、このツールの原稿用紙には市販品のようなまん中の柱はありません。半分に折って使いたいときは、10行ごとに鉛筆で軽く印をつけておくと便利です。
縦書きと横書き、ルビ用のすき間
- 縦書き:作文・読書感想文・小論文など、国語で書く文章の基本。行は右から左へ進み、ルビ用のすき間は各行の右側にきます
- 横書き:理科や社会のレポート、英単語や数式が多い文章、大学の一部の課題など。行は上から下へ進み、すき間は各行の上にきます
ルビ用のすき間は、マスの大きさに対する割合で決めます。市販の原稿用紙は3〜5割くらいが多く、ふりがなをたくさん振る低学年の作文なら5割、字数を詰めたい下書きなら3割程度にすると、1枚に入る行数が増えます。すき間を0にすると、ただのマス目になります。
縦書きでは、数字は原則として漢数字(一、二、十、百)を使います。横書きではアラビア数字を使い、2桁の数字は1マスに2字入れるのが一般的です。提出先に指定があればそちらに従ってください。
原稿用紙の書き方の基本ルール
原稿用紙には、ふつうのノートにはない書き方の決まりがあります。学校で習う基本は次のとおりです。
- 1
題名は1行目、上を2〜3マス空ける
1行目に題名を書き、書き出しは上から2〜3マス下げます。
- 2
名前は2行目、下を1マス空ける
2行目の下のほうに名前を書き、最後の1マスを空けます。姓と名の間も1マス空けます。
- 3
本文は3行目(または4行目)から
名前の次の行から本文を書き始めます。題名・名前と本文の間を1行空ける指定もあります。
- 4
段落の最初は1マス下げる
書き出しと、改行して新しい段落に入るときは、最初のマスを空けます。
| 書くもの | ルール |
|---|---|
| 句読点(。、) | 1マスに1つ。縦書きではマスの右上に書く |
| 行頭に来る句読点・閉じかっこ | 行の最初のマスには書かず、前の行の最後のマスに字と一緒に入れる(ぶら下げ) |
| かぎかっこ(「」) | 1マスに1つ。会話文は改行して新しい行から書くことが多い |
| 閉じかっこと句点 | 「。」」のように続くときは、同じマスに一緒に入れる |
| 小さい字(っ・ゃ・ゅ・ょ) | 1マスに1字。縦書きではマスの右上に寄せて書く |
| 長音(ー) | 縦書きでは縦の線で書く |
| ダッシュ(――)・三点リーダー(……) | 2マス使う |
読書感想文をどんな順番で書けば原稿用紙の枚数を埋められるかは、読書感想文の書き方で、字数の配分表と一緒に紹介しています。
印刷するときのポイント
- 線の色は薄いグレーか緑、オレンジにすると、鉛筆の字が目立って読みやすい
- 倍率は100%で印刷する。縮小されると20字×20行の配置は変わらないが、マスが小さくなって書きにくくなる
- 清書用に何枚も使うなら、一度「PDFに保存」してから必要な枚数を印刷すると早い
- 提出用の原稿用紙に決まりがあるとき(学校指定の用紙など)は、そちらを優先する
縮小されずに印刷できたかは、下の50mmの目盛りで確かめられます。くわしくは印刷すると小さくなる原因と直し方を参考にしてください。英語4線や漢字練習のプリントの作り方は英語4線・漢字練習プリントの作り方にまとめています。
よくある質問
- A4で400字詰めの原稿用紙を作れますか?
- 作れます。方眼紙・罫線用紙メーカーで原稿用紙を選び、縦書き・A4横向き・マス9mm・ルビ用のすき間50%・余白15mmにすると、ちょうど20行×20字の400字詰めになります。
- 原稿用紙の句読点が行の最初に来たらどうしますか?
- 行の最初のマスには書かず、前の行の最後のマスに、その字と一緒に書き入れます(ぶら下げ)。閉じかっこ(」)も同じ扱いです。
- 原稿用紙で題名と名前はどこに書きますか?
- 1行目に題名を上から2〜3マス空けて書き、2行目に名前を下を1マス空けて書きます。本文は3行目から、段落の最初を1マス空けて書き始めるのが基本です。
- 原稿用紙の行と行の間のすき間は何のためですか?
- ふりがな(ルビ)を書いたり、推敲で字を書き足したりするためのスペースです。縦書きでは各行の右側、横書きでは各行の上にあります。
- 原稿用紙3枚は何文字ですか?
- 400字詰めなら1,200字です。ただし段落の頭の1字下げや改行後の空きマスも含むので、文章の字数はそれより少なくなります。
この記事で紹介したツール
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