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同棲・ルームシェアの生活費の分け方|家賃・光熱費の負担割合の決め方

一緒に暮らし始めるとき、最初にもめやすいのがお金の分け方です。この記事では、折半・収入比・費目別担当という3つの方式の違い、どこまでを共通費にするかの線引き、収入比の計算手順、毎月の精算をためない運用方法をまとめます。

分け方は大きく3つ

生活費の分け方は、細かく見ればいくらでも作れますが、実際に続くのは次の3つのいずれかです。どれが正しいということはなく、収入差の大きさと、家事の負担がどれだけ偏っているかで選びます。

方式決め方向いている状況注意点
完全折半共通費を人数で割る収入が近い、対等にしたい収入差が大きいと片方の生活が苦しくなる
収入比で分担手取りの比率で割る収入差が2割以上ある収入の開示が必要、変動時に見直しがいる
費目別に担当家賃はA、食費はBのように分ける口座を分けたまま運用したい費目ごとの金額差で不公平が出やすい
  • 費目別に担当する方式は精算の手間が少ない反面、家賃を持つ側の負担がほかを圧倒しがちです。金額を見てから割り当ててください。
  • 収入比は「公平だが窮屈」と感じられることがあります。比率を細かく出さず、6対4や7対3のように丸めると運用しやすくなります。
  • 折半に決めても、家事の負担が偏るなら金額以外での調整が必要になります。金額だけで公平さを完結させないでください。
  • どの方式でも、決めた内容を文字に残してください。口約束は数か月で記憶が食い違います。

どこまでを共通費にするか

割合を決める前に、何を分け合う対象にするかを決めます。ここが曖昧なままだと、毎月「これは共通か個人か」で交渉が発生します。判断に迷うものは、先に一覧にして振り分けておくのが早道です。

区分内容扱い
共通費(固定)家賃、共益費、通信回線、サブスク毎月同額。最初に決めたら変えない
共通費(変動)電気・ガス・水道、食費、日用品月ごとに変わる。合計してから割る
共通費(不定期)家電、家具、引っ越し費用都度どう割るか決める。高額なら別扱い
個人費衣類、化粧品、趣味、交際費、携帯の個人分各自で負担。共通費に混ぜない
判断が割れるものお酒、テイクアウト、来客の食費先に線引きを決めておく

収入比で負担割合を出す手順

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    手取り額を持ち寄る

    額面ではなく、税と社会保険を引いたあとの手取りを使います。額面で計算すると、控除の差で実際に使える額の比率とずれます。賞与がある場合は、年額を12で割った月平均にそろえます。

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    合計に対する比率を出す

    手取りが28万円と20万円なら合計48万円で、比率はおよそ58対42です。細かい小数は不要なので、6対4や58対42のような扱いやすい形に丸めます。

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    共通費の合計を確定する

    その月の共通費をすべて足します。固定費は毎月同じなので、変動費だけ集計すれば済みます。

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    比率で割る

    割り勘ツールのカスタム割りで「割合で分割」を選び、合計金額と各自の比を入力します。比の欄は合計に対する相対値として計算されるため、58と42でも6と4でも同じ結果になります。

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    端数の扱いを決める

    切り上げ・四捨五入・切り捨てから選べます。端数が出た分は先頭のメンバーで自動調整されるため、合計と徴収額がずれません。

共通費の合計58%側の負担42%側の負担
120,000円69,600円50,400円
150,000円87,000円63,000円
180,000円104,400円75,600円
200,000円116,000円84,000円

収入比にすると、収入の多い側が金額としては多く払いますが、手取りに対して残る割合は両者でそろいます。この「残る額ではなく残る割合をそろえる」考え方が、収入比で分ける方式の趣旨です。

毎月の精算をためない仕組み

方式が決まっていても、実際に払うのは片方であることが多く、立替が積み上がります。精算の仕組みを先に決めておくと、月末にレシートを見返す作業がなくなります。

方法やり方向いている人
共通口座毎月決めた額を入れ、そこから支払う固定費が多い、記録を1か所にまとめたい
立替+月末精算各自が払い、月末に差額だけ動かす口座を分けたままにしたい
費目別に払い切り担当費目を各自が払い、精算しない金額が近い、手間を最小にしたい
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    支払った額を記録する

    誰がいくら払ったかだけを、共有のメモや家計簿アプリに残します。費目の細かい分類は後回しで構いません。

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    月末に精算計算にかける

    割り勘ツールの精算タブに、各自の名前と支払った合計額を入れます。誰が誰にいくら渡せばよいかが、最小の回数で表示されます。

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    負担割合が均等でない場合は差額で調整する

    精算タブは均等負担を前提に差額を出します。収入比で分けている場合は、先にカスタム割りで各自の負担額を出し、その差を送る形にしてください。

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    同じ日に必ず動かす

    「今月はまとめて来月に」を一度許すと、金額が膨らんで精算しづらくなります。給料日など、日付を固定するのが続けるこつです。

もめないための運用ルール

  • 見直しは年1回と、転職・転居・働き方が変わったときに行います。毎月調整すると交渉が終わりません。
  • 家事の分担も同時に決めてください。金額だけを平等にしても、時間の負担が偏っていれば不満は残ります。かかっている時間を書き出して比べると話が進みます。
  • 高額な家具・家電は、購入時に「解消したときどうするか」を決めておきます。折半で買ったものは、片方が買い取るか売って分けるかの2択にしておくと簡単です。
  • 共通口座を使う場合、名義人以外は解約や引き出しに制限があります。どちらの名義にするか、残高をどう扱うかを最初に確認してください。
  • 貯金を共通にするかどうかは、生活費とは別に決めます。生活費の分担と将来の貯蓄を混ぜると、精算のたびに大きな話になります。

よくある質問

同棲の生活費は折半と収入比のどちらがよいですか?
手取りの差が2割未満なら折半でも無理は出にくく、それ以上開くなら収入比が現実的です。収入比にすると、支払う金額は違っても手取りに対して手元に残る割合がそろいます。判断に迷うときは、折半にした場合に収入の少ない側の手元にいくら残るかを計算してみてください。生活が成り立たない水準なら収入比を選ぶ理由になります。
共通費と個人費はどう線引きすればよいですか?
二人が同じように使うものを共通費、どちらか一方のためのものを個人費とするのが基本です。家賃・光熱費・通信費・食材・日用品は共通、衣類・化粧品・趣味・交際費は個人になります。判断が割れるのは、片方だけが飲むお酒、テイクアウト、来客時の食費です。この3つは先に決めておくと、毎月の交渉がなくなります。
立替がたまったときの精算はどう計算しますか?
各自が支払った合計額を入力すると、誰が誰にいくら渡せばよいかを最小の送金回数で出せます。3人以上のルームシェアでは、全員が全員に払う形にすると回数が増えるため、この計算方法が特に有効です。負担割合が均等でない場合は、先に割合で各自の負担額を出してから差額を求めてください。
負担割合はどのくらいの頻度で見直すべきですか?
年1回の定期見直しに加えて、転職・昇給・転居・働き方の変化があったときに見直します。毎月調整すると交渉が絶えず、割合を決めた意味がなくなります。見直しの日をあらかじめ決めておき、その日以外は決めた割合を動かさないと運用しやすくなります。

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