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読了時間の目安|文字数から読むのにかかる時間を計算する方法

資料を配る前に「これ、読むのに何分かかるだろう」と気になることがあります。この記事では、日本語を黙読する速度の目安と、文字数から読了時間を出す計算式、話す速度・読み上げとの違い、実際の文字数を数える手順をまとめます。

日本語を読む速度の目安

日本語の黙読(声に出さずに読む)速度は、1分あたり400〜600字あたりが目安としてよく使われます。個人差が大きく、内容の難しさによっても変わるため、幅を持った数字として扱うのが前提です。

読み方速度の目安向いている場面
精読200〜400字/分契約書、仕様書、勉強のための読解
通常の黙読400〜600字/分記事、社内資料、メール
斜め読み800字/分以上見出しと結論だけ拾う、要否の判断
音読300字/分前後スピーチ、読み聞かせ、原稿の確認
  • 専門用語や固有名詞が多いほど遅くなります。知らない語で目が止まるためです。
  • 数字や表が多い文章も遅くなります。前後を照らし合わせる動きが入るからです。
  • 同じ人でも、疲れているとき、スマートフォンの小さい画面で読むときは遅くなります。
  • 英語では1分あたり200〜250語が目安とされます。日本語の文字数とは単位が違うので、そのまま比べられません。

文字数から読了時間を出す

文字数400字/分500字/分600字/分
500字約1分15秒約1分約50秒
1,000字約2分30秒約2分約1分40秒
2,000字約5分約4分約3分20秒
3,000字約7分30秒約6分約5分
5,000字約12分30秒約10分約8分20秒
10,000字約25分約20分約16分40秒

分量の感覚をつかむには、身近な媒体に置き換えるのが早道です。文庫本の1ページはおよそ600字前後、原稿用紙1枚は400字です。3,000字の記事なら、文庫本で5ページほど読む量にあたります。

  • 図表や画像が入る資料は、1点あたり10〜20秒を加えて見積もります。読むのではなく「見る」時間が別に必要だからです。
  • コードやコマンドを含む技術記事は、その部分だけ精読の速度(200〜400字/分)で計算するほうが実態に近くなります。
  • 読み返しが前提の資料(マニュアル、規程)は、初回の読了時間ではなく「必要な項目を探す時間」で考えたほうが役に立ちます。

読む速度と、話す・読み上げの速度は違う

同じ文章でも、目で読むより耳で聞くほうが時間がかかります。話す速度は1分あたり300字前後が聞き取りやすい目安とされ、黙読の400〜600字より遅いためです。

文字数黙読(500字/分)読み上げ(300字/分)1.5倍速で聞く
1,000字約2分約3分20秒約2分13秒
3,000字約6分約10分約6分40秒
5,000字約10分約16分40秒約11分7秒
  • 資料を配って各自に読んでもらうほうが、読み上げるより短時間で終わります。会議で全文を読み上げる形式が長引きやすいのはこのためです。
  • 移動中など目が使えない場面では、読み上げのほうが有利です。倍速で聞けば黙読に近い時間まで縮められます。
  • 読み上げツールでは速度を変えられます。1.2〜1.5倍あたりから試すと、聞き取りやすさと時間短縮のバランスが取りやすくなります。

実際の文字数を数える手順

  1. 1

    本文をコピーして貼り付ける

    文字数カウントツールの入力欄に、対象の文章をそのまま貼り付けます。入力と同時に集計されるので、送信操作は不要です。

  2. 2

    スペース込みか除くかを選ぶ

    文字数はスペース込みとスペース除きの両方が表示されます。日本語の文章はスペースが少ないため、どちらを見ても大差はありませんが、英数字が多い文章では差が出ます。

  3. 3

    見出しや箇条書きを含めるか決める

    読了時間の目安として使うなら、見出しも箇条書きも読む対象なので含めて構いません。逆に、本文量の比較が目的なら見出しを外して数えます。

  4. 4

    文字数を速度で割る

    表示された文字数を、想定する速度(400・500・600字/分)で割ります。1分未満の端数は切り上げると案内しやすくなります。

文章を書きながら分量を調整したいときは、入力欄に直接書いてしまう方法もあります。文字数がその場で更新されるので、目標の読了時間に収まる長さを保ちながら書き進められます。

記事に「読了時間 ◯分」を表示するとき

ブログや社内ドキュメントで読了時間を表示する場合、どの速度を採用するかで印象が変わります。次の順で決めると迷いません。

  • 速度を1つに固定する:記事ごとに変えると比較できなくなります。サイト全体で400〜500字/分のどちらかにそろえるのが一般的です。
  • 端数は切り上げる:3.2分は4分と表示します。読み終わらなかったという印象を避けられます。
  • 1分未満は「1分」と表示する:0分という表示は情報になりません。
  • 図表の多い記事は加算する:画像1点につき10秒程度を足すルールにしておくと、実感とのずれが小さくなります。

よくある質問

日本語は1分間に何文字読めますか?
黙読でおよそ400〜600字が目安です。契約書や仕様書のように読み落とせない文章では200〜400字まで落ち、見出しと結論だけを拾う斜め読みでは800字以上になります。個人差と内容の難しさで大きく変わるため、幅のある目安として扱ってください。
文字数から読了時間を計算する式を教えてください。
読了時間(分)= 文字数 ÷ 1分あたりの読字数です。速度に迷う場合は500字/分から始め、専門的な内容なら400字/分、軽い読み物なら600字/分に振り分けます。3,000字の記事なら500字/分で約6分、400字/分で約7分30秒です。画像や表が多い場合は1点あたり10〜20秒を加算します。
読むのと聞くのでは、どちらが早く終わりますか?
多くの場合は読むほうが早く終わります。黙読は1分400〜600字ですが、聞き取りやすい読み上げ速度は1分300字前後だからです。3,000字なら黙読で約6分、読み上げでは約10分かかります。ただし1.5倍速で聞けば約6分40秒まで縮まるため、移動中など目が使えない場面では読み上げが有利になります。
文章の文字数を正確に数えるにはどうすればよいですか?
文字数カウントツールに本文を貼り付けると、スペース込み・スペース除きの文字数、単語数、行数がその場で表示されます。読了時間の目安に使う場合は、見出しや箇条書きも読む対象なので含めて数えて構いません。表示された文字数を想定の読字速度で割り、端数は切り上げてください。

この記事で紹介したツール

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