2d6とは?ダイス記法の読み方|TRPGで使うサイコロの種類
ルールブックやアプリで見かける「2d6」「1d20」「4d6b3」といった表記は、どのサイコロを何個振るかを短く書いたものです。この記事では、ダイス記法の読み方と多面体ダイスの種類、6面ダイス1個しかないときに他の目を再現する方法をまとめます。
ダイス記法の読み方|NdX+M
ダイス記法は「どの面数のサイコロを、何個振って、いくつ足すか」を1行で書くための書き方です。基本の形は NdX+M で、それぞれ次の意味を持ちます。
- N:振る個数。1個のときは省略して d6 と書くこともあります。
- d:ダイス(dice / die)の頭文字。大文字で 2D6 と書いても意味は同じです。
- X:サイコロの面数。6面なら6、20面なら20です。
- +M:出た合計に足す(または引く)固定値。2d6+3 なら合計に3を足します。
つまり 2d6 は「6面ダイスを2個振って合計する」という指示です。読み方は「ツーディーシックス」「にディーろく」など複数ありますが、意味は同じです。
| 記法 | 意味 | 出る範囲 | よくある用途 |
|---|---|---|---|
| 1d6 | 6面を1個 | 1〜6 | 移動マス数、汎用の抽選 |
| 2d6 | 6面を2個の合計 | 2〜12 | 判定の基本。多くのボードゲームやTRPG |
| 3d6 | 6面を3個の合計 | 3〜18 | 能力値の決定、山なりの分布がほしいとき |
| 2d6+3 | 6面2個の合計に3を加算 | 5〜15 | 修正値つきの判定 |
| 1d20 | 20面を1個 | 1〜20 | 成功・失敗の判定(D20系のルール) |
| 1d100 / d% | 100分率 | 1〜100 | 確率表、ランダム表の参照 |
| 4d6b3 | 4個振って高い3個の合計 | 3〜18 | 能力値をやや高めに決める |
| d66 | 6面2個を十の位と一の位で読む | 11〜66(36通り) | ランダム表の項目選び |
なぜ1d12ではなく2d6なのか
1d12(1〜12)と2d6(2〜12)は、出る数の幅がほとんど同じです。それでも2d6が広く使われるのは、出方の偏り方が違うからです。
- 1個振り(1d6や1d20)は、どの目も同じ確率です。運の要素が大きく、極端な結果が出やすくなります。
- 2個以上を合計すると、真ん中の値が出やすい山なりの分布になります。2d6では合計7がいちばん出やすく、2と12はもっとも出にくい目です。
- 山なりの分布では「たいてい平均くらい、ときどき大きく外れる」という結果になり、修正値(+2など)の重みが効きやすくなります。
逆に、実力差より一発の運を効かせたい場面では1d20のような1個振りが向いています。ルールがどちらを採用しているかで、修正値1点の意味がまったく変わります。合計ごとの確率や期待値は別記事にまとめています。
多面体ダイスの種類と使いどころ
TRPG用のダイスセットは、d4・d6・d8・d10・d10(十の位用)・d12・d20の7個組で売られていることが多く、これで大半の記法に対応できます。
| ダイス | 形 | 出る目 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| d4 | 正四面体 | 1〜4 | 小さいダメージ、細かい抽選 |
| d6 | 正六面体 | 1〜6 | もっとも一般的。複数個振りの基本 |
| d8 | 正八面体 | 1〜8 | 武器ダメージなど中間の幅 |
| d10 | 十面体 | 0〜9 または 1〜10 | 10段階の判定、d100の一の位 |
| d12 | 正十二面体 | 1〜12 | 大きめのダメージ |
| d20 | 正二十面体 | 1〜20 | 成功判定の中心。D20系ルールの主役 |
| d100 | d10を2個 | 1〜100 | パーセント判定、ランダム表 |
- d100は専用の百面体ではなく、色違いのd10を2個使い、片方を十の位、もう片方を一の位として読むのが一般的です。00と0の組み合わせは100として扱います。
- d10には0〜9表記と1〜10表記があります。0を10として読むルールが多いですが、卓ごとに確認しておくと安全です。
- d66は専用のダイスではなく、6面2個を「先に読むほうが十の位」と決めて読む方法です。振る前にどちらが十の位かを決めておきます。
6面ダイス1個で複数個振りを再現する手順
手元に実物のダイスがなくても、6面ダイスを1個振れる環境があれば 2d6 や 3d6 は再現できます。1個を複数回振っても、複数個を同時に振っても、確率は同じです。
- 1
必要な回数を先に決める
2d6なら2回、3d6なら3回と、振る回数を先に宣言してから始めます。あとから回数を足すと、結果を見てから増やしたように見えてしまいます。
- 2
1回ずつ振って出目を控える
ブラウザのダイスツールは1回のボタンで6面ダイスを1個振り、結果を数字で表示します。1回ごとに出目をメモしてください。
- 3
合計して修正値を足す
控えた出目を合計し、2d6+3のような修正値があれば最後に足します。引き算の修正(−1など)も同じタイミングで処理します。
- 4
d66やd100は桁の役割を決めておく
1回目を十の位、2回目を一の位と決めてから振ります。振ってから桁を決めると、結果を選んでいることになってしまいます。
1〜6以外の目が必要な場面では、ルーレットツールに選択肢を1行ずつ入力すると、その数だけ等分されたルーレットになります。d4なら4項目、d20なら20項目といった具合に、面数の違うダイスの代わりとして使えます。
卓ごとに確認しておきたいローカルルール
記法は共通でも、その扱いはルールや卓によって差があります。始める前に次の点をそろえておくと、途中で止まりません。
- 振り直しの可否:ダイスが机から落ちた(コックダイス)ときに振り直すか、そのまま採用するか。
- クリティカル/ファンブル:1d20で20が出たら自動成功、1なら自動失敗とするかはルール次第です。
- ゾロ目の扱い:2d6のゾロ目に特別な意味を持たせるルールもあります。採用するかを先に決めます。
- 端数の処理:ダメージが半分になるとき、切り上げか切り捨てか。ルールブックの記載を優先します。
- オンラインでの宣言方法:出目をどこに記録するか(チャットに書く、共有メモに残す)を統一します。
順番決めや担当決めのように、判定ではなく人を選ぶ場面では、ダイスよりあみだくじやルーレットのほうが説明が簡単です。同点になったときの処理を考えなくて済むぶん、進行が止まりません。
よくある質問
- 2d6とはどういう意味ですか?
- 6面のサイコロを2個振って、出た目を合計するという意味です。dはダイスの頭文字で、前の数字が個数、後ろの数字が面数を表します。2d6の結果は2〜12の範囲になり、合計7がもっとも出やすくなります。2d6+3のように後ろに数字が付く場合は、合計にその値を足します。
- ダイスが1個しかなくても2d6や3d6は振れますか?
- 振れます。1個のダイスを2回振って合計すれば2d6と同じ結果になり、確率も変わりません。ブラウザのダイスツールは6面ダイスを1個ずつ振る仕様なので、必要な回数を先に決めてから1回ずつ振り、出目を合計してください。振ってから回数を増やさないことだけ守れば問題ありません。
- 4d6b3のような記法はどう読みますか?
- 6面ダイスを4個振り、そのうち出目の高い3個だけを合計するという意味です。同じ操作を kh3(keep highest 3)や dl1(drop lowest 1)と書くルールもあります。能力値を決めるときなど、平均をやや高めに寄せたい場面で使われます。表記はルールごとに異なるため、初出時は説明を確認してください。
- d100は100面のサイコロを使うのですか?
- 通常はd10を2個使います。色違いの2個を用意し、片方を十の位、もう片方を一の位として読む方法が一般的です。0と0の組み合わせは100として扱います。振る前にどちらを十の位にするかを決めておくのが、結果でもめないためのコツです。
この記事で紹介したツール
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