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フラッシュ暗算の秒数と口数の決め方|1口あたりの秒数早見表

「2桁10口を5秒」と言われても、1つの数字がどれくらいの速さで出るのかはすぐにはピンときません。フラッシュ暗算の難しさは、全体の秒数を口数で割った「1口あたりの秒数」でほぼ決まります。この記事では、1口あたりの秒数の出し方と早見表、速さの段階ごとの目安、自分に合った条件の決め方をまとめます。

1口あたりの秒数=全体の秒数÷口数

フラッシュ暗算の条件は、ふつう「桁数・口数・秒数」の3つで表します。このうち秒数は、全部の数字を出し終えるまでの時間を指すのが一般的です。1つの数字が出ている時間の長さを知りたいときは、全体の秒数を口数で割ります。

口数が違う条件どうしを比べるときも、1口あたりに直すと速さを同じものさしで並べられます。「1桁10口3秒」と「2桁15口5秒」はどちらも1口0.3秒前後で、表示の速さはほぼ同じです。違いは桁数と、合計を持ち続ける長さにあります。

1口あたりの秒数早見表(3口〜30口 × 2〜15秒)

よく使う口数と全体の秒数の組み合わせを、1口あたりの秒数にしました。小数第3位を四捨五入しています。

口数\全体2秒3秒5秒8秒10秒15秒
3口0.67秒1秒1.67秒2.67秒3.33秒5秒
5口0.4秒0.6秒1秒1.6秒2秒3秒
10口0.2秒0.3秒0.5秒0.8秒1秒1.5秒
15口0.13秒0.2秒0.33秒0.53秒0.67秒1秒
20口0.1秒0.15秒0.25秒0.4秒0.5秒0.75秒
30口(3秒に引き上げ)0.1秒0.17秒0.27秒0.33秒0.5秒

このサイトのフラッシュ暗算ツールでは、端末の画面の書き換えが追いつくように、1口0.1秒より速い設定にはならないようにしています。30口を2秒にしようとすると1口約0.067秒になるため、全体の秒数が3秒(1口0.1秒)に引き上げられます。設定欄の下には「1口あたり◯秒」が表示されるので、表を見なくても確認できます。

速さの段階ごとの目安

1口あたりの秒数で、おおよそ次のように段階を分けて考えると、今どのあたりを練習しているのかが整理しやすくなります。あくまで練習の目安で、検定の級や段とは対応していません。

1口あたり感覚向いている練習
2秒〜1秒数字を読んでから落ち着いて足せる始めたばかり・桁を上げた直後
1秒〜0.6秒読むと間に合わず、見てすぐ足す必要があるリズムを作る段階
0.6秒〜0.3秒数字を形で捉えないと追いつかない中級。珠算式暗算が効いてくる
0.3秒〜0.2秒一瞬しか見えない上級。見落としとの勝負
0.2秒未満残像に近いトップレベルの練習

数字は1口の間ずっと出ているわけではありません。このツールでは1口の間隔のうち約72%を表示、残りを空白にしているため、1口0.5秒なら数字が見えているのは約0.36秒です。空白があることで、同じ数字が続いたように見えることもありません(そもそも直前と同じ数字は出しません)。

自分に合った条件の決め方

  1. 1

    桁数を決める

    1桁10口を1口0.3秒前後で安定して正解できるまでは1桁で練習します。そろばん教室で目標が決まっている場合はその桁数に合わせます。

  2. 2

    1口あたりの秒数を決める

    10問中7〜8問正解できる速さを探します。全問正解なら速すぎず遅すぎずではなく「遅すぎ」の合図です。

  3. 3

    口数を決めて全体の秒数を出す

    1口あたりの秒数に口数を掛けたものが全体の秒数です。1口0.4秒で10口なら4秒、15口なら6秒と入力します。

桁数を上げたら、1口あたりの秒数はいったん1秒以上に戻すのが無難です。同じ0.5秒でも、2桁や3桁では読み取る量が増えるので、1桁のときの感覚では間に合いません。上げる順番の考え方はフラッシュ暗算の練習方法で詳しく書いています。

レベル挑戦20段階の1口あたり秒数

ツールのレベル挑戦は、たし算のみの問題を次の20段階で出します。1口あたりの秒数を並べると、桁数を上げるところで一度ゆっくりに戻しているのが分かります。

レベル条件1口あたり
1〜21桁3口 6秒 / 4秒2秒 / 1.33秒
3〜51桁5口 6秒 / 4秒 / 3秒1.2秒 / 0.8秒 / 0.6秒
6〜81桁10口 6秒 / 4秒 / 3秒0.6秒 / 0.4秒 / 0.3秒
9〜112桁3口 5秒、2桁5口 6秒 / 4秒1.67秒 / 1.2秒 / 0.8秒
12〜132桁10口 8秒 / 6秒0.8秒 / 0.6秒
14〜152桁15口 8秒 / 5秒0.53秒 / 0.33秒
16〜173桁5口 6秒、3桁10口 8秒1.2秒 / 0.8秒
18〜203桁15口 10秒 / 5秒 / 3秒0.67秒 / 0.33秒 / 0.2秒

よくある質問

フラッシュ暗算の秒数は1口あたりですか、全体ですか?
一般的には全部の数字を出し終えるまでの全体の秒数で言います。1口あたりの秒数は、全体の秒数を口数で割って求めます。2桁10口5秒なら1口0.5秒です。教室によって言い方が違うことがあるので、条件を聞いたときは確認しておくと安心です。
1口0.5秒はどれくらいのレベルですか?
1桁なら、数字を読み上げる余裕はなく、見てすぐ足す必要がある速さです。中級の入り口くらいと考えてください。2桁や3桁で1口0.5秒になると、読み取る量が増えるぶんかなり難しくなります。
とても速い設定にすると数字が表示されないのはなぜですか?
画面の書き換えには端末ごとに限界があり、極端に速いと数字が表示されないまま次に進むことがあります。そのためフラッシュ暗算ツールでは1口0.1秒より速くならないよう、全体の秒数を自動で引き上げています。
検定と同じ秒数で練習できますか?
できます。自由に設定で、桁数(1〜4桁)・口数(2〜30口)・秒数(0.5〜60秒)を組み合わせられます。検定の条件は団体や級によって違うため、受検する団体が公開している条件を確認してから入力してください。

この記事で紹介したツール

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