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白地図を都道府県ごとに色分けする方法|授業・資料・エリア地図

授業のプリント、自由研究、社内資料の対応エリア、旅行の「行きたい県」リストなど、日本の白地図を都道府県ごとに色分けしたい場面は意外と多くあります。ところが、紙に塗るときれいに仕上がらず、Excel や PowerPoint では地図の図形を用意するところから手間がかかります。この記事では、白地図を都道府県ごとに色分けする方法の比較と、無料のツールで色分け地図を作って画像にする手順、伝わる地図にするための色と凡例の決め方をまとめます。

白地図を色分けする方法の比較

都道府県の色分け地図を作る方法は、大きく 4 つあります。使う場面と、作ったあとどう使うかで選ぶのが近道です。

方法向いている場面注意点
紙の白地図に手で塗る授業中の作業、小さい子の学習小さな県が塗りにくい。直しにくく、資料に貼るにはスキャンが要る
Excel・PowerPoint の図形社内資料に組み込みたいとき47 県の図形を用意する手間がかかる。Excel のマップグラフは県名の認識がうまくいかないことがある
画像編集アプリで白地図を塗るデザインにこだわりたいとき白地図の素材探しと、県ごとの塗りつぶしに時間がかかる
色分け専用のツールすぐに画像にしたい、何度も作り直したい細かいデザインの調整には限界がある

「何色かのグループに分けて塗りたい」「凡例つきの画像がほしい」という目的なら、専用ツールがいちばん早く仕上がります。ここからは、行った都道府県マップの「色分け地図」を使った手順を紹介します。

色分け地図を作る手順

  1. 1

    「色分け地図」を選ぶ

    ツールを開き、モードを「色分け地図」に切り替えます。最初は A・B・C の 3 色のグループが用意されています。

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    グループ(凡例)の名前と色を決める

    グループの名前を「対応中」「準備中」のように書きかえ、色を 12 色から選びます。「ほかの色を選ぶ」でカラーピッカーから好きな色も使えます。グループは最大 8 つまで増やせます。

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    色を選んで県を押す

    塗りたいグループを選び、地図の都道府県を押します。同じ色でもう一度押すと元に戻ります。小さな県は地図の下の「一覧から選ぶ」から塗ると確実です。

  4. 4

    見出しとひとことを入れる

    画像の見出し(「対応エリア」など)と、ひとこと(「2026 年 10 月時点」など)を入れます。どちらも画像の左上に入ります。

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    PNG か SVG で保存する

    「画像(PNG)で保存」か「SVG で保存」を押します。凡例と各グループの県の数も画像に入ります。

よく使う組み合わせは、最初から選べるひな形(「3 色(A・B・C)」「好き・行きたい」「出店・対応エリア」「あり・なし」)から始めると、名前を書く手間が省けます。

用途別の色分けの例

用途グループの例ポイント
授業・自由研究(地方区分)北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州沖縄の 8 グループグループの上限 8 つにちょうど収まる。となりの地方は似た色を避ける
出店・対応エリア対応中・一部対応・準備中対応中を濃い色、準備中を薄い色にして、広がりを表す
アンケート結果あり・なしどちらかに意味の偏りがない色(青と橙など)を選ぶ
好き・行きたいマップ大好き・好き・行ってみたい・よく知らない「よく知らない」は灰色にして目立たせない
家族・友人の出身地人の名前ごとのグループ人数が多いときは 8 人までにしぼるか、地方ごとにまとめる

地方区分の 8 グループで塗ると、教科書の地方区分の図と同じものが作れます。どの県がどの地方に入るかは行った都道府県マップの作り方の地方の表を参考にしてください(三重県は近畿・中部のどちらに入れるかが資料によって分かれます)。

伝わる色分けにする色の選び方

  • 色の数は少なめに:グループが 5〜6 を超えると、凡例と地図を何度も見比べないと読めなくなります。似た意味のグループはまとめましょう。
  • 意味に順番があるなら濃さで表す:「対応中→一部対応→準備中」のように段階があるときは、同じ系統の色の濃い→薄いで並べると、色だけで順番が伝わります。
  • 順番のないグループは、はっきり違う色に:地方区分や人の名前など、上下のないグループは、赤・青・黄・緑のように色相の違う色を使います。
  • 赤と緑だけで区別しない:赤と緑の見分けがつきにくい人は少なくありません。赤と緑を使うなら明るさを大きく変えるか、青と橙の組み合わせにすると、誰にでも区別しやすくなります。
  • 塗っていない県との区別:塗っていない県は薄い灰色になります。グループの色に薄い灰色を使うと区別がつかないので避けましょう。

小さな県や島をきれいに塗るコツ

日本地図の色分けでつまずきやすいのが、東京都・神奈川県・大阪府・香川県のような面積の小さい都府県です。スマホの画面では指より小さく、となりの県を塗ってしまいがちです。

  • 地図の下の「一覧から選ぶ」を使う:都道府県が地方ごとに並んでいて、名前を押すだけで今選んでいるグループの色に塗れます。47 都道府県をまとめて塗るときは、地図より一覧のほうが速いこともあります。
  • 塗ったあとに一覧で確かめる:一覧は地図と同じ色で並ぶので、塗り漏れや塗り間違いを見つけやすくなります。
  • パソコンなら県に指・マウスを乗せる:押す前に県名が出るので、塗る県を確かめられます。
  • 沖縄県は右下の枠:沖縄県は本来の位置ではなく、地図の右下の枠に 1.6 倍で入れています。教科書の地図と同じ配置です。

なお、画像にするときに小さな県の色が見えにくい場合は、その県のグループに濃い色を選ぶと目立ちます。薄い黄色や水色は、小さな県では塗っていない県と見分けにくくなります。

保存する前のチェックリスト

  • 見出しだけで何の地図か分かるか(「対応エリア」より「〇〇サービスの対応エリア」)
  • 凡例のグループ名に、塗った意味がそのまま書かれているか(「A」「B」のままになっていないか)
  • 塗っていない県(薄い灰色)が「対象外」なのか「未定」なのか、ひとことで説明しているか
  • 似た色のグループが並んでいないか、白黒印刷でも区別できるか
  • 時点(〇年〇月時点)が入っているか

この 5 つを確かめてから保存すると、資料に貼ったときや SNS で広まったときにも、意図どおりに読んでもらえる地図になります。

作った地図を資料に使うときのコツ

  • スライドや SNS には PNG:そのまま貼り付けられます。画像は縦長で、見出し・凡例が左上に入ります。
  • 印刷や拡大には SVG:拡大しても線がぼやけず、Illustrator などのソフトで色や文字を後から直すこともできます。
  • 県名を入れるかどうか:「県名を地図に表示する」をオンにすると、画像にも県名が入ります。地理の学習用や、地図に慣れていない人向けの資料ならオンがおすすめです。
  • 日付を入れる:出店エリアや対応エリアは変わっていくので、ひとことに時点を書いておくと、古い地図が使われ続けるのを防げます。
  • 地図の出典:地図の境界は国土地理院「地球地図日本」をもとにした jpn-atlas(BSD-3-Clause)を簡略化したものです。小さな島や小笠原諸島・大東諸島は省き、沖縄県は右下の枠に拡大して入れています。正確な形が必要な資料では、この点を書き添えてください。

作った色分けは「この地図の URL をコピー」でリンクにでき、開いた人も同じ地図を見られます。県ごとの数値(人口・売上など)の大きさで自動的に色分けしたいときは、「数値で塗る」で階級区分図を作れます。手順は階級区分図の作り方で解説しています。

よくある質問

日本の白地図を無料で色分けできますか?
できます。行った都道府県マップの「色分け地図」なら、登録なしで、グループの名前と色を決めて都道府県を押すだけで塗れ、凡例つきの PNG・SVG 画像で保存できます。
何色まで使えますか?
グループは最大 8 つで、色は 12 色から選ぶか、カラーピッカーで自由に決められます。地方区分(8 地方)もちょうど 8 グループで塗り分けられます。
色分けした地図を Word や PowerPoint に貼れますか?
「画像(PNG)で保存」した画像をそのまま貼り付けられます。印刷して大きく使う場合や、あとで色を直したい場合は「SVG で保存」がおすすめです。
塗り間違えたらどうすればいいですか?
同じ色を選んだままもう一度その県を押すと、塗る前に戻ります。別のグループの色を選んで押せば、その色に塗り替わります。

この記事で紹介したツール

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