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なろうのルビの振り方|縦棒|の使い方・傍点・括弧が勝手にルビになるときの対処

小説家になろうでは、本文に「|漢字《かんじ》」と書くだけでルビ(ふりがな)が振れます。ところが、縦棒(|)を省いたらルビの位置がずれた、送りがなまで含めたら《》がそのまま表示された、「彼(かれ)」と書いた括弧がふりがなに化けた、という失敗がとても多い書き方でもあります。この記事では、なろうのルビの3つの書き方と親文字になる範囲、縦棒が必要になる場面、専用の書き方がない傍点の振り方、括弧や《》が意図せずルビになるときの直し方までをまとめます。

なろうのルビの書き方は3通り

小説家になろうでは、ルビを振る文字(親文字)と読みを記号で区切って本文に書きます。書き方は3通りあり、どこまでが親文字になるかがそれぞれ違います。ルビが思った位置に振られないときは、ほとんどがこの「親文字になる範囲」の勘違いです。

書き方例親文字になる範囲
縦棒+二重山括弧|黄昏《たそがれ》縦棒から《 までの文字(ひらがな・カタカナ・英字でもよい)
二重山括弧だけ黄昏《たそがれ》《 の直前に続いている漢字すべて
丸括弧(全角・半角)黄昏(たそがれ)/黄昏(たそがれ)括弧の直前に続いている漢字すべて。中身がひらがな・カタカナだけのとき

縦棒は全角の「|」でも半角の「|」でもかまいません。ただし、見た目が似ている罫線の「│」やアルファベットの「l」は縦棒として扱われず、そのまま本文に表示されます。IME で「たてぼう」と入力して変換すると全角の縦棒が出せます。全角と半角の違いは全角と半角の違いで解説しています。

縦棒(|)を省くとルビがずれる3つのパターン

縦棒なしの「漢字《かんじ》」は手軽ですが、《 の直前に続く漢字をまとめて親文字にするという決まりがあるため、次の3つの場面では思ったとおりになりません。

やりたいこと縦棒なし(失敗)縦棒あり(正しい)
続いている漢字の途中から振る東京都庁《とちょう》 → 「東京都庁」全体に「とちょう」東京|都庁《とちょう》
送りがなごと振る魔法使い《まほうつかい》 → ルビにならず《》が残る|魔法使い《まほうつかい》
カタカナ・ひらがな・英字に振るドラゴン《竜》 → ルビにならず《》が残る|ドラゴン《竜》

2つ目と3つ目は、《 の直前が「い」「ン」のように漢字ではないため、親文字が見つからずにルビになりません。読者には「魔法使い《まほうつかい》」がそのまま見えてしまうので、投稿後に気づきにくい失敗です。逆にカタカナ語に漢字を振る「逆ルビ」や、キャラクターの技名・当て字(|魔導書《グリモワール》)を多用する作品ほど、縦棒を毎回つけておくのが安全です。

  • 人名は姓と名を分けたいことが多い:「山田太郎《やまだたろう》」は4文字全体に振られます。姓と名に別々に振るなら「山田《やまだ》太郎《たろう》」と書きます。
  • 漢字が連続する熟語の一部だけに振りたいとき:「最強|剣聖《けんせい》」のように、振りたい語の直前に縦棒を入れます。
  • 数字や記号に振るとき:「|100《ひゃく》」のように縦棒が必要です。

なろうで傍点を振る方法

小説家になろうには、カクヨムの《《傍点》》のような傍点(圏点)専用の書き方がありません。そのため、強調したい文字に1文字ずつ「・」のルビを振って傍点に見せる書き方が広く使われています。

  1. 1

    強調したい語を決める

    例として「読める」の3文字に傍点を振るとします。

  2. 2

    1文字ずつ縦棒と《・》をつける

    「|読《・》|め《・》|る《・》」と書きます。ひらがなにも振るので、縦棒は必ずつけます。

  3. 3

    プレビューで点の位置を確かめる

    縦書きでは字の右、横書きでは字の上に点が並んでいれば完成です。

「|読める《・・・》」のようにまとめて振る書き方もありますが、親文字と点の数がずれると点の位置が字の真上からずれます。1文字ずつ振るほうが、どの環境でも字と点が1対1で並びます。黒いゴマ点に近い見た目にしたいときは、「・」の代わりに「﹅」(ゴマ点の記号)を使う人もいます。

括弧が勝手にルビになるときの原因と直し方

なろうでは、漢字の直後の「(かな)」「(かな)」もルビとして扱われます。ふりがなを手軽に振れる反面、括弧のまま見せたい文まで変わってしまうことがあります。条件は「括弧の直前が漢字」で「括弧の中身がひらがな・カタカナだけ」のときです。

本文表示理由
彼(かれ)は言った「彼」に「かれ」のルビ漢字の直後で、中身がひらがなだけ
鈴木(スズキ)課長「鈴木」に「スズキ」のルビ中身がカタカナだけでもルビになる
佐藤(32)は括弧のまま中身が数字なのでルビにならない
それ(あれ)括弧のまま括弧の直前がひらがななのでルビにならない

括弧のまま見せたいときは、括弧の種類を〔〕や【】に変える、括弧の前に読点や別の語をはさむ、文を組み替えて括弧を使わない、のいずれかで直します。同じように、ルビのつもりではない《》(作中の書名や二つ名など)も、漢字のすぐ後ろにあるとルビとして読まれます。こちらは〈〉や『』に置き換えるのが確実です。

読みやすいルビにするためのコツ

  • 同じ語のルビは初出だけにする:毎回振ると行間が広がり、スマホでは読みにくくなります。章の最初でもう一度振る程度で十分です。
  • 読みを統一する:同じ漢字に「せかい」「ワールド」が混ざると、意図した読み分けなのか表記ゆれなのか読者が迷います。
  • 長すぎるルビを避ける:親文字1〜2文字に6文字を超える読みを振ると、ルビが前後の字にはみ出します。なろうにはルビや親文字の文字数の上限もあり、超えるとルビになりません。上限は公式のヘルプで最新の値を確かめてください。
  • 一般的な漢字には振りすぎない:常用漢字の熟語にまで振ると、かえってテンポが落ちます。難読語・固有名詞・当て字に絞るのが基本です。

投稿前の見直しでは、文章を読み上げて耳で確かめる方法も有効です。やり方は音声読み上げで誤字脱字を見つける校正のコツで紹介しています。

なろうの本文をほかのサイト用に変換する

なろうに投稿した作品をカクヨムや pixiv に転載するときは、ルビと傍点の書き方を相手のサイトに合わせる必要があります。小説のルビ・傍点 変換に本文を貼り付けると、なろうの書き方を自動で見分け、選んだ形式に書き換えます。

  • なろうの「漢字(かな)」の括弧ルビも変換するときは、「なろうの「漢字(かな)」「漢字(かな)」の括弧もルビとして読む」にチェックを入れます。
  • 1文字ずつ「・」を振った傍点は、カクヨムに変換すると《《傍点》》にまとまります。
  • なろうに書き出すときは「縦棒を毎回つける」か「必要なところだけ」かを選べます。

カクヨムの書き方はカクヨムのルビと傍点の書き方、pixiv はpixiv 小説のルビと傍点の振り方、サイトごとの書き方の対応表は小説の転載でルビが崩れるときの直し方にまとめています。

よくある質問

なろうでルビを振るには?
ルビを振りたい文字の前に縦棒「|」を置き、読みを《》で囲んで「|黄昏《たそがれ》」と書きます。親文字がすべて漢字なら縦棒を省いた「黄昏《たそがれ》」や、括弧を使った「黄昏(たそがれ)」でも振れます。
なろうでルビにならず《》がそのまま表示されるのはなぜ?
縦棒を省いたときに、《の直前が漢字ではないためです。「魔法使い《まほうつかい》」のように送りがなで終わる語や、カタカナ・ひらがなに振るときは、「|魔法使い《まほうつかい》」と縦棒をつけてください。《》の閉じ忘れでも記号のまま残ります。
なろうで傍点はどう書きますか?
なろうには傍点専用の書き方がないため、強調したい文字に1文字ずつ「・」のルビを振り、「|読《・》|め《・》|る《・》」と書くのが一般的です。まとめて「|読める《・・・》」と振ると点の位置がずれることがあります。
なろうで括弧をルビにしない方法は?
漢字の直後に、ひらがなかカタカナだけが入った括弧が続くとルビになります。括弧を〔〕や【】に変える、括弧の前に読点などをはさむ、文を組み替える、のいずれかで避けられます。
なろうの縦棒は全角と半角のどちらですか?
全角の「|」と半角の「|」のどちらでもルビになります。罫線の「│」やアルファベットの「l」は縦棒として扱われないので注意してください。

この記事で紹介したツール

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