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犬・猫のおやつは1日何個まで?|10%ルールとささみ・卵の量

喜ぶ顔が見たくて、ついあげてしまうおやつ。でも、体の小さい犬・猫にとって、人間の感覚の「ひとくち」は思った以上のカロリーです。この記事では、おやつは1日のカロリーの10%までという目安の考え方、体重別に何kcalまでならあげてよいか、ささみ・ゆで卵・さつまいも・チーズ・液状おやつなどを1日何個まであげられるかの早見表、おやつをあげたときのフードの減らし方、与えてはいけない食べ物までまとめます。

おやつは「1日のカロリーの10%まで」が目安

犬・猫のおやつやトッピングは、1日に必要なカロリーの10%までに抑えるのが一般的な目安です。主食の総合栄養食は、それだけで必要な栄養がそろうように作られているので、おやつが増えるほど栄養のバランスが崩れ、カロリーもとりすぎになります。

  • 10%まで:ふだんの目安。あげた分は、フードから同じカロリーを減らします。
  • 5%まで:ダイエット中や、太りやすい子の目安。
  • 0%:療法食を食べている子は、おやつをあげてよいか動物病院に確認します。

大事なのは「10%までならフードに足してよい」ではなく、「1日の合計のうち10%まではおやつにしてよい」ということです。おやつをあげたら、その分だけフードを減らして、合計を変えないようにします。

体重別・おやつに使えるカロリー

避妊・去勢済みの成犬(係数1.6)・成猫(係数1.2)の1日のカロリーと、その10%です。

体重1日のカロリーおやつは何kcalまで(10%)ダイエット中(5%)
犬 3kg約255kcal約26kcal約13kcal
犬 5kg約375kcal約37kcal約19kcal
犬 10kg約630kcal約63kcal約31kcal
犬 20kg約1,059kcal約106kcal約53kcal
猫 4kg約238kcal約24kcal約12kcal
猫 5kg約281kcal約28kcal約14kcal

体重4kgの猫がおやつにあてられるのは、1日でわずか24kcalほど。1日の1/10という割合は、1日2,000kcalの人がおやつで200kcal食べるのと同じです。小さなおやつでも、数があると簡単に上限を超えてしまいます。

ささみ・ゆで卵・さつまいもは1日何個まで?

よくあげる食材とおやつを、1日の10%に収めたときに何個まであげられるかの早見表です。食材のカロリーは、日本食品標準成分表(八訂)の100gあたりの値に1個の重さをかけた目安です。

おやつ(1個の量)カロリー犬 5kg(37kcal)犬 10kg(63kcal)猫 4kg(24kcal)
鶏ささみ・ゆで(1本40g)48kcal0.8本1.3本0.5本
ゆで卵(1個50g)67kcal0.6個0.9個0.4個
さつまいも・蒸し(1切れ10g)13kcal2.9切れ4.8切れ1.8切れ
かぼちゃ・ゆで(1切れ10g)8kcal4.7切れ7.9切れ3.0切れ
りんご・皮なし(1切れ20g)11kcal3.4切れ5.7切れ2.2切れ
プロセスチーズ(1かけ5g)16kcal2.3かけ3.9かけ1.5かけ
無糖ヨーグルト(大さじ1・15g)8kcal4.7杯7.9杯3.0杯
かつお節(小袋1つ2.5g)8kcal4.7袋7.9袋3.0袋
液状おやつ(スティック1本14g)約7kcal5.3本9.0本3.4本
  • ささみは高たんぱくで人気ですが、5kgの犬でも1日1本(40g)は上限を超えます。目安は約30gまで、4kgの猫なら約20gまでです。
  • ゆで卵は1個で67kcalと意外に多く、5kgの犬なら半分強が上限です。
  • チーズやかつお節は塩分・ミネラルが多いので、カロリーの上限より少なめにします。猫のかつお節は、尿路結石が心配な子は控えます。
  • ペット用のおやつは製品でカロリーが大きく違います。袋の「1本あたり◯kcal」の表示を優先して計算してください。

おやつをあげたらフードを何グラム減らすか

おやつのカロリーを、フードの100gあたりのカロリーで割れば、減らすグラム数がわかります。

  1. 1

    おやつのカロリーを足す

    5kgの犬にさつまいも2切れ(26kcal)とかぼちゃ1切れ(8kcal)をあげたら、合計34kcalです。

  2. 2

    フードのカロリーで割る

    360kcal/100gのドライなら、34 ÷ 360 × 100 ≒ 9g。その日のフードを約9g減らします。

  3. 3

    あげない日はフードを戻す

    おやつをあげない日は、減らした分のフードを戻して、1日の合計を同じにします。

毎日あげるなら、最初から1日のフードを「おやつの分を引いた量」で決めておくと楽です。ドッグフード・キャットフードの1日の量の計算はドッグフードは1日何グラム?、キャットフードは1日何グラム?で解説しています。

犬・猫に与えてはいけない食べ物

カロリーの量にかかわらず、少量でも中毒を起こす食べ物があります。おやつとして手作りするときや、人の食事を分けるときは特に注意してください。

食べ物犬猫注意すること
玉ねぎ・長ねぎ・にら・にんにく✕✕加熱しても、エキスだけ(スープ・ハンバーグ)でも危険
チョコレート・ココア✕✕カカオに含まれる成分で中毒を起こす
ぶどう・レーズン✕✕少量でも腎臓を傷めることがある
キシリトール入りのガム・お菓子✕✕特に犬で低血糖や肝臓の障害を起こす
アボカド✕✕中毒の原因になる成分を含む
アルコール・コーヒー・緑茶✕✕アルコールとカフェインはどちらも危険
加熱した鶏の骨✕✕縦に割れて喉や腸に刺さる
マカダミアナッツ✕—犬でふらつきや発熱
ユリ科の植物(花・花粉・花瓶の水)—✕猫は少量で急性腎障害を起こす
生のイカ・タコ・エビ・貝—✕ビタミンB1を壊す成分を含む

味つけした人の食べ物(塩分・脂肪が多いもの)も、量が少なくても体に負担がかかります。食べてしまったときは、食べた物・量・時刻をメモして、すぐに動物病院に連絡してください。

うちの子のおやつの上限をツールで計算する

犬・猫のフードの量 計算ツールで体重と暮らし方を入れ、「おやつと水の量」タブを開くと、1日の5%・10%に収めたときに、ささみ・ゆで卵・さつまいもなど15種類のおやつを何個まであげられるかが一覧で出ます。手元のおやつの「1個のカロリー」を入れれば、その製品が1日何個までかも計算できます。減量中のおやつの考え方は犬・猫のダイエット計画もあわせて読んでみてください。

よくある質問

犬のおやつは1日どれくらいまでならあげていいですか?
1日に必要なカロリーの10%までが目安です。体重5kgの避妊・去勢済みの犬なら1日約375kcalなので、おやつは約37kcalまで。ダイエット中は5%(約19kcal)までにし、あげた分はフードを減らしてください。
犬にささみは1日何グラムまであげていいですか?
おやつを1日の10%に収めるなら、ゆでたささみ(121kcal/100g)は体重5kgの犬で約30g、10kgの犬で約52gまでです。1本40gのささみなら、5kgの犬は3/4本ほどが上限です。
猫に液状おやつ(スティック)は1日何本まであげていいですか?
1本約7kcalの製品なら、体重4kgの避妊・去勢済みの猫(1日約238kcal、おやつは約24kcalまで)で1日3本ほどが上限です。製品でカロリーが違うので、袋の表示で計算してください。
ゆで卵は犬に1日何個まであげていいですか?
ゆで卵は1個(50g)約67kcalなので、体重5kgの犬なら1日の10%(約37kcal)に収めるには半分強まで、10kgの犬でも1個弱です。生の卵白は避け、加熱したものをあげてください。
おやつをあげたらフードはどれくらい減らせばいいですか?
おやつのカロリーをフードの100gあたりのカロリーで割った分を減らします。34kcalのおやつをあげたら、360kcal/100gのドライなら約9g減らします。

この記事で紹介したツール

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