卒業見込み・中途退学の履歴書の書き方|在学中や修了見込みの見本
就職活動中の学生は、まだ卒業していない学校をどう書くかで迷います。社会人の転職でも、大学を中退した、社会人大学院に通っている、といった経歴の書き方は悩みどころです。この記事では「卒業見込み」「修了見込み」「在学中」の使い分け、中途退学の書き方と理由の添え方、最終学歴の考え方を、見本とあわせて解説します。
就活中は「卒業見込み」と書く
卒業前の学生が履歴書を書くときは、入学の行の次に、卒業予定の年月で「卒業見込み」と書きます。大学院(修士・博士)は卒業ではなく「修了」なので、「修了見込み」です。2026年10月時点で大学4年生の人の見本は次のとおりです。
| 年 | 月 | 学歴 |
|---|---|---|
| 2020 | 3 | ○○市立○○中学校 卒業 |
| 2020 | 4 | ○○県立○○高等学校 普通科 入学 |
| 2023 | 3 | ○○県立○○高等学校 普通科 卒業 |
| 2023 | 4 | ○○大学 理工学部 情報工学科 入学 |
| 2027 | 3 | ○○大学 理工学部 情報工学科 卒業見込み |
この例は2004年4月2日〜2005年4月1日生まれで、浪人・留年がない人の年月です。卒業見込みの年月は、提出日より後の卒業予定日の月を書きます。和暦なら「令和9年3月」です。
「卒業見込み」と「在学中」の使い分け
どちらも卒業前を表す言葉ですが、伝える内容が少し違います。卒業見込みは「この年月に卒業する予定」、在学中は「今その学校に通っている」という事実だけを示します。
| 状況 | 書き方 | 年月 |
|---|---|---|
| 新卒の就職活動(最終学年) | 卒業見込み/修了見込み | 卒業・修了予定の年月 |
| 大学1〜3年のアルバイト・インターン応募 | 在学中 | 入学の行だけ書き、次の行に「在学中」 |
| 社会人が夜間・通信の大学や大学院に通っている | 在学中(または修了見込み) | 卒業時期が決まっていれば見込みでもよい |
| 留年が決まり卒業時期が延びた | 延びた後の年月で卒業見込み | 新しい卒業予定の年月 |
在学中と書く場合は、「○○大学 経済学部 経済学科 入学」の行の次の行に「現在在学中」と書くか、入学の行の末尾に「(在学中)」と添えます。卒業予定の年月が決まっているなら、卒業見込みのほうが情報は多くなります。
中途退学の書き方と理由の添え方
学校を途中で辞めた場合は、入学の行の次に、退学した年月で「中途退学」と書きます。「中退」と略さず、「退学」だけにもしないのが一般的です。退学の理由は必須ではありませんが、前向きな理由や、やむを得ない事情なら一言添えると誤解を防げます。
| 理由 | 書き方の例 |
|---|---|
| 進路変更 | ○○大学 文学部 英文学科 中途退学(○○専門学校への進学のため) |
| 就職 | ○○大学 経済学部 経済学科 中途退学(株式会社○○への就職のため) |
| 家庭の事情・経済的理由 | ○○大学 法学部 法律学科 家庭の事情により中途退学 |
| 病気(現在は回復) | ○○大学 工学部 機械工学科 病気療養のため中途退学(現在は完治) |
| 理由を書かない | ○○大学 商学部 商学科 中途退学 |
「一身上の都合により」は退職の理由でよく使う言い回しで、学歴には使わないのが一般的です。理由を書かない場合でも、面接で聞かれたときに説明できるように準備しておきましょう。大学院の博士後期課程で、必要な単位を取って論文を出さずに退学した場合は「単位取得満期退学」と書きます。
中退したときの最終学歴は?
最終学歴は、卒業した学校のうち最も上の段階のものです。大学を中途退学した場合、最終学歴は高校卒業(高卒)になります。応募要件の「大卒以上」には当てはまりませんが、学歴欄には大学の入学と中途退学を書きます。
- 大学を中退:最終学歴は高等学校卒業。履歴書には大学の入学・中途退学まで書く
- 大学を中退して専門学校を卒業:最終学歴は専門学校卒業(専門士)
- 大学院を中退:最終学歴は大学卒業。大学院の入学・中途退学も書く
- 高校を中退して高卒認定に合格:最終学歴は中学校卒業。認定試験の合格は学歴欄の最後か資格欄に書く
卒業見込みで内定後に卒業できなかったら
内定は「卒業すること」を条件にしているのが一般的で、卒業できなければ内定が取り消されることがあります。卒業が危ういと分かった時点で、できるだけ早く採用担当者に連絡し、卒業の見込み時期を伝えて相談しましょう。会社によっては、入社時期を遅らせたり、9月卒業後に入社を認めたりすることもあります。
- 1
卒業に必要な単位を確認する
最終学年の前期が終わった段階で、残りの単位と履修計画を学務の窓口で確認します。
- 2
危ういと分かったらすぐに連絡する
成績発表を待たずに、可能性がある段階で採用担当者に連絡します。黙っていて3月に発覚するのがいちばん印象を悪くします。
- 3
新しい卒業予定で書き直す
卒業が延びたら、以降に出す履歴書は延びた後の年月で「卒業見込み」と書きます。
浪人・留年で卒業年がずれたときの書き方は浪人・留年・休学は履歴書にどう書く?、学歴欄全体の書き方は履歴書の学歴欄の書き方で解説しています。履歴書の学歴計算(入学・卒業年)では、作成日より後の卒業を自動で「卒業見込み」にし、中途退学の年月も反映して学歴欄を組み立てられます。
よくある質問
- 卒業見込みの年月はいつを書けばよいですか?
- 卒業する予定の年月を書きます。4月入学・3月卒業の大学なら、最終学年の翌年3月です。2026年度の大学4年生なら「2027年3月」、和暦なら「令和9年3月」に「卒業見込み」と書きます。
- 大学院は「卒業見込み」ですか?
- 大学院は卒業ではなく「修了」なので、「修了見込み」と書きます。修了した後は「修了」です。博士後期課程を論文提出前に退学した場合は「単位取得満期退学」と書きます。
- 大学3年生のインターン応募は卒業見込みと書けますか?
- 卒業見込みは一般に、卒業の見通しが立つ最終学年から使います。大学3年生までなら「在学中」と書くのが無難です。入学の行の次の行に「現在在学中」と書きます。
- 中途退学の理由は書かなければいけませんか?
- 必須ではありません。進路変更や就職など前向きな理由、病気や家庭の事情などやむを得ない理由なら、「○○のため中途退学」と一言添えると誤解を防げます。書かない場合も、面接で説明できるようにしておきましょう。
- 大学を中退したら最終学歴は何になりますか?
- 高校卒業です。最終学歴は卒業した学校のうち最も上の段階で数えます。ただし履歴書の学歴欄には、大学の入学と中途退学の行も省略せずに書きます。
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