使い方ガイド公開日 読了目安 約9分

特定記録・簡易書留・レターパックどれが安い?重さ別の料金比較と選び方

大事な書類を送るとき、「届いたことを確かめたい」「手渡しで受け取ってほしい」「急いで届けたい」といった希望に合わせて、郵便にはいくつもの送り方があります。ところが、特定記録・簡易書留・速達・レターパックライト・レターパックプラス・スマートレターは料金の決まり方がそれぞれ違い、どれが安いかは重さと大きさで入れ替わります。この記事では、2024年10月改定の料金(2026年10月時点も同じ)で、それぞれのサービスの違い、重さ別の料金比較表、追跡つきでいちばん安い送り方が入れ替わる境目、補償や土日配達の違い、目的別の選び方をまとめます。

6 つの送り方の違い

特定記録・簡易書留・一般書留・速達は、定形郵便や定形外郵便の料金に「上乗せ」するオプションです。一方、レターパックとスマートレターは専用の封筒を買えば切手がいらない定額のサービスで、重さで料金が変わりません。まずは特徴を並べます。

送り方料金追跡受け取り補償土日・休日の配達
特定記録基本料金+210円あり郵便受けなしなし
簡易書留基本料金+350円あり対面(受領印)5万円まであり
一般書留基本料金+480円あり対面(受領印)10万円まで(増額可)あり
速達基本料金+300円〜なし(書留などと併用可)郵便受けなしあり
スマートレター210円なし郵便受けなしなし
レターパックライト430円あり郵便受けなしあり
レターパックプラス600円あり対面(受領印)なしあり

速達の加算は重さで変わり、250g まで 300円、1kg まで 400円、4kg まで 690円です。特定記録・簡易書留・一般書留はどれか 1 つだけ付けられ、速達とは組み合わせられます(例:速達+簡易書留)。レターパックやスマートレターには、これらのオプションは付けられません。

重さ別の料金比較表

定形郵便(長3 の封筒など)と定形外郵便(規格内:角2 など)に、それぞれのオプションを付けたときの合計です。右の 2 列は、同じ中身を定額サービスで送ったときの料金です。

区分・重さ基本+特定記録+簡易書留+速達レターパックライトレターパックプラス
定形 50g まで110円320円460円410円430円600円
規格内 50g まで140円350円490円440円430円600円
規格内 100g まで180円390円530円480円430円600円
規格内 150g まで270円480円620円570円430円600円
規格内 250g まで320円530円670円620円430円600円
規格内 500g まで510円720円860円910円430円600円
規格内 1kg まで750円960円1,100円1,150円430円600円

この表から、追跡をつけたいときの答えがはっきりします。100g まで(角2 に A4 なら 21 枚まで)は特定記録がいちばん安く、150g を超えるとレターパックライトの 430円のほうが安くなります。郵便受けに届けばよい書類で、厚さが 3cm 以内なら、重い物ほどレターパックライトが得です。

安い送り方が入れ替わる境目

  • 追跡したい(郵便受けでよい):100g までは特定記録(320〜390円)、100g を超えたらレターパックライト(430円)
  • 対面で受け取ってほしい:100g までは簡易書留(460〜530円)、100g を超えたらレターパックプラス(600円)。ただし補償がほしいなら重さにかかわらず簡易書留
  • 急ぎたい:50g までの定形なら速達(410円)。それより重いと速達は 440円以上になり、土日も配達されるレターパックライト(430円)が候補になる
  • 追跡はいらない・とにかく安く:小さい物なら 100g を超えたあたりからスマートレター(210円)が定形外より安い

スマートレターは A5 サイズ(25×17cm)・厚さ 2cm・1kg までなら 210円です。定形外の規格内は 100g を超えると 270円になるので、A5 に収まる小物や冊子なら 101g〜1kg の範囲でスマートレターのほうが安くなります。追跡や速さを求めない物で、大きさが合えば覚えておきたい選択肢です。

目的別のおすすめ

送りたい物おすすめ料金の目安理由
応募書類・出願書類(角2・100g まで)定形外+特定記録350〜390円追跡でき、レターパックより安い。締め切りが近ければ速達を併用
請求書・納品書(長3・50g まで)定形郵便(必要なら+特定記録)110円(320円)通常は記録不要。重要な請求なら特定記録
契約書の原本・印鑑証明簡易書留460〜530円対面受け取りと 5万円までの補償
商品券・チケット簡易書留460円〜補償つき。レターパックは補償がない
厚めの書類・本(150g〜4kg・厚さ 3cm 以内)レターパックライト430円重くても定額で追跡つき
厚さのある物(3cm 超)レターパックプラス600円厚さの制限がなく、手渡しで追跡つき
小物・冊子(A5 以内・2cm 以内)スマートレター210円100g を超える物なら定形外より安い
現金現金書留—現金はほかの方法では送れない

応募書類は、180円の定形外に特定記録を付けて 390円で送るのが、追跡がついていちばん安い方法です。書類一式の重さの見積もり方は角2封筒の切手代はいくら?で、長3 に入る枚数は定形郵便は A4 何枚まで?で計算しています。

具体例で比べる:3 つのケース

  1. 1

    ケース 1:応募書類を角2 で(約 53g)、届いたか確認したい

    定形外 規格内 100g まで 180円+特定記録 210円=390円。レターパックライト(430円)より 40円安い。締め切りが迫っていて速達も付けると 180+300+210=690円で、この場合は土日も配達されるレターパックライトのほうが 260円安い。

  2. 2

    ケース 2:契約書 2 部を長3 で(約 30g)、手渡しで確実に

    定形 110円+簡易書留 350円=460円。レターパックプラス(600円)より 140円安く、5万円までの補償も付く。返送用に同じ料金分の切手を貼った封筒を同封しておくと、相手の手間が減る。

  3. 3

    ケース 3:資料の束を角2 で(約 300g・厚さ 2cm)、追跡したい

    定形外 規格内 500g まで 510円+特定記録 210円=720円。レターパックライトなら 430円で 290円安い。重い書類ほど定額サービスの得が大きくなる。

このように、軽い書類はオプション、重い書類は定額サービスと覚えておくとほぼ外しません。境目の重さで迷ったときは、郵便料金 計算ツールに封筒と紙の枚数を入れると、オプションを付けた料金と、スマートレター・レターパックライト・プラスの料金を並べて、いちばん安い送り方と追跡つきでいちばん安い送り方を表示します。

出し方と、ポストに入れてよいもの

  • 特定記録・簡易書留・一般書留は、郵便局の窓口で差し出す(受領証が出て、そこに追跡番号が書かれている)
  • 速達だけなら、封筒の上部(横長なら右側)に赤い線を引くか「速達」と書いて、料金分の切手を貼ればポストに投函できる
  • レターパック・スマートレターは、専用の封筒に宛名を書いてポストに投函できる(レターパックライトはポストの投函口に入る厚さまで)
  • 旧料金の切手も、特定記録や書留の加算料金にそのまま使える

特定記録や書留の加算料金も切手で払えるので、家に余っている 84円・63円切手を使う機会にもなります。320円(定形+特定記録)なら 84円 3 枚+63円 1 枚+5円、390円なら 84円 3 枚+63円 2 枚+10円+2円でぴったりです。組み合わせの考え方は84円切手は何円足す?にまとめています。

特定記録と簡易書留、どちらにする?

どちらも郵便局の窓口で出し、受領証の番号で追跡できる点は同じです。違いは「配達のしかた」と「補償」で、差額は 140円です。

特定記録(+210円)簡易書留(+350円)
配達郵便受けに入れて完了相手に手渡し・受領印をもらう
不在のとき郵便受けに入れるので関係ない不在票が入り、再配達か窓口で受け取り
記録されること差し出した記録と配達した記録差し出した記録と、相手が受け取った記録
補償なし5万円まで
土日・休日の配達なしあり

相手が日中不在がちなら、特定記録のほうが早く確実に手元に届きます。応募書類や申込書のように「期日までに届いたこと」がわかればよい郵便は特定記録で十分です。一方、契約書の原本、印鑑登録証明書、商品券など、なくなると困る物や受け取ったことを証明したい物は簡易書留にします。5万円を超える価値の物は一般書留(+480円)にすると、補償額を上げられます。

選ぶときの注意

  • 特定記録は郵便受けに配達されるため、「相手が受け取った」ことまでは証明されない。受け取りの記録がほしいなら簡易書留
  • 普通郵便と特定記録・スマートレターは土日・休日に配達されない。金曜に出すと月曜以降になることがある
  • 定形外郵便の規格外は料金が上がる。大きい・厚い物は、まずレターパックと比べる(規格内と規格外の違い)
  • 料金はすべて 2024年10月改定のもの。2026年10月の改定はゆうパック・ゆうパケット・クリックポストが対象で、ここで比べた料金は変わっていない

よくある質問

特定記録とレターパックライトはどちらが安いですか?
100g までなら特定記録のほうが安いです。定形郵便+特定記録は 320円、定形外(規格内)100g まで+特定記録は 390円で、レターパックライト(430円)より安くなります。150g を超えると 480円以上になり、レターパックライトが安くなります。
簡易書留とレターパックプラスの違いは何ですか?
どちらも対面で手渡しされ追跡できますが、簡易書留には 5万円までの損害賠償があり、レターパックプラスにはありません。料金は、定形の簡易書留が 460円、レターパックプラスが 600円です。
特定記録の料金はいくらですか?
2024年10月改定で、基本料金に 210円を加えた額です。定形郵便(110円)なら 320円、定形外の規格内 50g(140円)なら 350円になります。
速達の料金はいくらですか?
基本料金に、250g まで 300円、1kg まで 400円、4kg まで 690円を加えます。定形郵便の速達は 110+300=410円です。
追跡できるいちばん安い送り方は何ですか?
定形郵便(50g まで)に特定記録を付けた 320円です。角2 などの定形外でも 100g までなら特定記録付きで 390円以内に収まります。それより重い場合は、厚さ 3cm 以内ならレターパックライト(430円)が安くなります。

この記事で紹介したツール

あわせて読みたい

使い方ガイド約9分

角2封筒の切手代はいくら?A4 何枚で140円・180円とクリアファイル入りの料金

履歴書やエントリーシート、契約書の原本など、A4 を折らずに送るときに使うのが角形2号(角2)の封筒です。角2 は定形郵便の大きさを超えるので 110円では送れず、中身の重さで 140円・180円・270円…と料金が変わります。この記事では、角2 が定形外(規格内)になる理由、A4 の枚数ごとの料金表、クリアファイルを入れると何枚まで 140円か、履歴書一式を送るときの実際の重さ、角A4・角20・角3 との違い、手元の切手で 140円・180円を貼る組み合わせ、追跡を付けたいときの選び方までをまとめます。

記事を読む →
使い方ガイド約8分

履歴書の写真のサイズと貼り方|縦4×横3cm・服装・裏の名前・データ添付

履歴書の写真は、書類を開いた人が最初に目にする部分です。大きさが写真欄に合っていない、斜めに貼られている、はがれて行方不明になる、といった小さな失敗は、内容を読む前の印象を下げてしまいます。この記事では、履歴書の写真の正しいサイズと顔の大きさ、服装・髪型・背景の選び方、きれいに貼る手順と裏に名前を書く理由、Web 応募で写真データを添付するときのピクセル数までをまとめます。

記事を読む →