Joy-Con・プロコンが勝手に動くときの直し方|スティックの補正から修理まで
Switch の Joy-Con やプロコンで、キャラクターが勝手に歩く、メニューのカーソルが勝手に動く、という症状は「Joy-Con ドリフト」としてよく知られています。この記事では、本当にスティックの問題かを数値で確かめる方法、本体の「スティックの補正」の手順、清掃などの自分でできる対処、修理に出す前の確認、Joy-Con をパソコンで測るときの注意点を、試す順番にまとめます。
Joy-Con ドリフトの症状と原因
Joy-Con ドリフトは、スティックに触っていないのに入力が出続ける症状です。キャラクターがじわじわ歩き出す、カメラが勝手に回る、HOME メニューでカーソルが一方向に送られる、といった形で現れます。プロコン(Nintendo Switch Proコントローラー)でも同じ症状は起こりますが、Joy-Con は本体が小さくスティックも小型なぶん、ほこりの影響を受けやすいと言われています。
- スティック内部の接点の摩耗(長時間のプレイや、スティックを強く回すゲームで進みやすい)
- スティックのすき間から入ったほこり・お菓子のくず・皮脂
- 本体が記憶しているスティックの中心位置(キャリブレーション)のずれ
- 落下などによるスティックのゆがみ
ステップ1:本当にスティックの問題か数値で確かめる
特定のゲームだけで起きる場合、ゲーム側の設定や、別のコントローラーが同時に接続されていることが原因のこともあります。コントローラー単体の値を見ると切り分けられます。
- 1
本体の補正画面で目で見る
後述の「スティックの補正」画面を開くと、スティックの位置が十字の上に表示されます。手を離したときに中心から外れたままなら、スティックかキャリブレーションの問題です。
- 2
パソコンやスマホにつないで数値で測る
Bluetooth でパソコンにつなぎ、コントローラー ドリフト チェッカーで手を離して 5 秒測ると、ずれの最大値と向きが数値で出ます。0.05 未満なら正常、0.10 以上ならドリフトの疑い、0.20 以上ならドリフトが目安です。
数値で残しておくと、補正や清掃のあとで本当に良くなったかを比べられます。測り方の詳細はスティックドリフトの確認方法で解説しています。
ステップ2:本体の「スティックの補正」をする
Switch には、スティックの中心と外周を合わせ直す機能があります。中心の記憶がずれているだけなら、これで直ることがあります。
- 1
設定を開く
HOME メニューの「設定」から「コントローラーとセンサー」を選びます。
- 2
「スティックの補正」を選ぶ
補正したいスティックを押し込むと、そのスティックの補正画面になります。手を離した状態で、表示が十字の中心に戻るかを確かめます。
- 3
画面の案内に従って補正する
中心からずれている場合は、補正を選び、案内のとおりにスティックを倒したり回したりします。補正中はコントローラーを平らな場所に置くか、スティックに指が触れないように持ちます。
- 4
もう一度測る
補正が終わったら、ゲームで症状が出るか確かめます。パソコンのチェッカーでも測り直すと、ずれが小さくなったかを数値で比べられます。
ステップ3:自分でできる清掃と使い方の見直し
- スティックをぐるぐると大きく回す・押し込みをくり返す:内部のほこりが動いて、一時的に症状が軽くなることがあります。
- スティックの根元のすき間をエアダスターで吹く:缶を逆さにせず、短く吹きつけます。液体が出ると故障の原因になるので注意します。
- 手を洗ってから遊ぶ、食べながら遊ばない:皮脂やくずの入り込みを減らせます。
- スティックを強く回し続けるゲームは、プロコンなど別のコントローラーで遊ぶ:Joy-Con の負担を減らせます。
ステップ4:修理に出す前に確認すること
- 保証期間:購入日がわかるレシートや購入履歴を用意します。本体に付属していた Joy-Con は本体の保証に含まれます。
- 修理の受付方法:任天堂の公式サイトのオンライン修理受付から申し込めます。最新の料金や送料、受付条件は公式サイトで確認してください。
- 症状のメモ:どちらのスティックが、どの向きに、どのくらい流れるか。チェッカーの「結果をコピー」で数値を残しておくと伝えやすくなります。
- ストラップやアクセサリーは外しておく:修理品と一緒に送らないよう注意します。
修理から戻ってきたら、同じ条件でもう一度測ります。ずれの最大値が 0.05 未満に収まっていれば、修理の効果がはっきり確認できます。修理を待つ間は、ゲームのデッドゾーン設定を上げてしのぐ方法もあります(目安の決め方はデッドゾーンの設定の目安)。
Joy-Con をパソコンで測るときの注意点
| 気をつけること | 内容 |
|---|---|
| 左右は別々のコントローラー | パソコンでは Joy-Con(L)と Joy-Con(R)がそれぞれ別のゲームパッドとして見える。調べたいほうを選ぶ |
| ペアリングのやり直し | パソコンとペアリングすると、Switch 本体に戻すときに Joy-Con を本体に取り付けて登録し直す必要がある |
| スティックの軸 | Joy-Con 1本だけの場合、ブラウザでの軸の割り当てが機種やブラウザで異なることがある。動かして反応する軸を確かめる |
| プロコン | USB ケーブル(データ通信対応)でつなぐと、ペアリングのやり直しなしで測れることが多い |
| Steam などの常駐アプリ | コントローラーを取り込んでブラウザから見えなくすることがあるので、測る間は終了しておく |
パソコンでのボタン名は、ブラウザの標準の並び(位置)で決まるため、Switch の A・B と X・Y が Xbox と逆の位置になる点にも注意します。チェッカーは機種を判別して Switch の呼び名で表示します。中古で手に入れた Joy-Con やプロコンを点検したい場合は、中古コントローラーの点検チェックリストも参考にしてください。
よくある質問
- Joy-Con が勝手に動くのは自分で直せますか?
- 中心の記憶がずれているだけなら、Switch の「設定 → コントローラーとセンサー → スティックの補正」で直ることがあります。スティックを大きく回す、根元のすき間をエアダスターで吹くと一時的に良くなることもあります。補正しても再発する場合は、内部の摩耗が考えられるので修理を検討してください。
- スティックの補正はどこにありますか?
- Nintendo Switch では、HOME メニューの「設定」から「コントローラーとセンサー」を開き、「スティックの補正」を選びます。補正したいスティックを押し込むと、そのスティックの位置が十字の上に表示され、ずれていれば画面の案内に従って補正できます。
- プロコンもドリフトしますか?
- します。プロコンも Joy-Con と同じく、スティック内部の接点の摩耗やほこりでドリフトが起こります。確かめ方や補正の手順は Joy-Con と同じで、USB ケーブルでパソコンにつなげばペアリングをやり直さずに数値で測れることが多いです。
- Joy-Con をパソコンにつなぐと Switch で使えなくなりますか?
- 壊れることはありませんが、Bluetooth でパソコンとペアリングすると、Switch に戻すときに登録し直す必要があります。Joy-Con を Switch 本体のレールに取り付けると、自動的に本体と再登録されます。
- 修理に出すとどのくらいで戻ってきますか?
- 時期や混み具合によって変わるため、最新の目安は任天堂の公式サイトの修理受付ページで確認してください。修理に出す前に、どちらのスティックがどの向きに流れるかを数値で記録しておくと、戻ってきたときに改善を確かめられます。
この記事で紹介したツール
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