世界の時差の調べ方|日本との時差計算とサマータイムの注意点
海外とのオンライン会議やフライトの予約で、時差の計算を1時間間違えるだけで予定は崩れます。この記事では、時差がどう決まるのかという仕組みから、日本との時差の早見表、そしてミスの原因の大半を占めるサマータイムの扱い方までを整理します。
時差はどう決まっているのか
世界の時刻は、UTC(協定世界時)という基準からの「ズレ」で表されます。日本の標準時はUTC+9。つまりUTCの時刻に9時間足したものが日本時間です。ニューヨークの標準時はUTC-5なので、UTCから5時間引いた時刻になります。
2地点の時差は、この2つのズレの引き算で求められます。日本(+9)とニューヨーク(-5)なら、-5 − (+9) = -14。ニューヨークは日本より14時間遅れている、という意味です。日本が金曜の朝9時なら、ニューヨークはまだ木曜の19時です。
時差が必ずしも1時間単位とは限らない点にも注意してください。インドはUTC+5:30で、日本との差は-3.5時間。ネパールに至っては15分刻みのUTC+5:45です。「何時間差」と丸めて覚えていると、30分ズレて会議に遅れます。
現在時刻と時差を一覧で確認する手順
計算を手でやるとサマータイムの判断で間違えます。現在時刻から逆算して表示する一覧を見れば、その瞬間に有効な時差がそのまま分かります。
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世界の時差ページを開く
主要13か国の現在時刻が、国旗つきのカードで並びます。日付も一緒に表示されるため、日をまたいでいるかどうかも一目で分かります。
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相手国のカードを探す
カード右上のバッジが、日本(JST)との時差です。「時差 -14h」なら日本より14時間遅れ、「時差 +1h」なら1時間進んでいます。同時刻の国は「JST 同時」と表示されます。
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現在時刻と日付をセットで読む
時刻の下に年月日と曜日が出ます。時差が大きい相手ほど、時刻だけを見て日付を勘違いしがちです。曜日まで確認してから予定を立ててください。
- 4
会議時間を相手の時刻に置き換える
「日本の何時に設定するか」ではなく「相手の何時になるか」で考えます。時差バッジの数値を日本時間に足せば、相手側の時刻になります。
主要国と日本の時差早見表
日本(UTC+9)を基準にした時差の一覧です。サマータイムのある国は、実施期間中に1時間ぶん差が縮まります。
| 国・地域(都市) | 標準時 | 日本との時差(標準時/夏時間) |
|---|---|---|
| 日本(東京) | UTC+9 | 0h / なし |
| 韓国(ソウル) | UTC+9 | 0h / なし |
| オーストラリア(シドニー) | UTC+10 | +1h / +2h |
| 中国(上海) | UTC+8 | -1h / なし |
| シンガポール | UTC+8 | -1h / なし |
| インド(コルカタ) | UTC+5:30 | -3.5h / なし |
| UAE(ドバイ) | UTC+4 | -5h / なし |
| ロシア(モスクワ) | UTC+3 | -6h / なし |
| フランス(パリ) | UTC+1 | -8h / -7h |
| ドイツ(ベルリン) | UTC+1 | -8h / -7h |
| イギリス(ロンドン) | UTC+0 | -9h / -8h |
| アメリカ東部(ニューヨーク) | UTC-5 | -14h / -13h |
| カナダ東部(トロント) | UTC-5 | -14h / -13h |
アメリカやカナダは国内でも時差があります。同じアメリカでも西海岸(ロサンゼルス)は東部よりさらに3時間遅く、日本との差は-17時間(夏時間で-16時間)です。「アメリカ時間」とまとめず、必ず都市で確認してください。
サマータイムで1時間ズレる仕組み
時差の計算ミスで最も多い原因が、サマータイム(夏時間・DST)です。ヨーロッパや北米では、日照時間の長い時期に時計を1時間進める制度が続いています。時計を進めるということは、その期間だけ日本との差が1時間縮まるということです。
- ヨーロッパ:3月最終日曜に始まり、10月最終日曜に戻る。ロンドンは-9hから-8hへ、パリ・ベルリンは-8hから-7hへ
- 北米:3月第2日曜に始まり、11月第1日曜に戻る。ニューヨークは-14hから-13hへ
- 南半球:季節が逆のため、シドニーは10月上旬から4月上旬が夏時間。日本との差は+1hから+2hへ
- 実施しない国:日本、韓国、中国、インド、シンガポール、UAE、ロシアなど。ロシアは2014年に恒久的な冬時間へ移行済み
やっかいなのは、切り替え日が国ごとに違うことです。3月中旬の2週間ほどは北米だけが夏時間に入っているため、いつもと時差が違う期間が生まれます。「先月と同じ時間に設定したのに相手が来ない」というトラブルは、たいていこの期間に起きます。
時差の確認が効く場面
- 海外とのオンライン会議:相手の勤務時間内に収まっているかを、相手側の時刻で確認する
- 国際線の予約:到着時刻は現地時間で表示されるため、飛行時間の感覚と合わない。時差を足し引きして実際の所要時間を把握する
- 海外通販・サポート窓口:営業時間や発送の締め時刻は現地時間。問い合わせの返信が遅いのは、単に相手が夜中であることも多い
- 海外のライブ配信・チケット販売:発売開始時刻を日本時間に換算しておかないと、気づいたときには売り切れている
- 家族や友人への連絡:相手が就寝中でないかを確認してから通話をかける
海外とやり取りする相手が複数いる場合は、日本の午前中ならアジア・オセアニア、夕方以降ならヨーロッパ、早朝や深夜なら北米が現実的な時間帯です。全員が起きている時間帯は存在しないことも多いため、候補を2〜3つ出して相手に選んでもらうほうが調整は早く進みます。
よくある質問
- 日本とアメリカの時差は何時間ですか?
- アメリカは国内に複数のタイムゾーンがあるため、都市によって異なります。東部のニューヨークは標準時で-14時間(夏時間は-13時間)、西部のロサンゼルスは-17時間(夏時間は-16時間)です。「アメリカ」とまとめず、相手のいる都市で確認してください。
- サマータイム中は自分で1時間ずらして計算する必要がありますか?
- 一覧に表示される時差は、その時点のタイムゾーン設定にもとづいて計算されるため、夏時間の期間中はすでに反映された数値が出ます。手動で1時間足し引きする必要はありません。逆に、暗記した時差で計算すると夏時間の期間にズレます。
- 時差が30分単位の国があるのはなぜですか?
- タイムゾーンは経度だけでなく、その国の事情で決められているためです。インド(UTC+5:30)は国土が広いにもかかわらず全域を1つの時刻に統一しており、その調整として30分刻みになっています。ネパールのUTC+5:45のように15分刻みの地域もあります。
- 日本より時間が進んでいる国はどこですか?
- 日本はUTC+9と世界的に早い側のため、進んでいる国は多くありません。オーストラリア東部(UTC+10、夏時間は+11)やニュージーランド(UTC+12)などが該当します。一覧では、時差がプラス表示になっている国が日本より先の時刻です。
- 海外会議の招待を送るとき、時刻はどう書けばよいですか?
- 自分側と相手側の時刻を、タイムゾーンの略称つきで併記するのが確実です(例:3月20日 14:00 JST / 01:00 EDT)。日付が変わる場合は相手側の日付も明記してください。カレンダーの招待機能を使えば、相手の端末側で自動的に現地時刻へ変換されます。
この記事で紹介したツール
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