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段-目-回(6-1-4)の読み方と計算方法|袖下・袖ぐりの増減

日本の編み図で、袖下や袖ぐりの横に書かれた「6-1-4」「2段平」のような数字は、何段ごとに何目を何回増減するかを表す「段-目-回」という書き方です。この記事では、段-目-回の読み方(下から読む理由)、段数と増減する目数から間隔を計算する方法、表側の段だけで増減するときの偶数の間隔、袖下の増し目と袖ぐり・衿ぐりの減らし目の順番の違いを、計算例と早見表でまとめます。

段-目-回の読み方

段-目-回は、3つの数字をハイフンでつないで「何段ごとに・何目ずつ・何回」増減するかを表します。「6-1-4」なら、6段ごとに1目ずつ、4回増やす(減らす)という意味です。増やすか減らすかは、編み図の線の向き(外へ広がるか内へ入るか)や「増す」「減らす」の注記で判断します。

書き方意味
6-1-46段ごとに1目を4回(合計24段で4目)
4-1-44段ごとに1目を4回(合計16段で4目)
2-2-32段ごとに2目を3回(合計6段で6目)
1-1-2毎段1目を2回(裏側の段でも増減する)
2段平増減せずに2段編む

段-目-回は片側の増減です。袖下のように左右両側で増減する場合、1回の増減の段で左右1目ずつ、合計2目変わります。「6-1-4」を両側でするなら、全体の目数は8目増えます。

段数と目数から間隔を計算する方法

自分のゲージで段数や目数を換算したときや、寸法を変えたときは、段-目-回を自分で計算し直します。手順は「回数を出す → 段数を回数で割る → 余りを長い間隔に回す」の3つです。

  1. 1

    回数を出す

    片側で増やす目数 ÷ 1回の目数。片側8目を1目ずつ増やすなら8回です。

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    段数を回数で割る

    40段で8回なら 40 ÷ 8 = 5段ごと。裏側の段でも増減してよいなら「5-1-8」で完成です。

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    表側の段だけにするなら偶数に分ける

    5段ごとだと裏側の段でも増減することになるので、偶数の6段と4段に分けます。40段を2段1組で20組と考え、20 ÷ 8 = 2あまり4なので、6段ごと(3組)を4回、4段ごと(2組)を4回にします(6×4+4×4=40段)。

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    順番を決めて書く

    袖下の増し目なら長い間隔から編むので、下から「6-1-4 → 4-1-4」。編み図の書き方では上から「4-1-4 / 6-1-4」です。

段数片側の増減表側の段だけ編み図の書き方(上から)
40段8目する4-1-4 / 6-1-4
40段8目しない5-1-8
60段10目する6-1-10
50段9目する4-1-2 / 6-1-7
72段10目する6-1-4 / 8-1-6
80段12目する6-1-8 / 8-1-4
96段14目する6-1-8 / 8-1-6
45段7目しない6-1-4 / 7-1-3

表の「編み図の書き方」は、間隔の長いほうを先(下)に編む順番です。72段で10目なら、8段ごとを6回(48段)編んでから、6段ごとを4回(24段)編みます。

袖下の増し目の計算例

袖は袖口から袖幅に向かって広がるので、袖下の両側で増し目をします。袖口の目数・袖幅の目数・袖下の段数がわかれば、段-目-回は計算できます。

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    増やす目数を出す

    袖口44目、袖幅60目なら、全体で16目増やします。両側で増やすので、片側は8目です。

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    増し目をする段数を決める

    袖口のゴム編みから袖幅までのあいだ、たとえば40段で増やします。増し目を終えたあと、袖ぐりまでまっすぐ編む段(平)を残すこともあります。

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    間隔を出す

    40段で片側8目、表側の段だけで増やすなら「6-1-4 → 4-1-4」(編み図の書き方は「4-1-4 / 6-1-4」)。増し目をするのは6・12・18・24・28・32・36・40段目です。

段数のゲージが変わった場合は、袖下の段数を換算してから計算し直します。編み図30段ゲージの40段は、28段ゲージなら約37段で、偶数にそろえて38段のように調整します(ゲージが違うときの段数の計算)。

袖ぐり・衿ぐりの減らし目は短い間隔から

袖ぐりや衿ぐりのカーブは、最初に伏せ目で大きく減らしたあと、はじめは短い間隔で、だんだん長い間隔で減らしてなめらかな曲線にします。そのため、袖下とは逆に短い間隔から編みます。

段数片側の減らし目1回の目数編み図の書き方(上から)編む順番(下から)
24段8目1目4-1-4 / 2-1-42-1-4 → 4-1-4
30段6目1目6-1-3 / 4-1-34-1-3 → 6-1-3
10段8目2目4-2-1 / 2-2-32-2-3 → 4-2-1
48段16目2目6-2-86-2-8

10段で8目を1目ずつ減らそうとすると、表側の段だけでは5回しか減らせません。こういうときは1回の目数を2目にするか、裏側の段でも減らします。最初の伏せ目(例: 「伏せ目5目」)は段-目-回の前に別に書かれるので、伏せ目のあとの目数で計算します。

ツールで段-目-回を計算する

ツールの「段の増減(段-目-回)」では、増減する段数、片側で増減する目数、1回の目数を入れ、表側の段だけで増減するか、長い間隔と短い間隔のどちらを先に編むかを選びます。結果は編み図と同じ上から下への書き方で表示し、増減する段の番号(6・12・18…段目)も一覧で出すので、段数マーカーを付ける位置がすぐにわかります。

  • 割り切れない段数は、最後に増減しない「◯段平」として残す
  • 回数が多すぎて段数に収まらないときは、1回の目数を増やす提案を表示する
  • 1段の中で均等に増減する場合は均等な増し目・減らし目を使う

よくある質問

編み図の「6-1-4」はどういう意味ですか?
「段-目-回」の書き方で、6段ごとに1目ずつ、4回増やす(減らす)という意味です。合計24段で片側4目変わります。両側で増減する場合は、全体で8目変わります。
段-目-回は上から読みますか?下から読みますか?
下から読みます。日本の編み図は編み始めが下なので、「2段平 / 6-1-3 / 4-1-4」と書いてあれば、4-1-4 → 6-1-3 → 2段平の順に編みます。
「2段平」とは何ですか?
増減せずに2段編むという意味です。増減を終えたあと、決めた段数になるまでまっすぐ編む部分によく書かれています。
40段で片側8目増やすには、何段ごとに増やせばよいですか?
裏側の段でも増やしてよいなら5段ごとに8回(5-1-8)です。表側の段だけで増やすなら、6段ごとを4回、4段ごとを4回に分けます(6×4+4×4=40段)。編み図の書き方では「4-1-4 / 6-1-4」です。
袖下と袖ぐりで、間隔の順番が違うのはなぜですか?
袖ぐりや衿ぐりは、最初に大きく減らしてだんだんゆるやかにするとなめらかなカーブになるため、短い間隔から編みます。袖下の増し目は、袖口近くはゆるやかに広げるため長い間隔から編むのが一般的です。

この記事で紹介したツール

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