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鬼門・裏鬼門の調べ方|鬼門線の引き方と方位の範囲

「トイレが鬼門にかかっている」「玄関が裏鬼門の線上にある」と言われても、そもそも鬼門がどの方向の、何度から何度までなのかは意外と知られていません。この記事では、鬼門と裏鬼門の方角、45°で分けたときと家相の60°で分けたときの範囲のちがい、鬼門線(四隅線)の引き方、間取り図でトイレや玄関がかかっているかを確かめる手順をまとめます。

鬼門は北東、裏鬼門は南西

鬼門は北東の方角です。昔の方位の呼び方では、北東は十二支の丑(うし)と寅(とら)のあいだにあるので「丑寅(うしとら)」、八卦では「艮(ごん)」と呼ばれます。その反対側の南西が裏鬼門で、未(ひつじ)と申(さる)のあいだの「未申(ひつじさる)」、八卦の「坤(こん)」にあたります。

鬼門を避ける考え方は陰陽道に由来するとされ、平安京の北東に比叡山延暦寺が置かれたことや、京都御所の塀の北東の角がへこませてある「猿が辻」が鬼門除けの例としてよく知られています。家相では、家の中心から見た北東と南西を特に注意して見る方位として扱います。

鬼門の範囲は何度から何度まで?

鬼門の範囲は、方位をどう分けるかで変わります。北を0°として時計回りに角度をとると、北東のまん中は45°、南西のまん中は225°です。そこから左右に何度までを鬼門とみなすかが、分け方によって違います。

分け方鬼門(北東)裏鬼門(南西)幅
8方位(各45°)22.5°〜67.5°202.5°〜247.5°45°
家相(四隅60°)15°〜75°195°〜255°60°
24山の艮・坤だけ37.5°〜52.5°217.5°〜232.5°15°

家相では、北・東・南・西を30°、北東などの四隅を60°とする分け方がよく使われるため、8方位を45°ずつに分けた場合より鬼門の範囲が広くなります。さらに、鬼門の中でもまん中の15°(24山の「艮」)を特に重く見る考え方もあります。分け方のちがいは間取り図に方位線を引く方法、24山については24方位(二十四山)の一覧でくわしく説明しています。

鬼門線(四隅線)とは

鬼門線は、家の中心から北東(45°)と南西(225°)に向けて引いた直線です。1本の線が中心を通って北東から南西へ抜けるので、鬼門線と裏鬼門線をまとめて「鬼門線」と呼ぶこともあります。北西(315°)と南東(135°)を結ぶ線と合わせて「四隅線」、北と南・東と西を結ぶ十字の線を「正中線」と呼びます。

  • 正中線:中心から北(0°)・東(90°)・南(180°)・西(270°)に引く線
  • 四隅線:中心から北東(45°)・南東(135°)・南西(225°)・北西(315°)に引く線
  • 鬼門線:四隅線のうち、北東と南西を結ぶ線

家相では、鬼門の範囲に入っているかどうかに加えて、トイレ・玄関・浴室・キッチンなどがこの線の上に乗っていないかを見ることがあります。線の左右何度までを「線にかかる」とみなすかは流派で違い、数度とする考え方も、24山の1山分(左右7.5°)とする考え方もあります。

間取り図でトイレや玄関が鬼門にかかるか調べる手順

  1. 1

    家の中心を出す

    壁で囲まれた部分の外周から中心を求めます。L字やコの字の家は重心法を使います。くわしくは家の中心の出し方を参照してください。

  2. 2

    北の向きを合わせる

    間取り図の方位記号の向きに北を合わせます。方位記号がふつう指す真北と、方位磁石の磁北のどちらで見るかも決めておきます(真北と磁北の違い)。

  3. 3

    鬼門線と範囲を引く

    中心から45°と225°に鬼門線を引き、使う分け方に合わせて範囲の境目(45°分けなら22.5°と67.5°、家相なら15°と75°)を引きます。

  4. 4

    部屋の位置を確かめる

    トイレや玄関のまん中だけでなく、四隅の位置も確かめます。部屋の一部だけが範囲や線にかかっていることもあるからです。

間取り図 方位線ツールでは、外周をなぞって北を合わせれば、鬼門・裏鬼門の範囲が赤く色分けされ、鬼門線が赤い一点鎖線で引かれます。「④ 場所を調べる」でトイレや玄関をタップすると、表に方位・24山・角度が出て、鬼門・裏鬼門に入っていれば印が付きます。正中線・四隅線から7.5°以内なら近い線とのずれの角度も表示され、3°以内は黄色で強調されます。部屋の四隅にもピンを置くと、どこまでかかっているかが分かります。

マンション・アパートで鬼門を調べるとき

マンションやアパートでは、建物全体ではなく、自分の住戸(専有部分)を1つの家とみなして中心を出すのが一般的です。住戸の玄関ドアから室内の壁で囲まれた部分を外周とし、バルコニーや専用庭は含めません。販売図面や賃貸の募集図面の間取り図には方位記号が入っていることが多いので、それに北を合わせます。

  • 外周は住戸の壁の内側をなぞる(パイプスペースなど住戸内の小さなへこみは、気になるなら含めた場合と外した場合を比べる)
  • バルコニー・専用庭・ルーフバルコニーは外周に含めない
  • メゾネットは下の階の外周で中心を出す考え方が多い
  • 方位記号がない図面は、地図アプリの航空写真で建物の向きを確かめる

賃貸の物件探しなら、内見の前に募集図面の画像で方位線を引いておくと、水回りや玄関がどの方位にあるかを候補ごとに比べられます。

鬼門にかかっていたときの考え方

調べた結果、トイレや玄関が鬼門の範囲や線にかかっていても、慌てる必要はありません。まずは次の点を確かめましょう。

  • 中心の出し方(重心法か対角線法か、ベランダを含めていないか)
  • 真北と磁北のどちらで見たか(日本では5〜10°ほど差がある)
  • 45°分けと家相の60°分けのどちらで見たか
  • 線にかかるとみなす幅を何度にしているか

これらの条件を変えると、境目の近くの部屋は結果が変わることがあります。新築やリフォームで間取りを動かす余地があるなら、採光・風通し・家事動線・費用とのバランスを見ながら、設計の担当者と相談して決めるのが現実的です。方位線を引いた図をPNGで保存しておくと、打ち合わせで同じ図を見ながら話せます。

よくある質問

鬼門と裏鬼門はどの方角ですか?
鬼門は北東(丑寅・艮)、裏鬼門は南西(未申・坤)です。家の中心から見た方角で判断します。
鬼門の範囲は何度ですか?
北を0°として、8方位を45°ずつに分けると22.5°〜67.5°、家相の四隅60°で分けると15°〜75°です。裏鬼門はその反対側で、それぞれ202.5°〜247.5°、195°〜255°です。
鬼門線とは何ですか?
家の中心から北東(45°)と南西(225°)に引いた線です。四隅線のひとつで、家相ではこの線の上にトイレや玄関などがかからないかを見ることがあります。
トイレが鬼門かどうかは、トイレのどこで判断しますか?
まん中の位置で見ることが多いですが、部屋の一部だけが範囲や線にかかることもあるので、四隅の位置も確かめておくと安心です。どこまでをかかっているとみなすかは流派によって違います。
鬼門は真北と磁北のどちらで見ますか?
家相では方位磁石で測る磁北を使うことが多く、設計図面の方位記号はふつう真北です。日本では両者が5〜10°ほどずれるので、どちらで見たかを決めて調べましょう。
マンションでも鬼門は関係ありますか?
家相で見る場合は、マンションでも住戸(専有部分)を1つの家として中心を出し、そこから鬼門・裏鬼門を調べるのが一般的です。バルコニーは外周に含めません。

この記事で紹介したツール

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