寒中見舞い・暑中見舞い・残暑見舞いはいつからいつまで|2027年の時期と文例
年賀状を出しそびれたとき、喪中の相手にあいさつしたいとき、夏に近況を伝えたいとき。季節の便りは出す時期が決まっていて、1日ずれるだけで「寒中」が「余寒」に、「暑中」が「残暑」に変わります。境目になるのは立春・小暑・立秋といった二十四節気の日で、年によって日付が前後します。この記事では、2027年(令和9年)と2026年の年賀状・寒中見舞い・余寒見舞い・暑中見舞い・残暑見舞いの時期、喪中のときの寒中見舞いの文例、はがきの書き方と注意点までをまとめます。
季節の便り5つの時期一覧(2027年・2026年)
季節の便りは、二十四節気の立春・小暑・立秋を境に名前が変わります。立春は2月4日ごろ、立秋は8月7日〜8日ごろで、年によって 1 日前後するため、毎年日付を確かめるのが確実です。
| 便り | 2027年(令和9年) | 2026年(令和8年) | 境目になる日 |
|---|---|---|---|
| 年賀状 | 1月1日〜1月7日 | 1月1日〜1月7日 | 松の内(関西などは1月15日まで) |
| 寒中見舞い | 1月8日〜2月3日 | 1月8日〜2月3日 | 松の内明け〜節分(立春の前日) |
| 余寒見舞い | 2月4日〜2月末(寒い年は3月上旬まで) | 2月4日〜2月末 | 立春から |
| 暑中見舞い | 7月7日〜8月7日 | 7月7日〜8月6日 | 小暑〜立秋の前日 |
| 残暑見舞い | 8月8日〜8月31日(遅くとも9月7日まで) | 8月7日〜8月31日(遅くとも9月6日まで) | 立秋から |
2027年は立秋が8月8日なので、8月7日に届く便りまでが暑中見舞い、8日からが残暑見舞いです。2026年は立秋が8月7日だったため、境目が 1 日ずれています。二十四節気の日付は太陽の位置から計算したもので、暦によってはまれに 1 日違うことがあります。
年賀状と松の内|地域で変わる寒中見舞いの始まり
年賀状は、正月飾りを飾っておく「松の内」までに届けるのがマナーです。松の内は関東を中心に1月7日まで、関西などでは1月15日までとする地域があります。寒中見舞いは松の内が明けてから出すので、始まる日も地域で変わります。
| 地域の例 | 松の内 | 寒中見舞いを出す時期 |
|---|---|---|
| 関東など(1月7日まで) | 1月1日〜1月7日 | 1月8日〜節分(2月3日) |
| 関西など(1月15日まで) | 1月1日〜1月15日 | 1月16日〜節分(2月3日) |
相手の地域がわからないときは、1月8日以降は年賀状ではなく寒中見舞いとして出すのが無難です。年賀状をもらって返事が遅れた場合も、松の内を過ぎたら「あけましておめでとうございます」ではなく寒中見舞いにします。
寒中見舞いを出す4つの場面と文例
寒中見舞いは「寒さが厳しい時期に相手の体を気づかう便り」ですが、実際には年賀状の代わりとして使われることがほとんどです。代表的な 4 つの場面と、そのまま使える文例をまとめました。
| 場面 | 文例(本文) |
|---|---|
| 喪中の相手へのあいさつ | 寒中お見舞い申し上げます。ご服喪中と伺い、年始のご挨拶は控えさせていただきました。寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 自分が喪中のときに年賀状をもらった | 寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧に年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。昨年〇月に父〇〇が永眠いたしましたため、年始のご挨拶を控えさせていただきました。本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。 |
| 年賀状の返事が松の内に間に合わなかった | 寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。年始のご挨拶が遅くなり、失礼いたしました。厳しい寒さが続いておりますが、どうぞお体にお気をつけください。 |
| 純粋に寒さを見舞う・近況を伝える | 寒中お見舞い申し上げます。厳しい寒さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。おかげさまで私どもは元気に過ごしております。寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。 |
- 「おめでとう」「賀」「謹賀新年」「迎春」などのお祝いの言葉は使わない
- お年玉つき年賀はがきではなく、通常のはがきか私製はがきを使う
- 喪中の相手やこちらが喪中のときは、華やかな写真や絵柄を避け、落ち着いたデザインにする
- 最後に日付を「令和九年 一月」のように月まで書く
喪中はがきとの関係|年内に届いたら・届かなかったら
喪中はがき(年賀欠礼状)は、相手が年賀状を準備する前の11月中旬〜12月上旬に届くように出すのが一般的です。受け取った側と出した側で、その後の動き方は次のようになります。
| 状況 | どうするか |
|---|---|
| 喪中はがきを受け取った | 年賀状は出さない。年が明けてから寒中見舞いを出すか、年内に「喪中見舞い」を出す |
| 喪中はがきを出しそびれた | 年賀状が届いたら、松の内が明けてから寒中見舞いで喪中だったことを伝える |
| 喪中と知らずに年賀状を出した | 寒中見舞いで「ご服喪中とは存じ上げず、失礼いたしました」とお詫びする |
| 12月に不幸があった | 喪中はがきは間に合わないので、年明けの寒中見舞いで知らせる |
喪中にする親族の範囲は、忌引き・喪中は何親等までで、喪中はがきに書く享年と行年の違いは享年と行年の違いと計算方法でくわしく解説しています。
余寒見舞い|立春を過ぎたら「寒中」は使えない
立春(2027年は2月4日)を過ぎると、暦の上では春です。まだ寒さが続いていても「寒中」とは言わず、「立春を過ぎても残る寒さ」という意味の「余寒」を使って余寒見舞いとして出します。
- 書き出し:余寒お見舞い申し上げます。
- 時候の挨拶:立春とは名ばかりの寒い日が続いておりますが、
- 結び:余寒なお厳しき折、どうぞご自愛ください。
- 日付:令和九年 二月
余寒見舞いは2月末までに出すのが一般的ですが、寒さが続く地域や年には3月上旬まで使われます。寒中見舞いを出しそびれた場合や、喪中の連絡が遅れた場合にも、立春を過ぎたら余寒見舞いとして書けば問題ありません。
暑中見舞い・残暑見舞いの書き方と文例
暑中見舞いは小暑(7月7日ごろ)から立秋の前日まで、残暑見舞いは立秋から出す便りです。小暑を過ぎていても梅雨が明けていない地域では、梅雨明けを待ってから出すことが多くなっています。はがきは次の順番で書くと形が整います。
- 1
見舞いの言葉
「暑中お見舞い申し上げます」「残暑お見舞い申し上げます」を、ほかの文より大きめに書きます。頭語(拝啓など)は書きません。
- 2
時候の挨拶と相手の安否
「連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。」立秋後なら「立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが、」とします。
- 3
自分の近況
「おかげさまで私どもは元気に過ごしております。」のあとに、夏の予定や近況をひと言添えます。
- 4
結びの挨拶
「暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。」残暑見舞いなら「残暑厳しき折、くれぐれもご自愛ください。」とします。
- 5
日付
暑中見舞いは「令和九年 盛夏」、残暑見舞いは「令和九年 晩夏」「令和九年 立秋」のように書くのが一般的です。
季節の便りでやりがちなまちがい
季節の便りは短い文面のぶん、言葉や時期のまちがいが目立ちます。出す前に次の点を確かめておきましょう。
| まちがい | 正しくは |
|---|---|
| 立春(2月4日ごろ)を過ぎて届く寒中見舞い | 余寒見舞いにする |
| 立秋の前に届く残暑見舞い | 暑中見舞いにする |
| 立秋を過ぎて届く暑中見舞い | 残暑見舞いにする |
| 寒中見舞いに「新春」「迎春」などの賀詞 | お祝いの言葉は使わず「寒中お見舞い申し上げます」 |
| 年賀状で「新年あけましておめでとうございます」 | 「新年」と「あけまして」が重なるので、どちらか一方にする |
| 年賀状で「去年はお世話になりました」 | 「去る」を避けて「昨年」「旧年」と書く |
| 季節の便りのはがきに「拝啓」「敬具」 | 見舞いの言葉から書き始め、頭語・結語は書かない |
時期の境目に出す便りは、相手に届くまでの日数を見込んで投函日を決めるのがいちばんの対策です。普通郵便は土日・祝日の配達がないため、週末をはさむ場合は余裕を持って出しましょう。
今年の境目の日付をすぐ確かめる方法
立春や立秋の日付は年ごとに変わるため、来年・再来年の季節の便りを準備するときは日付を確かめる必要があります。「時候の挨拶 メーカー」の「二十四節気・七十二候」を開くと、選んだ年の二十四節気・七十二候の日付と、年賀状・寒中見舞い・余寒見舞い・暑中見舞い・残暑見舞いを出す時期が一覧で表示されます。
節分・彼岸入り・八十八夜・入梅・半夏生・土用入り・二百十日といった雑節の日付も同じ画面で確かめられます。季節の便りの本文に入れる時候の挨拶は、出す日を選べば使える言葉が候補に並ぶほか、時候の挨拶 月別一覧でも上旬・中旬・下旬ごとに確認できます。はがきではなく封書で改まったお便りを出すときは、手紙の書き方の基本と構成も参考にしてください。
よくある質問
- 2027年の寒中見舞いはいつまでに出せばいいですか?
- 節分の2027年2月3日までに届くように出します。立春の2月4日を過ぎたら、寒中見舞いではなく余寒見舞いとして書きます。始まりは松の内が明けた1月8日(松の内を1月15日までとする地域では1月16日)からです。
- 2027年の暑中見舞いと残暑見舞いの境目はいつですか?
- 2027年は立秋が8月8日なので、8月7日に届く分までが暑中見舞い、8月8日からが残暑見舞いです。2026年は立秋が8月7日だったため、境目が 1 日違います。
- 喪中の相手に寒中見舞いを出してもいいですか?
- 出してかまいません。喪中の相手には年賀状を控え、松の内が明けてから寒中見舞いでお悔やみや気づかいを伝えるのが一般的です。「おめでとう」などのお祝いの言葉や華やかなデザインは避けます。
- 寒中見舞いに年賀はがきを使ってもいいですか?
- 使いません。寒中見舞いは年賀状ではないので、お年玉つき年賀はがきではなく通常のはがきや私製はがきを使います。余った年賀はがきは、郵便局で手数料を払って通常のはがきなどに交換できます。
- 季節の便りのはがきに「拝啓」は必要ですか?
- 必要ありません。寒中見舞い・暑中見舞いなどの季節の便りは、「寒中お見舞い申し上げます」のような見舞いの言葉から書き始め、頭語と結語は書かないのが一般的です。
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