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日本と時差がない国はどこ?|時差0・1時間以内の国と地域の一覧

海外とやり取りするとき、時差がないか、あっても1時間以内なら、日程調整はほとんど国内と同じ感覚で進みます。この記事では、日本と時差0の国・地域、前後1時間の範囲に入る国、そして「近いのに時差がある」ケースを整理し、時差が小さい相手とやり取りするときの注意点までまとめます。

「時差がない」とは、UTC+9を使っているということ

日本標準時(JST)は、世界の基準である協定世界時(UTC)より9時間進んだ UTC+9 です。したがって「日本と時差がない国」とは、同じ UTC+9 を標準時に採用している国・地域のことを指します。

ここで大事なのは、時差は国の位置ではなく、その国がどの標準時を選んだかで決まるという点です。経度の上では日本より東にあっても西にあっても、同じ UTC+9 を使っていれば時計の表示は同じになります。逆に、すぐ隣に見える国でも別の標準時を選んでいれば時差が生まれます。

日本と時差0の主な国・地域

UTC+9 を採用している、つまり日本と時計が同じになる主な国・地域です。いずれも夏時間を実施していないため、通年で時差0のまま変わりません。

国・地域標準時日本との時差メモ
韓国UTC+90ソウルと東京は常に同じ時刻。夏時間なし
北朝鮮UTC+902018年に UTC+9 へ戻した
パラオUTC+90日本から近い太平洋の島国
東ティモールUTC+90隣のインドネシア中部(バリなど)とは1時間ずれる
インドネシア東部(ジャヤプラなど)UTC+90インドネシアは3つの標準時に分かれている
ロシア・ヤクーツク周辺UTC+90ロシアは11の標準時を持ち、地域ごとに大きく異なる

業務でいちばん接点が多いのは韓国でしょう。日本と時計が完全に同じなので、会議も納期も国内と同じ感覚で設定できます。ただし祝日は別なので、日程調整では時差ではなく祝日カレンダーのほうを確認してください。

時差が1時間以内の国・地域

時差0でなくても、前後1時間なら実務ではほとんど支障がありません。日本の午前10時が相手の午前9時か11時か、という程度の差です。

国・地域標準時日本との時差日本が正午のとき
中国(全土)UTC+8−1時間11:00
台湾UTC+8−1時間11:00
香港・マカオUTC+8−1時間11:00
シンガポールUTC+8−1時間11:00
マレーシアUTC+8−1時間11:00
フィリピンUTC+8−1時間11:00
インドネシア中部(バリ島など)UTC+8−1時間11:00
オーストラリア西部(パース)UTC+8−1時間11:00
グアム・サイパンUTC+10+1時間13:00
パプアニューギニアUTC+10+1時間13:00
オーストラリア東部(ブリスベン)UTC+10+1時間13:00

中国は東西に非常に広い国ですが、全土で UTC+8 の単一標準時を使っています。そのため西部では、時計の正午が太陽の位置とかなりずれます。国土の広さと標準時の数が一致するとは限らない、という分かりやすい例です。

「近いのに時差がある」ケースに注意

地図の印象と時差が一致しないことは珍しくありません。次のようなケースは、思い込みで日程を決めると事故になります。

  • オーストラリアは州によって標準時が違い、さらに夏時間の実施も分かれます。シドニー・メルボルンは夏に UTC+11 となり日本との差が+2時間、ブリスベンは夏時間がないため通年+1時間、パースは−1時間です。同じ国でも3通りになります。
  • インドネシアは西部(ジャカルタ、UTC+7)・中部(バリ、UTC+8)・東部(ジャヤプラ、UTC+9)の3つに分かれます。国名だけで時差を決めないでください。
  • インドは UTC+5:30 で、日本との差は3時間30分と30分刻みです。ネパールに至っては UTC+5:45 で45分刻みになります。時差が必ず1時間単位だという前提は成り立ちません。
  • ロシアは11の標準時を持ちます。モスクワは日本との差が6時間ですが、極東のウラジオストクは UTC+10 で+1時間です。

時差が小さい相手とのやり取りで気をつけること

時差が0〜1時間なら、時刻の計算そのものはほとんど問題になりません。むしろ、時差以外の要素でずれが起きます。

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    現在時刻を実際に見て確認する

    計算より、現地の時計を直接見るほうが確実です。世界の主要都市の現在時刻と日本との時差を並べて表示すれば、繰り上がりや日付のずれを自分で計算する必要がなくなります。

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    祝日と休暇の時期を確認する

    時差0の韓国でも、旧正月や秋夕の時期は休みが動きます。中華圏は春節、東南アジアは宗教行事にあわせた連休があります。時差より祝日のほうが影響が大きい相手です。

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    始業・終業と昼休みの時間帯を聞く

    国や企業によって始業時刻も昼休みの長さも違います。時差が1時間しかなくても、相手の昼休みに会議を入れてしまえば同じことです。

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    時刻の書き方をそろえる

    メールに書くときは「10:00(JST)」のようにタイムゾーンを添えます。時差が小さい相手ほど、どちらの時刻か曖昧なまま進みやすく、1時間ずれた状態で確定してしまいがちです。

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    日付が変わる時間帯は特に明示する

    日本の深夜0時前後は、−1時間の国ではまだ前日です。締切を「◯日まで」と書くときは、どちらの日付基準かを明記してください。

なお、時差が小さい相手とは会議を入れやすい反面、相手の勤務時間と自分の勤務時間がほぼ重なるため、連絡が来る時間帯も重なります。時差が大きい相手のように「返信を待つあいだに別の作業が進む」効果は期待できない、という点は覚えておくと計画が立てやすくなります。

よくある質問

日本と時差がない国はどこですか?
日本と同じ UTC+9 を採用している国・地域で、韓国、北朝鮮、パラオ、東ティモール、インドネシア東部(ジャヤプラなど)、ロシアのヤクーツク周辺が該当します。いずれも夏時間を実施していないため、通年で時差0のまま変わりません。日程調整では時差ではなく、相手国の祝日カレンダーのほうを確認してください。
台湾や中国との時差は何時間ですか?
どちらも UTC+8 なので、日本より1時間遅れています。日本が正午のとき、現地は11時です。中国は東西に広い国ですが全土で単一の標準時を使っているため、地域によって時差が変わることはありません。香港・マカオ・シンガポール・マレーシア・フィリピンも同じ UTC+8 で、日本との差は1時間です。
オーストラリアとの時差はなぜ資料によって違うのですか?
州によって標準時が異なり、さらに夏時間の実施も分かれるためです。シドニーやメルボルンは夏時間の期間に UTC+11 となり日本との差が+2時間になりますが、それ以外の時期は+1時間です。ブリスベンは夏時間がないため通年+1時間、パースは UTC+8 で−1時間です。都市名まで確認しないと時差が決まりません。
時差が30分や45分の国があるのはなぜですか?
標準時をどこに合わせるかは各国が決めるもので、1時間単位でなければならないという決まりがないためです。インドは国土の中央付近の経度に合わせて UTC+5:30、ネパールは首都カトマンズ付近に合わせて UTC+5:45 を採用しています。日本との差はそれぞれ3時間30分、3時間15分となり、繰り上がりの計算で間違えやすい相手です。

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