時計の問題プリントを無料で作る方法|答えつき・家庭学習の進め方
時計の読み方は、何度もくり返して見ることで身につきます。とはいえ、市販のドリルは 1 冊やりきると終わりで、子どものレベルにちょうど合う問題を毎回用意するのは大変です。この記事では、時計の問題プリントの種類(時計をよむ・針をかく・時こくと時間)とそれぞれで身につく力、年齢やレベル別の選び方、答えつきのプリントを無料で作って A4 で印刷する手順、針をかく問題の丸つけのポイント、2 週間で「何時何分」が読めるようになる家庭学習の進め方までをまとめます。
時計プリントの3つの種類と身につく力
時計の問題プリントは、大きく分けて 3 種類あります。同じ「時計の練習」でも、使う力がそれぞれ違うので、目的に合わせて選びましょう。
| 種類 | 問題の形 | 身につく力 | むずかしさ |
|---|---|---|---|
| 時計をよむ | 針のある時計を見て「( )時( )分」を書く | 長い針・短い針を見分けて時刻を読む力 | やさしい |
| 針をかく | 書いてある時刻になるように、短い針と長い針をかきこむ | 時刻から針の位置を考える力。短い針の細かい位置まで意識できる | ややむずかしい |
| 時こくと時間 | 何分後・何分前・何分間の文章題(時計つき) | 時刻と時間の関係を考え、60 でくり上がる計算をする力 | むずかしい |
順番としては「時計をよむ」で読み方に慣れてから、「針をかく」で逆向きに考える練習をし、小 2・小 3 になったら「時こくと時間」に進むのがおすすめです。読めるようになったつもりでも、針をかかせると短い針の位置があいまいなことがよくあります。
レベルの選び方|年長から小3まで
プリントは、子どもが 10 問中 7〜8 問は自力で解けるくらいのレベルを選ぶと、やる気が続きやすくなります。むずかしすぎると時計そのものが嫌いになってしまうので、迷ったら 1 つやさしいレベルから始めましょう。
| 学年の目安 | プリントの種類 | レベル | 1 枚の問題数 |
|---|---|---|---|
| 年中〜年長 | 時計をよむ | ちょうど(○時) | 6 問 |
| 年長〜小1 のはじめ | 時計をよむ・針をかく | ○時半 | 6〜9 問 |
| 小1 | 時計をよむ・針をかく | 5 分きざみ → 1 分きざみ | 9〜12 問 |
| 小2 | 時こくと時間 | ○時をまたがない | 4〜6 問 |
| 小3 | 時こくと時間 | ○時をまたぐ・正午をまたぐ・○時間○分 | 6〜8 問 |
答えつきの時計プリントを無料で作る手順
「時計の読み方 練習」ツールの「プリントを作る」を使うと、登録なしで、答えのページつきの時計プリントを A4 で作れます。問題は毎回ちがうものを作れるので、ドリルのように使い切ってしまう心配がありません。
- 1
プリントの種類を選ぶ
「時計をよむ」「針をかく」「時こくと時間」から選びます。
- 2
レベルと問題数を選ぶ
時計をよむ・針をかくは、ちょうど・○時半・5 分きざみ・1 分きざみの 4 レベル。1 枚あたり 6・9・12 問から選べます。時こくと時間は 4 レベルで、1 枚 4・6・8 問です。枚数は 1〜5 枚まで選べます。
- 3
タイトルとセット番号を決める
タイトルは自由に変えられます。セット番号を変えると別の問題になり、同じセット番号なら何度作っても同じ問題と答えになります。
- 4
答えのページと分の数字を選ぶ
「答えのページもつける」をオンにすると、問題のあとに赤い答えのページがつきます。「時計の外がわに分の数字(5・10・15…)」のオン・オフも選べます。
- 5
プレビューを確かめて印刷する
画面のプレビュー(A4 縦)で仕上がりを確かめ、「印刷する」を押します。PDF にしたいときは「別のタブで開く(PDF 保存)」から保存します。
時こくと時間のプリントでは、答えのページに「3時40分 → 20分 → 4時 → 10分 → 4時10分」のような考え方も赤で出るので、丸つけのときにそのまま説明に使えます。
きれいに印刷するための注意点
- 倍率は 100%:印刷画面で「倍率 100%」を選ぶと、A4 に欠けずに出ます。「用紙に合わせる」で小さくなる場合は、設定を確認してください。
- 背景のグラフィックをオン:分の数字の色や答えの赤など、色つきの部分を印刷するには「背景のグラフィック」をオンにします。
- スマホからは PDF 保存が便利:「別のタブで開く(PDF 保存)」で PDF にしておけば、コンビニのプリントサービスやあとからの印刷にも使えます。
- 答えのページは別に保管:答えのページが問題のすぐ後ろにあると、子どもが見てしまうことがあります。印刷したら分けておきましょう。
印刷すると全体が小さくなってしまうときの原因と直し方は、印刷すると小さくなる原因と直し方でくわしく解説しています。家庭学習で漢字や英語のプリントもあわせて作りたい場合は、英語4線・漢字練習プリントの作り方も参考になります。
「針をかく」問題の丸つけのポイント
針をかく問題は、答えが 1 つの数字ではないので、どこまでできていれば正解にするかを決めておくと丸つけが楽になります。次の 4 点を確認しましょう。
| チェックすること | 正しいかき方 | よくあるまちがい |
|---|---|---|
| 針の長さ | 短い針ははっきり短く、長い針は目盛りに届くくらい長く | 2 本が同じ長さで、どちらが時か分からない |
| 長い針の位置 | 分の目盛りを正確に指している(15 分なら 3) | 15 分なのに「3 分」の目盛りをさしてしまう |
| 短い針の位置 | 分に合わせて数字と数字のあいだに進んでいる(3時30分なら 3 と 4 のまん中) | 3時30分なのに短い針が 3 ぴったりを指している |
| 針の始まり | 2 本とも時計のまん中から出ている | 針がまん中からずれている |
いちばん見落としやすいのは 3 番目の短い針の位置です。短い針は 1 時間で数字 1 つぶん、30 分なら半分、45 分なら 4 分の 3 進みます。年長〜小1 のはじめは「短い針がだいたいの位置ならマル」とし、慣れてきたら細かい位置まで意識させるとよいでしょう。
2週間で「何時何分」が読めるようになる進め方
時計は、1 日にたくさんやるより、毎日少しずつ続けるほうが身につきます。1 日 1 枚・5〜10 分を目安に、次のようなペースで進めてみてください。子どもの様子を見て、できていなければ同じ段階をくり返します。
| 日 | プリント | レベル | ねらい |
|---|---|---|---|
| 1〜2 日目 | 時計をよむ | ちょうど | 短い針で「○時」を読む |
| 3〜4 日目 | 時計をよむ・針をかく | ○時半 | 長い針が 6 なら半。短い針は数字のあいだ |
| 5〜7 日目 | 時計をよむ | 5 分きざみ(分の数字あり) | 長い針の数字 × 5 が分 |
| 8〜9 日目 | 針をかく | 5 分きざみ | 時刻から針の位置を考える |
| 10〜12 日目 | 時計をよむ | 1 分きざみ | 目盛りを数えて分を読む |
| 13〜14 日目 | 時計をよむ・針をかく | 1 分きざみ(分の数字なし) | 仕上げ。実際の時計と同じ見た目で読む |
- まちがえた問題は、その日のうちに時計を動かして一緒に確かめる
- 同じセット番号のプリントを数日後にもう一度解くと、できるようになったかが分かる
- 1 枚ぜんぶできたら、シールや花まるで「できた」を見える形にする
- プリントのあとに「いま何時?」と本物の時計で聞き、紙と生活をつなげる
プリントでつまずいたときは、どこでつまずいているかを見きわめるのが先です。教え方の順番やよくあるまちがいの直し方は、時計の読み方の教え方(5ステップ)にまとめています。
市販のドリル・学校のプリントとの使い分け
時計の練習には、市販のドリルや学校から配られるプリントもあります。それぞれに得意なことがあるので、組み合わせて使うと効率よく練習できます。
| 市販のドリル | 学校のプリント・宿題 | 自分で作るプリント | |
|---|---|---|---|
| よいところ | 説明やイラストがあり、順番どおりに進められる | 授業の内容とぴったり合っている | レベルと問題数を自由に選べ、何枚でも作れる |
| 気になるところ | 1 冊終えると問題が足りなくなる | 枚数が少なく、苦手な部分だけをくり返しにくい | 説明は少ないので、教え方は大人が補う |
| 向いている使い方 | はじめて習うときの導入 | 授業の復習 | 苦手なレベルの集中練習、テスト前の総まとめ |
たとえば、ドリルや授業で新しい内容(○時半、5 分きざみなど)を習ったら、自分で作るプリントで同じレベルを 2〜3 枚くり返す、という使い方が効果的です。まちがいの多いレベルだけを選んで印刷できるので、苦手なところを短い時間で集中して練習できます。
画面の練習問題と組み合わせる
プリントと同じツールの「れんしゅう問題」では、時計を見て読む 4 択、言われた時刻に針をあわせる問題、時こくと時間の問題を、プリントと同じレベル分けで 10 問ずつ解けます。答えるとすぐに正解かどうかが分かり、まちがえたときは考え方が表示されるので、ひとりでも練習できます。
たとえば、平日はスマホやタブレットの練習問題で 5 分、週末はプリントで書く練習、のように組み合わせると、飽きずに続けやすくなります。何分後・何分前のプリントに進む前には、時こくと時間の求め方で考え方を確認しておくとスムーズです。
よくある質問
- 時計のプリントは無料で印刷できますか?
- 「時計の読み方 練習」ツールの「プリントを作る」なら、無料・登録なしで作れます。時計をよむ・針をかく・時こくと時間の 3 種類から選び、1 枚 4〜12 問、最大 5 枚を A4 で印刷できます。答えのページもつけられます。
- 毎回ちがう問題のプリントを作れますか?
- 作れます。セット番号を変えると別の問題になります。反対に、同じセット番号なら何度作っても同じ問題と答えになるので、数日後に同じプリントを解き直して、できるようになったかを確かめることもできます。
- 年長の子にはどのプリントがいいですか?
- まずは「時計をよむ」の「ちょうど(○時)」レベルで、1 枚 6 問から始めるのがおすすめです。○時がすらすら読めるようになったら「○時半」に進みます。分の数字(5・10・15…)がついた時計で練習すると、あとで 5 分きざみに進むときにスムーズです。
- 針をかく問題はどこまで正確なら正解ですか?
- 長い針が正しい分を指していて、短い針が正しい数字のあたり(3時30分なら 3 と 4 のあいだ)にあれば、はじめは正解にしてよいでしょう。慣れてきたら、短い針が分に合わせて数字のあいだのどのくらいの位置にあるかまで確認します。
- プリントをPDFで保存できますか?
- できます。「別のタブで開く(PDF 保存)」を押して開いたページから、ブラウザの印刷機能で「PDF に保存」を選んでください。スマホで作ってパソコンやコンビニで印刷したいときにも便利です。
この記事で紹介したツール
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