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塩水浴の塩の量|0.5%は水1Lに5g。金魚・メダカの塩水浴のやり方と注意点

金魚やメダカの元気がないとき、まず試されることが多いのが塩水浴です。濃度は0.5%が基本で、水1Lに塩5gと計算は簡単ですが、水量を外寸で見積もって塩を入れすぎたり、塩に弱い生き物がいる水槽に入れてしまったりする失敗もよくあります。この記事では、塩の量の計算と早見表、小さじ・大さじでの量り方、使う塩の選び方、塩水浴の手順と終わらせ方をまとめます。

塩の量は「水量(L)×濃度(%)×10」グラム

水1Lはおよそ1000gなので、0.5%にするには1000×0.005=5gの塩が必要です。つまり塩のグラム数は「水量(L)×濃度(%)×10」で出せます。10Lのバケツなら10×0.5×10=50g、60cm規格水槽(実際の水量約51.5L)なら約258gです。

水量0.3%0.5%0.6%0.5%を3回に分ける1回分
1L3g5g6g約1.7g
2L6g10g12g約3.3g
5L15g25g30g約8.3g
10L30g50g60g約16.7g
20L60g100g120g約33.3g
30L90g150g180g約50g
50L150g250g300g約83.3g

0.3%は水合わせや予防、0.5%は塩水浴の基本、0.6%は金魚の白点病などで使われることが多い濃度です。濃いほど効くわけではなく、1%近くになると魚の負担が大きくなります。初めてなら0.5%を守ってください。

はかりがないときは小さじ・大さじで量る

精製塩(さらさらの食塩)は小さじ1杯が約6g、大さじ1杯が約18gです。粗塩は粒のすき間が多く湿り気もあるので、小さじ1杯で約5gと軽めになります。

水量(0.5%)塩の重さ小さじ(精製塩)大さじ(精製塩)
2L10g約1.7杯約0.6杯
5L25g約4.2杯約1.4杯
10L50g約8.3杯約2.8杯
20L100g約16.7杯約5.6杯
30L150g約25杯約8.3杯
  • 使える塩:食塩・精製塩・粗塩・天然塩など、塩化ナトリウムが主成分のもの
  • 避ける塩:うま味調味料やハーブが入った味付け塩、にがりを加えた塩、固結防止剤入りの塩
  • 海水魚用の人工海水の素は成分が違うので、淡水魚の塩水浴には使わない
  • 塩はバケツの水に完全に溶かしてから入れる。粒のまま入れると底で濃い場所ができる

金魚・メダカの塩水浴の手順

  1. 1

    別の容器を用意する

    水草・エビ・貝のいる水槽では塩水浴をせず、バケツやプラケースに病気の魚だけを移します。容器の水量をはかって、塩の量を計算します。

  2. 2

    水温を合わせてから移す

    元の水槽の水を使うか、同じ温度にした水を使います。移す前の水温差は1〜2℃以内にします。

  3. 3

    塩を3回くらいに分けて溶かし入れる

    一度に0.5%にすると魚が驚くので、数時間おきに3回ほどに分けて入れます。10Lなら1回約17gずつです。

  4. 4

    エサは控えて様子を見る

    塩水浴の間はエサを止めるか、ごく少なくします。食べ残しで水が汚れると、塩水浴の効果が落ちます。期間は1週間前後が目安です。

  5. 5

    水換えは同じ濃度の塩水で

    途中で水を換えるときは、新しい水にも同じ濃度の塩を溶かします。10Lのうち3Lを換えるなら、新しい3Lに15gです。

元気が戻ったら、急に真水に戻さず、数日かけて少しずつ水を換えて塩分を薄めます。たとえば1日に3分の1ずつ真水と入れ替えれば、3日ほどで濃度は3割程度まで下がります。そのあと元の水槽に水合わせをして戻します。

水槽ごと塩水浴するときの量と、水換えで足す塩

金魚だけ・メダカだけで水草もエビもいない水槽なら、水槽ごと塩水浴をすることもあります。このときも塩の量は実際の水量で計算し、3回ほどに分けて入れます。大磯砂を4cm敷き、水面をふちから3cm下げたときの0.5%の量は次のとおりです。

水槽実際の水量0.5%の塩3回に分ける1回分30%換えたときに足す塩
30cm規格9.6L約48g約16g約14g(2.9L分)
30cmキューブ20.3L約101g約34g約30g(6.1L分)
45cm規格24.4L約122g約41g約37g(7.3L分)
60cm規格51.5L約258g約86g約77g(15.5L分)

水換えのときに足す塩は、新しく入れる水の量だけで計算します。水槽に残っている水にはすでに塩が溶けているので、水槽全体の量で塩を入れ直すと濃くなりすぎます。蒸発で水位が下がったときの足し水は、塩は蒸発しないので真水で足します。

塩水浴が向かない生き物と、やめどき

  • 水草:0.5%の塩水では枯れたり溶けたりするものが多い
  • エビ・貝:ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・タニシなどは塩に弱い
  • コリドラス・プレコなどのナマズの仲間、ドジョウは塩に弱いとされ、濃度を下げるか避ける
  • ろ過のバクテリア:塩水浴を本水槽で行うと、ろ過の働きが落ちることがある
  • 魚病薬と一緒に使うときは、薬の説明書で塩との併用ができるか確かめる

塩水浴は、魚の体の塩分と水の塩分の差を小さくして、体力の消耗を抑えるための方法です。病気そのものを治す薬ではないので、1週間ほど続けても良くならない、体に白い点や綿のようなものが増えている、といった場合は、症状に合った魚病薬を検討してください。

金魚の白点病では、塩水浴と合わせて水温をゆっくり上げることもあります。設定温度を変えられるヒーターの選び方はヒーター何W・フィルター流量の選び方を参考にしてください。

よくある質問

0.5%の塩水浴には塩を何グラム入れますか?
水1Lに5gです。2Lで10g、10Lで50g、20Lで100gになります。水量(L)×濃度(%)×10で計算できます。
塩水浴の塩は小さじ何杯ですか?
精製塩なら小さじ1杯が約6gなので、0.5%の塩水10Lに必要な50gは小さじ約8.3杯、大さじなら約2.8杯です。粗塩は小さじ1杯が約5gと軽めです。
塩水浴は何日くらい続けますか?
1週間前後が目安です。元気が戻ったら、数日かけて少しずつ真水と入れ替えて塩分を薄めてから、元の水槽に戻します。1週間ほどで良くならないときは、症状に合った薬を検討します。
メダカも塩水浴できますか?
できます。金魚と同じく0.5%が基本です。ただし同じ容器にミナミヌマエビや水草がいる場合は、メダカだけを別の容器に移して行います。

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