ボウリングのスコア計算方法|ストライク・スペアの点数の数え方
ボウリングの点数は、倒したピンの本数をただ足すだけではありません。ストライクとスペアには「次の投球の本数」がボーナスとして加わるため、画面の累計がいきなり大きく増えたり、しばらく空欄になったりします。この記事では、1〜10フレームの基本ルール、ストライク・スペアのボーナスの数え方、1ゲームをフレームごとに計算した実例、累計が空欄になる理由、よくある計算ミスを順番に解説します。
ボウリングの点数の基本ルール
ボウリングの1ゲームは10フレームでできています。1〜9フレームでは、1つのフレームで最大2回投げられ、10本のピンをできるだけ多く倒します。何も特別なことが起きなければ、そのフレームの得点は「1投目と2投目で倒した本数の合計」です。7本と2本なら9点、10フレームぶん足したものがそのゲームの点数になります。
- ストライク(X):1投目で10本すべてを倒すこと。そのフレームは1投で終わり、2投目は投げません
- スペア(/):1投目で残ったピンを、2投目ですべて倒すこと
- オープンフレーム:2投しても10本倒しきれなかったフレーム。倒した本数がそのまま得点です
- 10フレームだけは特別で、ストライクかスペアを出すと3投目を投げられます
ボウリングの点数が少しややこしく感じられるのは、ストライクとスペアのフレームに「ボーナス」がつくからです。このボーナスの仕組みさえ押さえれば、手書きのスコアシートでも暗算で累計を出せるようになります。
ストライクは「10+次の2投」、スペアは「10+次の1投」
ストライクとスペアのフレームの得点は、そのフレームの10本に、そのあと投げた投球の本数を足して計算します。足す投球の数は、ストライクなら次の2投、スペアなら次の1投です。
| フレームの結果 | そのフレームの得点 | 例 |
|---|---|---|
| ストライク(X) | 10 + 次の2投の本数 | 次が 7・2 なら 10+7+2=19点 |
| スペア(/) | 10 + 次の1投の本数 | 次の1投目が 9 なら 10+9=19点 |
| オープン | 2投の本数の合計 | 7・2 なら 9点 |
| 10フレーム | 投げた本数(最大3投)の合計 | X・7・/ なら 20点 |
ここで大事なのは、ボーナスは「次のフレーム」ではなく「次の投球」で数えるという点です。ストライクの次がまたストライクなら、次の2投は「次のフレームの1投目(10本)」と「そのまた次のフレームの1投目」になります。ストライクが続いたときの点数はダブル・ターキーの点数の記事で詳しく計算しています。
1ゲームをフレームごとに計算してみる(167点の例)
スコアシートの記号で「X 7/ 9- X -8 8/ -6 X X X81」と書かれたゲームを、1フレームずつ計算します。X はストライク、/ はスペア、- は0本の意味です(記号の書き方はスコアシートの書き方の記事を参照)。
| フレーム | 記号 | 計算 | 得点 | 累計 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | X | 10 + 次の2投(7+3) | 20 | 20 |
| 2 | 7 / | 10 + 次の1投(9) | 19 | 39 |
| 3 | 9 - | 9 + 0 | 9 | 48 |
| 4 | X | 10 + 次の2投(0+8) | 18 | 66 |
| 5 | - 8 | 0 + 8 | 8 | 74 |
| 6 | 8 / | 10 + 次の1投(0) | 10 | 84 |
| 7 | - 6 | 0 + 6 | 6 | 90 |
| 8 | X | 10 + 次の2投(10+10) | 30 | 120 |
| 9 | X | 10 + 次の2投(10+8) | 28 | 148 |
| 10 | X 8 1 | 10 + 8 + 1 | 19 | 167 |
1フレームのストライクの次の2投は、2フレームの「7」と、スペアを取った2投目の「3本」です。スペアの記号 / は「残りを全部倒した」という意味なので、本数に直すと 10 − 7 = 3 本になります。6フレームのスペアは、次の1投が7フレームの1投目のミス(0本)なので、ボーナスなしの10点にとどまります。
8フレームは、次の2投が9フレームのストライクと10フレームの1投目のストライクなので 10+10+10=30点。9フレームは次の2投が10フレームの X と 8 なので28点です。10フレームはボーナスを外から足さず、3投の本数をそのまま合計します。
ストライク・スペアのあと累計が空欄になる理由
ボウリング場の画面や手書きのスコアシートで、ストライクを出したフレームの累計がしばらく空欄になるのは、ボーナスの投球がまだ投げられておらず、そのフレームの得点が決まっていないからです。
- スペアのフレーム:次の1投を投げた時点で得点が決まる
- ストライクのフレーム:次の2投を投げた時点で得点が決まる
- ストライクが続いているとき:最初のストライクの得点が決まるまで、それ以降の累計もすべて空欄になる
- オープンフレーム:2投目を投げた時点ですぐ決まる(ただし前のフレームが空欄なら累計は書けない)
累計は前のフレームから順に足していくので、途中に1つでも決まっていないフレームがあると、その先の累計も書けません。たとえば「X X 7/ 7 2」と投げたとき、1フレームは 10+10+7=27点、2フレームは 10+7+3=20点、3フレームのスペアは 10+7=17点、4フレームは9点で、累計は 27・47・64・73 です。3フレームの / を投げるまでは、1フレームの累計すら決まりません。
よくある計算ミスと確かめ方
- 1
スペアのボーナスに2投足してしまう
スペアのボーナスは次の1投だけです。次のフレームが 7・2 でも、足すのは 7 だけで、スペアのフレームは17点になります。
- 2
ストライクのボーナスを「次のフレームの合計」で数える
次のフレームもストライクだと、次のフレームは1投で終わります。この場合、2投目のボーナスはそのまた次のフレームの1投目から取ります。
- 3
/ を本数に直し忘れる
スペアの2投目は「10 − 1投目の本数」です。ストライクの次が 6/ なら、ボーナスは 6+4=10 で、ストライクのフレームは20点です。
- 4
10フレームにさらにボーナスを足す
10フレームの3投目は、10フレームの中のボーナスです。X・X・X なら 30点で、そこからさらに足すものはありません。
手で計算した累計が合っているか不安なときは、ボウリング スコア計算ツールに記号を「X 7/ 9- …」のようにまとめて入れると、フレームごとの累計と計算の内訳が出るので、1フレームずつ見比べられます。
よくある質問
- ボウリングのストライクは何点ですか?
- ストライクのフレームは「10点+次の2投で倒した本数」です。次の2投が 7本・2本なら19点、次もストライクで、その次の1投目が8本なら28点、3回続けてストライクなら30点です。次の2投を投げるまで点数は決まりません。
- スペアのボーナスは次のフレームの合計ですか?
- いいえ、次の1投だけです。スペアのあと 7・2 と投げた場合、スペアのフレームは 10+7=17点で、2投目の2本は足しません。
- ボウリングの最高得点は何点ですか?
- 12投続けてストライクを出したときの300点(パーフェクト)です。1〜9フレームはそれぞれ 10+10+10=30点、10フレームは X・X・X で30点になり、30点×10フレームで300点です。
- ガターやファウルは何点ですか?
- どちらも0本として数えます。ファウル(ファウルラインを踏み越えて投げた)の場合、倒したピンがあっても0本扱いです。前のフレームがストライクやスペアなら、そのボーナスも0本として計算します。
この記事で紹介したツール
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