出産予定日の計算方法|最終月経から280日・ネーゲレ概算法
妊娠検査薬で陽性が出たとき、まず気になるのが「予定日はいつ?」です。この記事では、最終月経の開始日から280日で出産予定日を出す計算方法と、暗算で使うネーゲレ概算法、生理周期が28日でない場合の補正、病院で予定日が修正される理由までを、具体的な日付でまとめます。
基本は「最終月経の開始日+280日」
出産予定日は、最後に来た生理の1日目(最終月経の開始日)を「妊娠0週0日」として、280日目(40週0日)に当たる日です。最終月経が2026年8月3日なら、280日後の2027年5月10日が出産予定日になります。
最終月経の日はまだ妊娠していないのに、そこから数えるのは不思議に感じるかもしれません。これは、排卵や受精の日は本人にも分からないことが多い一方、生理が始まった日は覚えている人が多いためです。周期28日の人なら、最終月経から14日目(2週0日)ごろに排卵・受精し、そこから約266日で生まれる、というのが280日の中身です。
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最終月経の開始日を確かめる
生理が終わった日ではなく、始まった日です。アプリや手帳の記録があればそれを使います。
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280日を足す
2026年8月3日 + 280日 = 2027年5月10日。カレンダーで数えるなら、40週後の同じ曜日(この例では月曜日)です。
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周期が28日でなければ補正する
生理周期が35日なら7日後ろ、25日なら3日前にずらします(詳しくは後述)。
ネーゲレ概算法のやり方と、280日計算とのずれ
カレンダーなしで予定日を出す方法として、母子手帳や産院の説明でよく紹介されるのが「ネーゲレ概算法」です。最終月経の開始日の「月から3を引く(引けなければ9を足す)」「日に7を足す」だけで予定日になります。
- 最終月経が8月3日 → 月は8−3=5、日は3+7=10 → 5月10日
- 最終月経が1月31日 → 月は1+9=10、日は31+7=38 → 10月は31日までなので11月7日
便利な方法ですが、月の日数(28〜31日)の違いを無視しているため、280日で数えた日と数日ずれることがあります。特に、間に2月をはさむ場合や、31日まである月の月末が最終月経の場合にずれやすくなります。
| 最終月経の開始日 | 280日で数えた予定日 | ネーゲレ概算法 | ずれ |
|---|---|---|---|
| 2026年8月3日 | 2027年5月10日 | 2027年5月10日 | なし |
| 2026年1月31日 | 2026年11月7日 | 2026年11月7日 | なし |
| 2026年3月31日 | 2027年1月5日 | 2027年1月7日 | 2日遅い |
| 2026年5月31日 | 2027年3月7日 | 2027年3月10日 | 3日遅い |
| 2026年12月25日 | 2027年10月1日 | 2027年10月2日 | 1日遅い |
ずれは最大でも数日なので、おおよその時期をつかむには十分です。ただし、産休の申請や里帰りの予定など日付そのものが必要な場面では、280日で数えた日(産院で決まった日があればその日)を使ってください。
生理周期が28日でない場合の補正
280日の計算は「最終月経から14日目に排卵する」=周期28日を前提にしています。排卵してから次の生理までの期間(黄体期)は人によらず約14日でほぼ一定なので、周期が長い人は排卵が遅く、短い人は排卵が早いと考えられます。そこで、周期が28日から何日ずれているかの分だけ予定日をずらします(修正ネーゲレ法)。
| 生理周期 | ずらす日数 | 出産予定日(最終月経 2026年8月3日) |
|---|---|---|
| 21日 | 7日早める | 2027年5月3日 |
| 25日 | 3日早める | 2027年5月7日 |
| 28日 | そのまま | 2027年5月10日 |
| 30日 | 2日遅らせる | 2027年5月12日 |
| 32日 | 4日遅らせる | 2027年5月14日 |
| 35日 | 7日遅らせる | 2027年5月17日 |
| 40日 | 12日遅らせる | 2027年5月22日 |
予定日をずらすと、妊娠週数の数え始め(0週0日)も同じ日数だけずれます。周期35日の人なら、0週0日は最終月経の7日後の8月10日です。ただし、周期が毎回バラバラな人や、授乳中・ピルをやめた直後などで排卵日の見当がつかない人は、この補正の精度も高くありません。排卵日が分かっている場合は、排卵日や胚移植日から予定日を出す方法のほうが正確です。
病院で予定日が修正されるのはなぜか
最終月経から出した予定日は、あくまで「28日周期で14日目に排卵した」という仮定の上の日付です。実際の排卵は数日前後することが珍しくありません。そこで産院では、妊娠初期(8〜11週ごろ)の超音波検査で赤ちゃんの頭からお尻までの長さ(頭殿長、CRL)を測り、その大きさから予定日を確かめます。
- 妊娠初期の赤ちゃんは大きさの個人差が小さいため、CRLから週数を推定する精度が高い
- 最終月経からの予定日とCRLからの予定日が大きく(おおむね1週間程度以上)ずれていれば、CRLの結果で予定日を修正することが多い
- いったん確定した予定日は、その後の健診で赤ちゃんが大きめ・小さめでも原則として変えない(大きさの違いは個人差として見る)
予定日が修正されると、週数もカレンダーも一緒にずれます。「ネットで計算した週数と母子手帳の週数が合わない」というときは、たいていこの修正が原因です。以後は産院で決まった予定日を基準にしてください。
予定日ちょうどに生まれる人は約5%
出産予定日は「この日に生まれる」という日ではなく、「このあたりで生まれる」という目安の中心です。予定日ちょうどに生まれる人は5%ほどしかいません。実際には、37週0日から41週6日までの5週間が「正期産」と呼ばれる、生まれてよい時期にあたります。
| 区分 | 週数 | 最終月経 2026年8月3日の場合 |
|---|---|---|
| 臨月(妊娠10か月) | 36週0日〜 | 2027年4月12日〜 |
| 正期産 | 37週0日〜41週6日 | 2027年4月19日〜5月23日 |
| 出産予定日 | 40週0日 | 2027年5月10日 |
| 過期産 | 42週0日〜 | 2027年5月24日〜 |
里帰り出産の移動や、上の子の預け先の手配などは、予定日ではなく正期産に入る37週を目安に準備しておくと安心です。心拍確認や安定期など、途中の時期の目安は妊娠週数別のスケジュールにまとめています。
予定日と今日の週数をまとめて計算する
出産予定日・妊娠週数計算では、「何から計算しますか」で「最終月経」を選び、生理が始まった日を入れるだけで、出産予定日と今日の妊娠週数(◯週◯日)・妊娠◯か月が表示されます。周期が28日でない場合は月経周期の欄を変えると、上の表と同じ補正がかかります。
結果の下には、ネーゲレ概算法で出した日付と、280日で数えた予定日と何日ずれているかも表示されるので、母子手帳の早見表と見比べるときに便利です。病院で予定日が決まったら、「予定日から」を選んで入れ直すと、週数やカレンダーが病院の数え方とそろいます。
よくある質問
- 出産予定日は最終月経から何日後ですか?
- 最終月経の開始日から280日後(40週0日)です。最終月経が2026年8月3日なら、出産予定日は2027年5月10日です。これは生理周期が28日の場合で、周期が35日なら7日遅い5月17日、25日なら3日早い5月7日になります。
- ネーゲレ概算法で出した予定日と、アプリの予定日が違います。
- ネーゲレ概算法は月の日数の違いを無視して「月−3(または+9)、日+7」で計算するため、280日で数えた日と数日ずれることがあります。たとえば最終月経が2026年5月31日なら、概算法では2027年3月10日、280日で数えると3月7日です。正確な日付が必要なときは280日で数えた日を使ってください。
- 生理不順で最終月経がはっきりしません。予定日はどう決まりますか?
- 妊娠初期(8〜11週ごろ)の超音波検査で赤ちゃんの頭殿長(CRL)を測り、その大きさから予定日を決めます。最終月経が分からない場合や周期が不規則な場合は、最終月経から出した日よりもこちらが優先されます。病院で決まった予定日が出たら、その日を基準に週数を数えてください。
- 一度決まった予定日が、あとから変わることはありますか?
- 妊娠初期の超音波検査で予定日を確定したあとは、原則として変えません。中期以降の健診で赤ちゃんが大きめ・小さめと言われても、それは成長の個人差として扱われ、予定日はそのままです。
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