時刻の読み方一覧|4時は「よじ」、10分は「じゅっぷん」?ぷん・ふんの見分け方
「4時」は「よじ」なのに「4分」は「よんぷん」、「9時」は「くじ」なのに「9分」は「きゅうふん」。時刻の読み方は、同じ数字でも時と分で読みが変わり、分には「ぷん」と「ふん」が混ざっています。子どもに時計を教えていると「どうしてそう読むの?」と聞かれて答えに困ることもあるでしょう。この記事では、0時〜23時と 1分〜59分の読み方の一覧、「ぷん」と「ふん」の見分け方、「じゅっぷん」と「じっぷん」のどちらが正しいか、「○時半」「○時5分前」などの言い方、秒の読み方までをまとめます。
「○時」の読み方一覧(0時〜23時)
まずは「時」の読み方です。ほとんどは数字の読みに「じ」をつけるだけですが、4時・7時・9時の 3 つだけは、ふだん数を数えるときと読み方が変わります。
| 時刻 | 読み方 | 時刻 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 0時 | れいじ | 12時 | じゅうにじ |
| 1時 | いちじ | 13時 | じゅうさんじ |
| 2時 | にじ | 14時 | じゅうよじ |
| 3時 | さんじ | 15時 | じゅうごじ |
| 4時 | よじ | 16時 | じゅうろくじ |
| 5時 | ごじ | 17時 | じゅうしちじ |
| 6時 | ろくじ | 18時 | じゅうはちじ |
| 7時 | しちじ | 19時 | じゅうくじ |
| 8時 | はちじ | 20時 | にじゅうじ |
| 9時 | くじ | 21時 | にじゅういちじ |
| 10時 | じゅうじ | 22時 | にじゅうにじ |
| 11時 | じゅういちじ | 23時 | にじゅうさんじ |
- 4時 = よじ:「よんじ」とは読みません。14時も「じゅうよじ」です。
- 7時 = しちじ:正式な読みは「しちじ」です。ただし「いちじ」と聞きまちがえやすいので、会話では「ななじ」と言う人も多くいます。
- 9時 = くじ:「きゅうじ」とは読みません。19時も「じゅうくじ」です。
- 0時 = れいじ:午前0時は「ごぜん れいじ」と読みます。
「○分」の読み方一覧(1分〜59分)
分の読み方は、1 の位の数字で決まります。1〜10 の読み方さえ覚えれば、11 分以降は「じゅう」「にじゅう」…と 1 の位の読みを組み合わせるだけです。
| 分 | 読み方 | ぷん/ふん | 分 | 読み方 |
|---|---|---|---|---|
| 1分 | いっぷん | ぷん | 11分 | じゅういっぷん |
| 2分 | にふん | ふん | 12分 | じゅうにふん |
| 3分 | さんぷん | ぷん | 13分 | じゅうさんぷん |
| 4分 | よんぷん | ぷん | 14分 | じゅうよんぷん |
| 5分 | ごふん | ふん | 15分 | じゅうごふん |
| 6分 | ろっぷん | ぷん | 16分 | じゅうろっぷん |
| 7分 | ななふん | ふん | 17分 | じゅうななふん |
| 8分 | はっぷん(はちふん) | ぷん | 18分 | じゅうはっぷん |
| 9分 | きゅうふん | ふん | 19分 | じゅうきゅうふん |
| 10分 | じゅっぷん(じっぷん) | ぷん | 20分 | にじゅっぷん |
30 分は「さんじゅっぷん」、40 分は「よんじゅっぷん」、50 分は「ごじゅっぷん」と、10 の倍数はすべて「〜じゅっぷん」になります。ほかは 1 の位の読みをそのまま使うので、36 分は「さんじゅうろっぷん」、48 分は「よんじゅうはっぷん」、59 分は「ごじゅうきゅうふん」です。
「ぷん」と「ふん」の見分け方
「ぷん」になるか「ふん」になるかは、すぐ前の数字の音で決まります。日本語には、「ん」や小さい「っ」のあとの「ふ(は行)」が「ぷ(ぱ行)」に変わりやすいという性質があり、分の読み方もこのルールに沿っています。
| 前の数字の終わり方 | 分の読み | 例 |
|---|---|---|
| 小さい「っ」がつく(いっ・ろっ・はっ・じゅっ) | ぷん | 1分 いっぷん、6分 ろっぷん、8分 はっぷん、10分 じゅっぷん |
| 「ん」で終わる(さん・よん) | ぷん | 3分 さんぷん、4分 よんぷん |
| それ以外(に・ご・なな・きゅう) | ふん | 2分 にふん、5分 ごふん、7分 ななふん、9分 きゅうふん |
「じゅっぷん」と「じっぷん」はどちらが正しい?
10 分の読み方は、もともとは「じっぷん」とされてきました。「十」の音読みは「ジュウ」と「ジッ」で、「十本(じっぽん)」「十回(じっかい)」のように、小さい「っ」がつくときは「ジッ」と読むのが伝統的な読み方だったためです。
一方、話し言葉では「じゅっぷん」と言う人が多数派になり、2010 年に改定された常用漢字表でも、「十」の「ジッ」には「ジュッ」とも読むことが書き添えられました。いまでは「じゅっぷん」「じっぷん」のどちらも正しい読み方として扱われています。
- 会話や子どもに教えるとき:耳で聞いて分かりやすい「じゅっぷん」が一般的です。
- 学校の宿題やテスト:教科書や先生の読み方に合わせるのが安心です。
- 8分の「はっぷん」と「はちふん」も同じで、どちらも使われます。
時と分で読み方が変わる数字のまとめ
同じ数字でも、時と分では読み方が変わるものがあります。子どもが混乱しやすいのはここなので、表で並べて見せると違いがはっきりします。
| 数字 | ○時 | ○分 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | いちじ | いっぷん | 分は小さい「っ」がついて「ぷん」 |
| 4 | よじ | よんぷん | 時は「よ」、分は「よん」 |
| 6 | ろくじ | ろっぷん | 分は小さい「っ」がつく |
| 7 | しちじ | ななふん | 時は「しち」、分は「なな」 |
| 8 | はちじ | はっぷん | 分は小さい「っ」がつく |
| 9 | くじ | きゅうふん | 時は「く」、分は「きゅう」 |
| 10 | じゅうじ | じゅっぷん | 分は小さい「っ」がつく |
たとえば「4時4分」は「よじ よんぷん」、「7時7分」は「しちじ ななふん」、「9時9分」は「くじ きゅうふん」です。同じ数字が 2 回出る時刻は、読み方の練習問題にぴったりです。
「○時半」「○時5分前」「○時すぎ」の言い方
時刻は「何時何分」以外の言い方もよく使われます。子どもが会話の中で聞いても分かるように、まとめて教えておきましょう。
| 言い方 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| ○時ちょうど | 長い針が 12。分が 0 | 3時ちょうど = 3時0分 |
| ○時半(はん) | 30 分 | 7時半 = 7時30分(しちじはん) |
| ○時○分前 | 次の時まであと○分 | 2時55分 = 3時5分前、8時45分 = 9時15分前 |
| ○時すぎ | ○時を少しこえたころ | 「3時すぎに帰るね」= 3時を少し回ったころ |
| ○時ごろ | ○時の前後 | 「6時ごろ」= 5時50分〜6時10分くらい |
「○分前」は、長い針が 7〜11(35〜55 分)のあたりにあるときによく使われます。「あと何分で次の時になるか」を数える言い方なので、長い針が 12 まであと何目盛りかを数える練習にもなります。
読み方の練習問題(答えつき)
ここまでのルールを使って、次の時刻をひらがなで読んでみましょう。まちがえやすい数字をわざと集めています。子どもと一緒に、声に出してクイズのように出し合うのもおすすめです。
| 問題 | 答え | ポイント |
|---|---|---|
| 4時4分 | よじ よんぷん | 時は「よ」、分は「よん」 |
| 7時7分 | しちじ ななふん | 時は「しち」、分は「なな」 |
| 9時9分 | くじ きゅうふん | 時は「く」、分は「きゅう」 |
| 1時1分 | いちじ いっぷん | 分は小さい「っ」で「ぷん」 |
| 6時36分 | ろくじ さんじゅうろっぷん | 1 の位の 6 で「ろっぷん」 |
| 8時48分 | はちじ よんじゅうはっぷん | 「はちふん」とも読む |
| 2時50分 | にじ ごじゅっぷん | 10 の倍数は「〜じゅっぷん」 |
| 14時15分 | じゅうよじ じゅうごふん | 14時も「よじ」 |
| 19時3分 | じゅうくじ さんぷん | 19時も「くじ」、3 分は「ぷん」 |
| 午後0時10分 | ごご れいじ じゅっぷん | 正午すぎ。0時は「れいじ」 |
まちがえた読み方があったら、その数字だけを集めて何度か読み直すと定着します。とくに 4・7・9 は時と分で読みが変わるので、「4時4分」「7時7分」「9時9分」のように同じ数字を並べた時刻で練習すると、違いを意識しやすくなります。
午前・午後と秒の読み方
- 午前 = ごぜん、午後 = ごご:「午前9時」は「ごぜん くじ」、「午後4時10分」は「ごご よじ じゅっぷん」です。
- 正午 = しょうご:昼の 12 時のことです。午前12時と午後0時のどちらで書くかは正午は午前12時か午後0時かで詳しく解説しています。
- 秒 = びょう:秒は音が変わらず、1秒 = いちびょう、4秒 = よんびょう、10秒 = じゅうびょう と読みます。
- 24 時間表記:13時 = じゅうさんじ、19時 = じゅうくじ のように、時の読み方のルールがそのまま使えます。
時計を動かしながら読み方を確かめる
「時計の読み方 練習」ツールでは、時計の針を動かすと、表示している時刻を「4時10分(よじ じゅっぷん)」のように読み方つきで表示します。午前・午後、24 時間表記、「○時半」「○時5分前」の言い方も同時に出るので、1 つの時刻をいろいろな言い方で確かめられます。
- 1
「読み方の一覧」を開く
0時〜24時の時の読み方と、1分〜59分の分の読み方が一覧になっています。まちがえやすい読み方(4時・7時・9時、1・3・4・6・8・10 分)は赤で示しています。
- 2
「時計を動かす」で針を回す
長い針を回して、読み方の表示がどう変わるかを見ます。1 分ずつ動かすと「ぷん」と「ふん」が切りかわる様子が分かります。
- 3
読み方をかくして声に出す
「答え(読み方)をかくす」をオンにして、子どもに声に出して読んでもらいます。読めたらオフにして答え合わせをします。
時計の針の見方そのものからつまずいている場合は、時計の読み方の教え方(5ステップ)から始めるのがおすすめです。
よくある質問
- 4時は「よじ」と「よんじ」のどちらですか?
- 「よじ」と読みます。「よんじ」とは読みません。14時も「じゅうよじ」です。ただし分になると「4分 = よんぷん」となり、「よぷん」とは読まないので、時と分で読み方が変わることに注意してください。
- 10分は「じゅっぷん」と「じっぷん」のどちらが正しいですか?
- どちらも正しい読み方です。伝統的には「じっぷん」とされてきましたが、2010 年の常用漢字表で「十」の「ジッ」に「ジュッ」とも読むことが書き添えられ、いまは「じゅっぷん」が一般的です。学校では教科書や先生の読み方に合わせましょう。
- 「ぷん」と「ふん」はどう使い分けますか?
- 1・3・4・6・8・10 分は「ぷん」、2・5・7・9 分は「ふん」です。前の数字が「ん」で終わる(さん・よん)か、小さい「っ」がつく(いっ・ろっ・はっ・じゅっ)ときに「ぷん」になります。
- 7時は「しちじ」と「ななじ」のどちらですか?
- 正式な読み方は「しちじ」です。ただし「いちじ」と聞きまちがえやすいため、会話では「ななじ」と言うことも多くあります。7分は「ななふん」と読むのが一般的です。
- 8分は「はっぷん」と「はちふん」のどちらですか?
- どちらも使われます。「はっぷん」のほうが一般的ですが、「はちふん」もまちがいではありません。18分なら「じゅうはっぷん」「じゅうはちふん」です。
この記事で紹介したツール
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