リーグ戦の順位の決め方|勝ち点・得失点差の計算と星取表の書き方
総当たりが終わったあとで「勝ち点が並んだらどうするの?」ともめるのは、リーグ戦の幹事によくある話です。この記事では、勝ち点の付け方の種類、得失点差・総得点などで順位を決める順番、直接対決で決めるときの注意点、星取表の書き方を、4チームの計算例つきでまとめます。
勝ち点の付け方は大会ごとに決める
リーグ戦の順位は、試合ごとに「勝ち点」を与え、その合計で決めるのが一般的です。何点を与えるかは競技や大会の要項で決まっていて、よく使われるのは次の3種類です。
| 方式 | 勝ち | 引き分け | 負け | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 勝3・分1・負0 | 3 | 1 | 0 | サッカーやフットサルで一般的。引き分けより勝ちを強く評価するので、攻めた試合になりやすい |
| 勝2・分1・負0 | 2 | 1 | 0 | 引き分け2回で勝ち1回と同じ。1990年代半ばまでのサッカーで使われ、いまも地域の大会などで見られる |
| 勝1・分0・負0 | 1 | 0 | 0 | 勝ち数だけで比べる。引き分けがない競技(バレーボール・卓球・バドミントンなど)の簡易な順位付けに向く |
どの方式でも、大会の前に参加者へ伝えておくことが大切です。とくに引き分けがある競技では、勝3と勝2で順位が入れ替わることがあります。対戦表メーカーでは、この3つから選ぶか、勝ち・引き分け・負けの点数をそれぞれ0〜10点で指定できます。
4チームの例で計算してみる
A・B・C・Dの4チームで総当たりを行い、結果が「A 2−1 B、C 0−0 D、A 1−1 C、B 3−0 D、A 0−1 D、B 2−2 C」だったとします。各チームの成績は次のようになります。
| チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 | 勝ち点(3・1・0) | 勝ち点(2・1・0) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 0 | 4 | 3 |
| B | 1 | 1 | 1 | 6 | 4 | +2 | 4 | 3 |
| C | 0 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 | 3 | 3 |
| D | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | −2 | 4 | 3 |
勝3・分1・負0なら、A・B・Dが勝ち点4で並び、得失点差でB(+2)→A(0)→D(−2)、勝ち点3のCが4位です。ところが勝2・分1・負0にすると、4チームすべてが勝ち点3で並びます。得失点差でBが1位、AとCは得失点差0・総得点3で並び、勝ち数の多いAが2位、Cが3位、Dが4位です。全試合引き分けのCは、方式しだいで4位にも3位にもなります。
勝ち点が並んだときの順位の決め方
勝ち点が同じチームの並べ方も、要項で決めておく項目です。よく使われる基準は次のとおりで、上から順に比べて差がついたところで決めます。
- 得失点差:得点−失点。大差で勝ったチームが上になる
- 総得点:得失点差も同じなら、多く点を取ったチームを上にする
- 直接対決の結果:並んだチーム同士の試合で勝ったほうを上にする
- 勝ち数:引き分けが多いチームより、勝ちが多いチームを上にする
- 抽選・代表戦:それでも決まらなければ、くじやPK戦、じゃんけんなどで決める
対戦表メーカーの順位表は、勝ち点→得失点差→総得点→勝ち数の順で並べ、すべて同じなら同順位にします。直接対決を優先する大会では、順位表で並んでいるチームを見つけたら、該当する試合の結果で手で入れ替えてください。
星取表(対戦成績表)の書き方
星取表は、縦と横に同じ順でチーム名を並べ、交わるマスに結果を書く表です。縦の行のチームから見た結果を、勝ちは○、負けは●、引き分けは△で書きます。自分同士のマスは斜線や網かけにします。上の例を星取表にすると次のとおりです。
| A | B | C | D | 勝ち点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A | — | ○ 2−1 | △ 1−1 | ● 0−1 | 4 |
| B | ● 1−2 | — | △ 2−2 | ○ 3−0 | 4 |
| C | △ 1−1 | △ 2−2 | — | △ 0−0 | 3 |
| D | ○ 1−0 | ● 0−3 | △ 0−0 | — | 4 |
- 左上から右下への斜めのマスを境に、反対側は○と●が逆になる。書き終えたら対称になっているかで書き間違いを確かめられる
- スコアは行のチームの点を先に書く(Aの行なら「2−1」、Bの行なら「1−2」)
- 右端に勝ち点・得失点差・順位の列をつけると、順位表を別に作らなくて済む
- 不戦勝は「不」や「□」、不戦敗は「■」など、記号の意味を表の下に書いておく
スコアを入れるだけで星取表と順位表を作る
手書きの星取表は、1試合ごとに2か所を書き、勝ち点と得失点差を足し直す必要があり、試合数が増えると計算ミスが起きやすくなります。対戦表メーカーでは、試合順の各カードに両チームのスコアを入れると、星取表の○●△と、順位・試合数・勝分負・得失点・勝ち点の順位表が自動で更新されます。
- 1
総当たりで対戦表を作る
名前とコート数を入れて試合順を作ります。作り方は総当たりの試合数と試合順の作り方で詳しく紹介しています。
- 2
勝ち点の方式を選ぶ
勝3・分1・負0、勝2・分1・負0、勝ち数のみのほか、自分で点数を決めることもできます。
- 3
試合が終わるたびにスコアを入れる
左右の欄に点数を入れると、その場で星取表と順位表に反映されます。入力はこの端末のブラウザに保存されます。
- 4
最終結果を印刷・共有する
印刷すると試合順・星取表・順位表がまとめて出ます。「表をコピー」でスプレッドシートに貼って記録を残すこともできます。
リーグ戦の上位で決勝トーナメントを行う場合は、トーナメント表のシードと不戦勝の決め方のとおり、リーグの1位をシード1、2位をシード2として名前を並べれば、上位同士が決勝まで当たらない表になります。
よくある質問
- 勝ち点はどうやって計算しますか?
- 勝ち数×勝ちの点数+引き分け数×引き分けの点数で計算します。勝3・分1・負0なら、2勝1分1敗のチームは2×3+1×1=7点です。
- 得失点差とは何ですか?
- 全試合の得点の合計から失点の合計を引いた数です。6点取って4点取られたチームなら+2です。勝ち点が並んだときに、まず比べる基準として使われることが多い値です。
- 勝ち点が同じときの順位はどう決めますか?
- 大会の要項で決めた順に比べます。多いのは得失点差→総得点→直接対決→勝ち数→抽選の順です。直接対決を最初に比べる大会もあるので、事前に参加者へ伝えておきましょう。
- 星取表の○と●はどちらから見た結果ですか?
- 縦に並んだ行のチームから見た結果です。Aの行のB列が○なら、AがBに勝ったという意味で、Bの行のA列は●になります。引き分けは△で書きます。
- 3チームが勝ち点で並び、直接対決が1勝1敗ずつのときは?
- 直接対決だけでは決まらないので、並んだチーム同士の試合の得失点差や、全試合の得失点差・総得点など、次の基準に進みます。最後まで決まらない場合に備えて、抽選や代表戦の方法も決めておくと安心です。
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