平和ツモ20符・七対子25符・喰い平和30符|例外の符まとめ
符計算は「副底20符から足して切り上げる」のが基本ですが、平和ツモの20符、七対子の25符、鳴いて符がつかない手の30符の3つだけは、この数え方から外れます。この記事では、それぞれがなぜその符になるのか、平和の条件と平和にならない手、よく出る点数の早見表、ローカルルールで扱いが変わるところをまとめます。
例外になる3つの手
| 手 | 符 | 通常の数え方との違い |
|---|---|---|
| 平和のツモ | 20符 | ツモの2符をつけない |
| 平和のロン | 30符 | 例外ではない(副底20+門前加符10) |
| 七対子 | 25符 | 副底を使わず25符で固定、切り上げない |
| 鳴いて符がつかない手(喰い平和の形)のロン | 30符 | 20符のままにせず30符にする |
| 鳴いて符がつかない手のツモ | 30符 | 例外ではない(20+ツモ2=22を切り上げ) |
この表のうち、本当に「通常の数え方では出てこない符」になるのは、平和ツモの20符、七対子の25符、鳴いた手のロンの30符の3つです。この3つを覚えておけば、ほかはすべて「足して切り上げる」で数えられます。
平和ツモはなぜ20符なのか
平和(ピンフ)は「符がつかない形」であることが条件の役です。順子だけで、雀頭も待ちも符がつかない形なので、残るのは副底の20符だけになります。ツモの2符は和了り方の符ですが、これをつけると「符がない手」でなくなってしまうため、平和のときはツモ符をつけないと決められています。
平和のロンは、門前加符の10符がつくので30符です。門前加符は和了り方の符で、平和の条件とは関係なくつけるのが一般的なルールです。
| 例(子・ドラなし) | 符と翻 | 点数 |
|---|---|---|
| リーチ・平和でロン | 30符2翻 | 2,000点 |
| リーチ・平和・断幺九でロン | 30符3翻 | 3,900点 |
| リーチ・ツモ・平和 | 20符3翻 | 700・1,300点 |
| リーチ・ツモ・平和・断幺九 | 20符4翻 | 1,300・2,600点 |
平和の4つの条件と、平和にならない手
- 門前であること(チー・ポン・明槓をしていない。暗槓をすると刻子扱いになるので平和にはならない)
- 4つの面子がすべて順子であること
- 雀頭が役牌(三元牌・場風・自風)でないこと
- 待ちが両面待ちであること(嵌張・辺張・単騎・双碰では平和にならない)
迷いやすいのは待ちの条件です。たとえば「4566」の形で6を引いた手は、「456+66」と見れば両面で和了ったとも、「456+6の単騎」で和了ったとも読めます。この場合は両面と読んで平和をつけたほうが点数が高くなるので、平和として計算します。同じ手牌でも読み方で点数が変わる例は、待ちの読み方と高点法でくわしく紹介しています。
オタ風(場風でも自風でもない風牌)の雀頭は0符なので、平和の条件を満たします。一方、連風牌や三元牌の雀頭は符がつくので平和になりません。
七対子はなぜ25符なのか
七対子は4面子1雀頭の形ではないので、面子の符や待ちの符を数えようがありません。そこで符をまとめて決めてしまったのが25符です。かつては七対子を「50符1翻」として計算するルールもあり、25符2翻はこれと同じ点数(基本点400点)になります。2翻の役として扱いつつ、点数は昔の決め方に合わせた、というのが25符という中途半端な数の理由です。
25符は切り上げません。ツモでもロンでも、ドラがいくつ乗っても25符のままです。翻が増えると点数は2倍ずつになり、4翻で子のロン6,400点、5翻で満貫です。
| 七対子(25符) | 子のロン | 子のツモ | 親のロン | 親のツモ |
|---|---|---|---|---|
| 2翻(七対子のみ) | 1,600点 | — | 2,400点 | — |
| 3翻(リーチ、またはツモ) | 3,200点 | 800・1,600点 | 4,800点 | 1,600点オール |
| 4翻 | 6,400点 | 1,600・3,200点 | 9,600点 | 3,200点オール |
| 5翻 | 8,000点(満貫) | 2,000・4,000点 | 12,000点 | 4,000点オール |
七対子はツモで和了ると門前清自摸和がつくので、必ず3翻以上になります。そのため「25符2翻のツモ」は実際には出てきません。同じ牌を4枚使った2組を対子2つとして数える扱いは、多くのルールで認められていません。
鳴いて符がつかない手は30符
チーをして順子ばかり、雀頭も待ちも符がつかない手をロンすると、数えた符は副底の20符だけになります。このような形を「喰い平和(くいピンフ)」の形と呼び、ロンでも20符にはせず30符として計算します。20符のロンは点数表にない組み合わせで、平和ロン(30符)より安くならないようにする決まりです。
- 例:二三四萬をチー、456筒 678索 34索 六六萬で、5索をロン(喰いタンあり)→ 30符1翻(断幺九)子のロン1,000点
- 同じ手を5索ツモ → 20+ツモ2=22符を切り上げて30符、300・500点
例外以外の数え方の手順は、麻雀の符計算のやり方で例題つきで解説しています。
よくある質問
- 平和のロンは何符ですか?
- 30符です。副底の20符に、門前でロンしたときの門前加符10符がつきます。平和で20符になるのはツモのときだけです。
- 七対子はなぜ25符なのですか?
- 七対子は4面子1雀頭の形ではないので、面子や待ちの符を数えられません。かつての「50符1翻」と同じ点数になるよう、25符2翻として固定したのが始まりとされています。25符は切り上げずにそのまま使います。
- 七対子でツモったら何点ですか?
- 七対子とツモで25符3翻になり、子なら800・1,600点、親なら1,600点オールです。リーチもかけていれば25符4翻で、子は1,600・3,200点です。
- 鳴いた平和のような手は何符ですか?
- 鳴いて符がつかない手(喰い平和の形)は、ロンでも30符として計算します。ツモでも22符を切り上げて30符です。ただし平和は門前の役なので、役は別に必要です。
この記事で紹介したツール
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