切り上げ満貫とは|30符4翻が7700か8000かと点数のローカルルール
「30符4翻は7,700点?8,000点?」は、卓によって答えが違う代表的な質問です。点数のルールには、切り上げ満貫のほかにも、喰いタン、連風牌の雀頭の符、数え役満、ダブル役満など、場所によって扱いが変わるものがいくつかあります。この記事では、それぞれのルールでどの点数が変わるのかを実際の手で比べ、対局の前に確認しておきたい項目をまとめます。
切り上げ満貫は「7,700を8,000にする」ルール
30符4翻の基本点は 30×2⁶=1,920点で、満貫の2,000点にわずかに届きません。子のロンなら1,920×4=7,680点を切り上げて7,700点です。60符3翻も基本点は同じ1,920点なので、やはり7,700点になります。
この2つは満貫まであと80点(基本点)しかないため、「ほぼ満貫なので満貫として扱おう」とするのが切り上げ満貫のルールです。点数申告が簡単になり、計算違いも減ります。
| 30符4翻・60符3翻 | 切り上げ満貫なし | 切り上げ満貫あり |
|---|---|---|
| 子のロン | 7,700点 | 8,000点 |
| 親のロン | 11,600点 | 12,000点 |
| 子のツモ | 2,000・3,900点 | 2,000・4,000点 |
| 親のツモ | 3,900点オール | 4,000点オール |
たとえばリーチ・平和・断幺九・ドラ1でロンした手は30符4翻で、切り上げ満貫なしなら子7,700点、ありなら8,000点です。親なら11,600点と12,000点です。
切り上げ満貫で変わること・変わらないこと
- 変わる:30符4翻と60符3翻の2つだけ。ほかの符と翻の組み合わせは同じです。
- 変わらない:25符4翻(6,400点)や50符3翻(6,400点)は基本点が1,600点なので、満貫にはなりません。
- 変わらない:40符4翻・70符3翻はもともと満貫です。
- 差は300点(親は400点):1回ごとの差は小さいものの、リーチ・平和・断幺九・ドラ1はよく出る手なので、半荘を通すと何度か効いてきます。
ほかに点数が変わるローカルルール
| ルール | 内容 | 点数への影響 |
|---|---|---|
| 喰いタン | 鳴いた断幺九を役として認めるか | なしだと、断幺九だけの鳴いた手は役なしで和了れない |
| 後付け | 役が鳴いたあとで確定する手を認めるか | なしだと、待ちによっては和了れない牌がある |
| 連風牌の雀頭 | 場風かつ自風の雀頭を2符にするか4符にするか | 合計の切り上げで10符変わることがある |
| 数え役満 | 13翻以上を役満にするか | なしだと三倍満(子24,000点)どまり |
| ダブル役満 | 四暗刻単騎・国士無双十三面などを2倍にするか | なしだと役満1倍(子32,000点) |
| 役満の複合 | 大三元と字一色などの重なりを足すか | なしだと1倍まで |
| ピンヅモ | 平和とツモを両方つけるか | なしだと平和ツモは30符で翻が1つ減る |
| 赤ドラ・一発・裏ドラ | 使うか、赤5を何枚入れるか | 翻が増えて満貫以上になりやすくなる |
雀荘で「アリアリ」と言えば、喰いタンありと後付けありの両方を認めるルールのことです。家族麻雀やセット麻雀では、始める前に少なくとも喰いタン・切り上げ満貫・赤ドラの3つを決めておくと、点数申告でもめにくくなります。
連風牌の雀頭は2符か4符か
東場の東家(親)にとっての東、南場の南家にとっての南のように、場風と自風が同じ風牌を連風牌(ダブ東・ダブ南)といいます。連風牌を雀頭にしたときは、場風の2符と自風の2符を合わせて4符とするルールと、役牌の雀頭はまとめて2符とするルールがあります。
たいていは切り上げで同じ符になりますが、合計が40符ちょうどの手は変わります。たとえば東場の親が、東の雀頭と9筒の暗刻を持ってリーチ・両面でロンした場合、2符なら 20+10+8+2=40符で2,000点、4符なら42符を切り上げて50符で2,400点です。
数え役満とダブル役満
- 数え役満:役とドラを合わせて13翻以上になった手を役満(子32,000点)として扱うルールです。なしの場合は11翻以上はすべて三倍満(子24,000点)です。
- ダブル役満:四暗刻単騎・国士無双十三面待ち・純正九蓮宝燈・大四喜を、役満の2倍(子64,000点)とするルールです。なしの場合はどれも役満1倍です。
- 四暗刻は双碰待ちをロンすると成立しません。ロンで完成した刻子は明刻になるため、対々和・三暗刻に下がります(双碰ロンの刻子は明刻)。
符計算ツールの「ルールの設定」では、切り上げ満貫・喰いタン・数え役満・ダブル役満・連風牌の雀頭の符を切り替えられます。同じ手牌を入れたまま切り替えると、どのルールで点数がどう変わるかを比べられます。点数そのものの一覧は麻雀の点数早見表にまとめています。
対局の前に確認しておきたい点数のルール
- 1
切り上げ満貫があるか
30符4翻・60符3翻を7,700点(親11,600点)にするか、満貫にするかを決めます。リーチ・平和・断幺九・ドラ1でよく出るので、最初に聞いておく価値があります。
- 2
喰いタンと後付けがあるか
鳴いた断幺九や、鳴いたあとに役が決まる手を認めるかどうかで、和了れる手そのものが変わります。点数より先に、和了れるかどうかに関わる項目です。
- 3
赤ドラ・一発・裏ドラを使うか
赤5の枚数(萬子・筒子・索子に1枚ずつの計3枚が多い)と、一発・裏ドラの有無を確かめます。ドラが増えるほど満貫以上の手が増えます。
- 4
役満の扱い
数え役満、ダブル役満、役満どうしの複合を認めるかを決めます。出る回数は少ないものの、出たときの点差が大きいので、もめやすい項目です。
- 5
細かい符の扱い
連風牌の雀頭を2符にするか4符にするか、平和ツモを認めるかを確かめます。迷ったら、一般的なリーチ麻雀の扱い(連風牌2符、ピンヅモあり)に合わせることが多いです。
家族や友人と打つときは、決めたルールを紙やメモアプリに書いておくと、あとで「さっきは8,000点だった」といった食い違いが起きません。大会などで卓の組み合わせから決めるときは、麻雀大会の卓組の作り方もあわせて参考にしてください。
よくある質問
- 30符4翻は7,700点ですか?8,000点ですか?
- 計算どおりなら子のロンで7,700点、親のロンで11,600点です。切り上げ満貫ありのルールでは満貫として子8,000点、親12,000点にします。どちらを使うかは卓のルールで決まります。
- 切り上げ満貫は60符3翻にも使いますか?
- 使います。60符3翻は30符4翻と同じ基本点(1,920点)なので、切り上げ満貫ありなら満貫になります。25符4翻や50符3翻は基本点が1,600点なので満貫にはなりません。
- 喰いタンなしだとどんな手が和了れなくなりますか?
- 鳴いていて、役が断幺九しかない手です。役牌や対々和など、ほかの役があれば鳴いていても和了れます。
- 数え役満なしだと13翻は何点ですか?
- 三倍満として、子のロンで24,000点、親のロンで36,000点です。数え役満ありなら役満として子32,000点、親48,000点です。
この記事で紹介したツール
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