鉄板の重さ早見表|3×6・4×8・5×10の1枚の重量と縞鋼板・ステンレス板
鉄板の重さは「7.85 × 板厚(mm)」で 1m² あたりの kg が出ます。あとは板の面積を掛けるだけですが、3×6(サブロク)や 4×8(シハチ)が何 m² なのかを覚えていないと手が止まります。この記事では、定尺サイズの面積、板厚 0.8〜25mm の1枚の重さ早見表、縞鋼板の「7.85t+3」、ステンレス板・アルミ板への換算、人が運べる重さの目安までまとめます。
鉄板1m²の重さは「7.85 × 板厚」kg
鉄の比重は 7.85 です。厚さ 1mm・1m 四方の鉄板の体積は 1,000cm³ なので、重さは 7,850g = 7.85kg。つまり鉄板の重さは 1m² あたり「7.85 × 板厚(mm)」kg で、板厚 3.2mm なら 25.12kg/m²、6mm なら 47.1kg/m² です。
寸法を mm のまま計算したいときは「板厚 × 縦 × 横 × 7.85 ÷ 1,000,000」です。300×300mm・板厚 9mm の切り板なら 9 × 300 × 300 × 7.85 ÷ 1,000,000 ≒ 6.36kg になります。
定尺サイズ(サブロク・シハチ・ゴトー)と面積
鉄板の定尺は尺(フィート)が由来の呼び名で、3×6 は「3尺 × 6尺」ではなく「3フィート × 6フィート」にあたる 914 × 1,829mm です。面積を覚えておけば、1m² あたりの重さに掛けるだけで1枚の重さが出ます。
| 呼び名 | 寸法(mm) | 面積(m²) | 1枚の重さの出し方 |
|---|---|---|---|
| 3×6(サブロク) | 914 × 1,829 | 約 1.672 | 7.85 × 板厚 × 1.672 |
| 4×8(シハチ) | 1,219 × 2,438 | 約 2.972 | 7.85 × 板厚 × 2.972 |
| 5×10(ゴトー) | 1,524 × 3,048 | 約 4.645 | 7.85 × 板厚 × 4.645 |
| 1m×2m(メーター板) | 1,000 × 2,000 | 2.000 | 7.85 × 板厚 × 2 |
4×8 は 3×6 の約 1.78 倍、5×10 は約 2.78 倍の面積です。同じ板厚なら重さも同じ倍率になります。m² と坪の換算が必要なときは坪と平米の換算も参考にしてください。
鉄板の重さ早見表|板厚0.8〜25mm・1枚あたり
SPCC(冷延鋼板)、SPHC(熱延鋼板)、SS400 の鉄板はいずれも比重 7.85 で計算できます。小数点以下は四捨五入しています。
| 板厚 | 1m² あたり | 3×6 | 4×8 | 5×10 | 1×2m |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.8mm | 6.28kg | 10.5kg | 18.7kg | 29.2kg | 12.6kg |
| 1.0mm | 7.85kg | 13.1kg | 23.3kg | 36.5kg | 15.7kg |
| 1.2mm | 9.42kg | 15.7kg | 28.0kg | 43.8kg | 18.8kg |
| 1.6mm | 12.56kg | 21.0kg | 37.3kg | 58.3kg | 25.1kg |
| 2.3mm | 18.05kg | 30.2kg | 53.7kg | 83.9kg | 36.1kg |
| 3.2mm | 25.12kg | 42.0kg | 74.7kg | 116.7kg | 50.2kg |
| 4.5mm | 35.32kg | 59.1kg | 105kg | 164kg | 70.6kg |
| 6mm | 47.1kg | 78.7kg | 140kg | 219kg | 94.2kg |
| 9mm | 70.65kg | 118kg | 210kg | 328kg | 141kg |
| 12mm | 94.2kg | 157kg | 280kg | 438kg | 188kg |
| 16mm | 125.6kg | 210kg | 373kg | 583kg | 251kg |
| 19mm | 149.15kg | 249kg | 443kg | 693kg | 298kg |
| 22mm | 172.7kg | 289kg | 513kg | 802kg | 345kg |
| 25mm | 196.25kg | 328kg | 583kg | 912kg | 393kg |
工事現場で道路に敷く敷鉄板は、22mm や 25mm の 5×10・5×20(1,524 × 6,096mm)が多く使われます。22mm の 5×10 は約 802kg、5×20 は約 1.6t あり、人力では動かせない重さです。
縞鋼板(縞板)は「7.85 × 板厚 + 3」kg/m²
滑り止めの突起がある縞鋼板は、板厚を「縞を除いた地の厚さ」で表します。突起の分が 1m² あたり約 3kg 加わるので、JIS の質量の目安は「7.85 × 板厚 + 3」kg/m² です。4.5mm なら 7.85 × 4.5 + 3 ≒ 38.3kg/m² になります。
| 板厚(地) | 1m² あたり | 3×6 | 4×8 | 5×10 |
|---|---|---|---|---|
| 2.3mm | 21.05kg | 35.2kg | 62.6kg | 97.8kg |
| 3.2mm | 28.12kg | 47.0kg | 83.6kg | 131kg |
| 4.5mm | 38.32kg | 64.1kg | 114kg | 178kg |
| 6mm | 50.1kg | 83.8kg | 149kg | 233kg |
| 9mm | 73.65kg | 123kg | 219kg | 342kg |
平らな鉄板と同じ式で計算すると、4.5mm の 3×6 で約 5kg 軽く見積もってしまいます。ステップや側溝のふた、トラックの荷台など縞板を使う場面では、この「+3」を忘れないようにしましょう。
ステンレス板・アルミ板の重さは比重を入れ替える
板の重さは比重に比例するので、7.85 の部分を材質の比重に替えるだけです。ステンレス SUS304 は 7.93 で鉄とほぼ同じ、アルミ板の定番 A5052 は 2.68 で鉄の約 1/3 です。
| 材質・板厚 | 1m² あたり | 3×6 | 4×8 |
|---|---|---|---|
| SUS304 1.0mm | 7.93kg | 13.3kg | 23.6kg |
| SUS304 1.5mm | 11.9kg | 19.9kg | 35.4kg |
| SUS304 2.0mm | 15.86kg | 26.5kg | 47.1kg |
| SUS304 3.0mm | 23.79kg | 39.8kg | 70.7kg |
| A5052 1.0mm | 2.68kg | 4.5kg | 8.0kg |
| A5052 2.0mm | 5.36kg | 9.0kg | 15.9kg |
| A5052 3.0mm | 8.04kg | 13.4kg | 23.9kg |
| A5052 5.0mm | 13.4kg | 22.4kg | 39.8kg |
アルミの縞板は、鉄の縞板の重さに 2.68 ÷ 7.85 を掛けた値が目安です(縞の形がメーカーで違うため、正確な値はカタログで確認してください)。ほかの金属の比重は金属の比重一覧にまとめています。
1人で運べる?重さから考える搬入と置き場所
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」では、人力だけで扱う重さは、18歳以上の男性で体重のおおむね 40% 以下、女性はその 60% 程度までが目安とされています。体重 60kg の男性なら 24kg ほどです。
- 3×6 の 1.6mm(約 21kg)は1人でも持てますが、面積が大きく風にあおられやすいので2人で運ぶほうが安全です。
- 3×6 の 3.2mm(約 42kg)は2人、4×8 の 3.2mm(約 75kg)は3〜4人か台車・ハンドリフターを使う重さです。
- 4×8 の 6mm(約 140kg)より重い板は、クレーンやフォークリフト、マグネットリフターの出番です。吊り具の使用荷重も重さから選びます。
- 鉄板を何枚も重ねて置く場所は、床の耐荷重も確かめます。3.2mm の 4×8 を10枚重ねると約 747kg が板の面積に集中します。
床に重いものを置くときの考え方は、水槽の重さと床の耐荷重でも詳しく紹介しています。
板厚と定尺を選ぶだけで1枚の重さを計算する
鋼材・金属の重量計算ツールで「鉄板・平板」を選ぶと、3×6・4×8・5×10・1×2m の定尺ボタンで寸法が入り、板厚を入れるだけで1枚の重さ・1m² あたりの重さ・合計が出ます。「縞鋼板」を選べば「7.85t+3」で計算し、材質を SUS304 や A5052 に替えれば同じ寸法のステンレス板・アルミ板の重さになります。
切り板の端材なら、幅と長さを mm で入れて枚数を掛けるだけです。kg 単価を入れると材料費の目安も出ます。棒や形鋼の重さの出し方は鋼材の重量計算式で解説しています。
よくある質問
- 鉄板 3×6 の重さは?
- 3×6(914×1829mm)は約1.672m²なので、7.85×板厚×1.672kgです。1.6mmで約21.0kg、2.3mmで約30.2kg、3.2mmで約42.0kg、4.5mmで約59.1kg、6mmで約78.7kg、9mmで約118kgです。
- 鉄板 4×8 の重さは?
- 4×8(1219×2438mm)は約2.972m²です。1.6mmで約37.3kg、2.3mmで約53.7kg、3.2mmで約74.7kg、4.5mmで約105kg、6mmで約140kg、9mmで約210kgです。
- 鉄板 1m² の重さの計算方法は?
- 7.85×板厚(mm)で1m²あたりのkgが出ます。厚さ1mmで7.85kg、3.2mmで25.12kg、6mmで47.1kg、9mmで70.65kgです。面積を掛ければ任意のサイズの重さになります。
- 縞鋼板の重さはどう計算しますか?
- JISの目安で「7.85×板厚+3」kg/m²です。板厚は縞を除いた地の厚さで、突起の分が1m²あたり約3kg加わります。4.5mmなら約38.3kg/m²で、3×6の1枚は約64.1kgです。
- ステンレス板とアルミ板は鉄板と比べてどれくらいの重さ?
- SUS304は比重7.93で鉄の約1.01倍とほぼ同じ、アルミA5052は2.68で約0.34倍です。3×6の3mmなら、SUS304は約39.8kg、A5052は約13.4kgです。
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