中古スマホの画面チェック|焼き付き・ドット抜け・タッチの確認手順
中古のスマホやタブレットは、写真では分からない画面の不具合が隠れていることがあります。特に有機ELの焼き付きや、一部だけ反応しないタッチパネルは、使い始めてから気づくと返品が難しくなりがちです。この記事では、店頭やフリマの受け取り時に10分でできる画面チェックの手順、液晶と有機ELで違う注意点、交換された画面の見分け方、売る側が結果を伝えるときのコツをまとめます。
中古スマホで画面のチェックが大切な理由
スマホの部品の中で、画面はもっとも修理代が高くなりやすい部分のひとつです。そのうえ、焼き付きやドット抜けは商品写真にはほとんど写らず、タッチの不具合は実際に触ってみないと分かりません。
- 店頭で買う場合:その場で触らせてもらえるなら、購入前に確認する
- 通販・フリマで買う場合:届いたらすぐに確認し、受け取り評価の前に済ませる
- 保証や返品の条件:中古店の保証期間、フリマの受け取り評価のルールを先に確認しておく
確認はブラウザで画面チェッカーを開くだけでできるので、アプリを入れる必要はありません。全部で10分ほどの手順を、以下の順番で進めていきます。
グレーの全画面で焼き付きを確認する
有機ELの画面は、長いあいだ同じ表示を続けた部分の画素が先に劣化し、うっすら跡が残ることがあります。これが焼き付きです。ステータスバー、キーボード、ナビゲーションバー、よく使うアプリのボタンなど、いつも同じ位置にあるものの形で残ります。
- 1
明るさを最大にしてグレー50%を表示する
白や黒より、中間のグレーのほうが焼き付きの濃淡が見えやすくなります。画面いっぱいにグレーを表示します。
- 2
画面の上下を重点的に見る
上端のステータスバー(時計や電池の表示)と、下半分のキーボードの位置に、文字や枠の形がうっすら見えないかを確かめます。
- 3
暗いグレーと赤でも見る
暗いグレーでは明るさのむら、赤の単色では色の偏りとして焼き付きが見えることがあります。複数の色で同じ形が見えたら焼き付きと考えます。
表示を切り替えた直後に数秒だけ見える跡は、一時的な残像のことがあります。しばらくグレーを表示し続けても同じ形が消えないなら焼き付きです。違いは画面の残像と焼き付きの見分け方で詳しく解説しています。
液晶と有機ELで違う注意点
同じスマホでも、画面の方式によって起きやすい不具合が違います。買う機種がどちらかを先に調べておくと、重点的に見る項目が分かります。
| 方式 | 起きやすい不具合 | 重点的に見る画面 |
|---|---|---|
| 有機EL | 焼き付き、緑や紫の色かぶり、暗いところのむら | グレー50%、暗いグレー |
| 液晶 | バックライトの明るさのむら、白いしみ、端の光漏れ | 白、黒 |
| 共通 | ドット抜け、タッチの反応しない場所 | 単色5色、タッチテスト |
iPhoneでは、iPhone X以降の多くの機種が有機ELで、iPhone XR・iPhone 11・iPhone SE(第2・第3世代)は液晶です。Androidは機種によって違うので、メーカーの仕様表で「有機EL(OLED・AMOLED)」か「液晶(LCD)」かを確認してください。
ドット抜け・タッチ・リフレッシュレートも続けて確認
- ドット抜け:黒・白・赤・緑・青の単色を順に表示し、光ったままの点や光らない点がないかを見ます。見方のコツはドット抜けの確認方法にまとめています。
- タッチの反応:画面全体のマス目を指でなぞり、塗れずに残る場所がないかを確かめます。キーボードがよく出る下半分と、画面の四隅は特に丁寧に。詳しくはタッチパネルの反応テストで解説しています。
- 同時タッチ:5本の指を同時に置いて、5点と表示されるかを見ます。
- リフレッシュレート:120Hz対応の機種なら、計測して仕様に近い値が出るかを見ます。iPhoneのSafariでは60Hzと出ることがあるので、リフレッシュレートの確認方法の注意も合わせて読んでください。
あわせて、画面の外側も目で見ておきます。斜めから光を当てて、画面の浮き(本体とのすき間)や細かいひび、角の欠けがないかを確かめます。画面が浮いているのは、中の電池がふくらんでいるサインのこともあるので要注意です。
交換された画面かどうかを見分けるヒント
中古の端末には、修理で純正ではない画面に交換されているものもあります。交換された画面は、色合いやタッチの感度、明るさが元の画面と違うことがあります。
- iPhone:設定→一般→情報に「部品と修理の履歴」が表示される機種では、画面が交換されているか、純正の部品かどうかを確かめられます。
- 色合いや明るさ:白の画面が極端に青っぽい・黄色っぽい、最大の明るさが暗いといった違いは、交換された画面のサインのことがあります。
- 画面のふち:黒いふちの幅が左右で違う、接着のはみ出しがあるといった跡も手がかりになります。
よくある質問
- 中古スマホの焼き付きはどうやって確認しますか?
- 明るさを最大にして、グレー50%の画面を全画面で表示します。ステータスバーやキーボードの位置に、文字や枠の形がうっすら見えないかを確かめてください。暗いグレーや赤の単色でも同じ形が見えれば焼き付きです。
- 中古スマホの受け取り時に何を確認すればいいですか?
- 画面については、焼き付き、ドット抜け、タッチの反応しない場所、同時タッチの点数、リフレッシュレート、画面の浮きやひびを確認します。ブラウザで画面チェッカーを開けば、10分ほどでひととおり確かめられます。
- 液晶のスマホでも焼き付きは起きますか?
- 液晶は有機ELのような恒久的な焼き付きは起きにくく、跡が残っても一時的な残像で消えることが多いです。液晶の場合は、明るさのむらや白いしみ、端の光漏れを重点的に確認しましょう。
- 画面が交換されているかは分かりますか?
- iPhoneでは、設定の「一般」→「情報」に部品と修理の履歴が表示される機種なら確認できます。それ以外でも、色合いや最大の明るさの違い、画面のふちの幅や接着のはみ出しが手がかりになります。
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