モニターの初期不良チェック|届いたら確認したい7項目と手順
新しいモニターが届いたら、使い始める前に一度だけ画面をきちんと確認しておくのがおすすめです。初期不良は、販売店の交換を受けられる期間が短いことが多く、あとから気づいても対応してもらえないことがあるからです。この記事では、ドット抜け・バックライトの光漏れ・色むら・バンディング・黒つぶれなど、届いた日に確認したい項目と、単色やグラデーションの画面を使った見方をまとめます。
初期不良のチェックは届いた日にやるのがいい理由
販売店の多くは、購入後の短い期間だけ初期不良として交換や返品に応じています。期間は数日から1か月ほどと店によって違い、それを過ぎるとメーカー修理の扱いになって、手元に戻るまで時間がかかることもあります。
- 外箱・緩衝材・付属品は、チェックが終わるまで捨てずにとっておく
- 購入日が分かるレシートや注文履歴を手元に置いておく
- 購入した店の初期不良の期間と、申し込み方法を確認しておく
チェックそのものは、ブラウザで単色やグラデーションの画面を全画面表示するだけで15分ほどで終わります。設置して電源を入れたら、ほかの設定を始める前に済ませてしまいましょう。
届いたら確認したい7項目
| 項目 | 見る画面 | 不良のサイン |
|---|---|---|
| ドット抜け | 黒・白・赤・緑・青の単色 | 光ったままの点、光らない点 |
| 光漏れ | 部屋を暗くして黒 | 画面の端や角から白っぽい光がにじむ |
| 色むら | 白・グレー | 一部が黄色っぽい・青っぽい・暗い |
| バンディング | グラデーション | なめらかなはずの色の変化が縞模様になる |
| 黒つぶれ・白飛び | 黒と白の階調 | 暗い段・明るい段の区別がつかない |
| リフレッシュレート | 計測画面 | 仕様の値が出ない |
| 端子・表示 | 通常の画面 | ちらつく、ときどき映らない、ボタンが効かない |
上から順に見ていくと、暗い部屋で見る項目と明るい部屋で見る項目がまとまり、効率よく確認できます。画面チェッカーの「ドット抜け・焼き付き」では、黒・白・赤・緑・青の単色、グレー、グラデーション、黒と白の階調、1pxの市松模様を順に切り替えて表示できます。
暗い部屋で見る項目:ドット抜けと光漏れ
まず部屋を暗くし、モニターの明るさを最大にして黒い画面を全画面で表示します。光ったままの輝点と、バックライトの光漏れは、この状態がいちばん見つけやすくなります。ドット抜けの詳しい見方はドット抜けの確認方法にまとめています。
液晶モニターは、裏側のバックライトの光を液晶で遮って黒を作っています。パネルの組み付けの具合によって、画面の端や角から光がにじむことがあり、これを光漏れ(バックライトブリード)と呼びます。
光漏れは、暗い部屋で明るさを最大にすると多くのモニターで多少は見えるものです。普段使う明るさに戻し、暗い映画やゲームの場面を表示しても気になるかどうかで判断するのが現実的です。
普段の明るさで見る項目:色むら・バンディング・階調
次は部屋の明るさを普段どおりに戻し、モニターの明るさも使うときの設定にしてから確認します。
- 1
白とグレーで色むらを見る
画面全体が同じ色に見えるかを確かめます。真ん中と四隅を見比べて、一部だけ黄色っぽい、青っぽい、暗いといった違いがないかを見ます。白より暗めのグレーのほうがむらは見つけやすくなります。
- 2
グラデーションでバンディングを見る
黒から白へなめらかに変わる画面で、はっきりした縞模様が出ていないかを見ます。うっすら段が見える程度はパネルの表現できる色の数によるもので、多くの場合は不良ではありません。
- 3
階調で黒つぶれ・白飛びを見る
少しずつ明るさの違う16段の帯を表示し、暗いほうの段と明るいほうの段がそれぞれ見分けられるかを確かめます。見分けられない段が多いときは、モニターの明るさ・コントラスト・ガンマの設定を見直します。
- 4
1pxの市松模様でにじみを見る
細かい市松模様がくっきり見えるかを確かめます。灰色の面にぼやけて見える場合は、PC側の解像度がモニターの解像度と合っていない可能性があります。
不良を見つけたときに準備すること
気になる点を見つけたら、販売店に連絡する前に、伝える材料をそろえておきましょう。写真があると、言葉で説明するより正確に伝わります。
- 症状が分かる写真:ドット抜けは単色の画面で近くから、光漏れは暗い部屋で正面から撮ります。スマホのカメラは明るく補正しがちなので、肉眼に近い見え方になるよう露出を少し下げて撮ると伝わりやすくなります。
- 機種名・製造番号・購入日
- どの画面で、どの位置に、どんな症状が出るか
- PCの設定(解像度・リフレッシュレート)とケーブルの種類
リフレッシュレートが仕様どおり出ないときは、モニターではなく設定やケーブルが原因のことも多いので、リフレッシュレートの確認方法の手順で先に見直してください。長時間の使用で文字の跡が残る場合は、画面の残像と焼き付きの見分け方が参考になります。
よくある質問
- モニターが届いたら何を確認すればいいですか?
- ドット抜け、バックライトの光漏れ、色むら、バンディング、黒つぶれ・白飛び、リフレッシュレート、端子や表示の安定の7項目です。単色やグラデーションの画面を全画面で表示すると、15分ほどでひととおり確認できます。
- IPSグローと光漏れはどう違いますか?
- IPSグローはIPS方式のパネルの性質で、見る角度を変えると光り方が大きく変わります。光漏れはどの角度から見ても同じ場所が光るのが特徴です。顔を左右に動かして見比べると区別できます。
- モニターの初期不良の期間はどれくらいですか?
- 販売店によって違い、数日から1か月ほどが多いです。購入した店の規約を確認し、期間内にチェックを済ませておきましょう。期間を過ぎるとメーカーの保証による修理の扱いになることがあります。
- グラデーションに縞が見えるのは不良ですか?
- うっすら段が見える程度は、パネルが表現できる色の数によるもので、多くの場合は不良ではありません。はっきりした太い縞や、色が不自然に変わる帯が出る場合は、設定を見直したうえで販売店に相談してください。
この記事で紹介したツール
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