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国民年金はいくらもらえる?満額と未納・免除で減る額

国民年金(老齢基礎年金)は、20歳から60歳までの40年間保険料を納めると満額になり、令和8年度の満額は年847,300円、月70,608円です。自営業やフリーランス、専業主婦・主夫の人は、この額が老後の年金のすべてになることもあります。この記事では、納付年数別の年金額、未納・免除・学生納付特例で減る額、10年の受給資格、付加年金などで増やす方法をまとめます。

国民年金の満額は年847,300円

老齢基礎年金は「満額 × 保険料を納めた月数 ÷ 480か月」で計算します。20歳から60歳までの40年間(480か月)すべて納めれば満額で、令和8年度(2026年4月〜)は年847,300円、月にすると70,608円です。

納めた年数年額月額
10年211,825円17,652円
15年317,738円26,478円
20年423,650円35,304円
25年529,563円44,130円
30年635,475円52,956円
35年741,388円61,782円
40年847,300円70,608円

1年納めるごとに年21,183円ずつ増えます。会社員・公務員として厚生年金に入っていた期間と、会社員の配偶者として第3号被保険者だった期間も「納めた月」に数えられるので、ずっと会社員だった人や専業主婦・主夫の人も基礎年金は満額になるのが普通です。会社員の場合の合計額は年収・加入年数別の早見表で確認できます。

未納があるとどれだけ減るか

保険料を納めていない月(未納)は、年金額にまったく反映されません。20〜60歳の40年のうち未納があった場合の老齢基礎年金は次のとおりです。

未納の期間年額月額満額との差(年)
なし847,300円70,608円—
2年804,935円67,077円42,365円
5年741,388円61,782円105,912円
10年635,475円52,956円211,825円
30年(納付10年)211,825円17,652円635,475円
31年(納付9年)0円0円847,300円

未納2年で年42,365円減る状態が、受け取る間ずっと続きます。65歳から90歳まで25年受け取るなら、合計で約106万円の差です。保険料は2年前の分までさかのぼって納められるので、未納に気づいたら早めに納めましょう。

全額免除・学生納付特例は未納と何が違うか

収入が少なくて保険料を払えないときは、申請して免除や猶予を受けられます。未納とは違い、10年の受給資格期間に数えられ、全額免除なら年金額にも一部が反映されます。

期間の種類(5年あった場合)受給資格期間年金額への反映老齢基礎年金
未納数えない0741,388円
全額免除数える1/2(2009年4月以後)794,344円
学生納付特例・納付猶予数える0(追納しない場合)741,388円
すべて納付数える全額847,300円

全額免除の期間は、国が負担する分(税金)として1/2が年金額に反映されるため、5年の全額免除でも未納より年52,956円多くなります。学生納付特例は年金額には反映されませんが、10年以内なら後から保険料を納める「追納」ができ、追納すれば納付済みと同じになります。大学の2年分を追納しないままだと、年金は年804,935円(満額より42,365円少ない)です。

国民年金を増やす方法

  • 付加年金:月400円の付加保険料を上乗せすると、「200円 × 納めた月数」が毎年の年金に加わる。10年納めれば年24,000円、20年で年48,000円、40年で年96,000円増える
  • 任意加入:60〜65歳の間に国民年金に任意加入して、未納や免除で足りない月数を480か月まで埋められる
  • 追納:学生納付特例や免除の期間は、10年以内なら保険料を後から納めて満額に近づけられる
  • 繰下げ:受け取り始めを70歳にすると42%増えて年1,203,166円(満額の場合)になる

付加年金は、納めた付加保険料(400円×月数)を2年受け取れば回収できる計算で、自営業・フリーランスの人が手軽に年金を増やせる方法です。ただし、国民年金基金に加入している人は付加保険料を納められません。受け取り始める年齢による損得は繰下げ・繰上げの損益分岐点で詳しく比べています。

自分の納付月数を確認して計算する

  1. 1

    ねんきん定期便で「納付済月数」を見る

    国民年金の納付済月数、全額免除月数、学生納付特例月数などが種類ごとに書かれています。ねんきんネットなら毎月の記録も確認できます。

  2. 2

    60歳までの残りの月数を足す

    これから60歳まで納め続ける予定の月数を足すと、最終的な納付月数の見込みになります。

  3. 3

    年金 受給額計算ツールに入れる

    厚生年金に入っていない人は加入期間を0年にし、未納・全額免除・学生納付特例・付加年金の年数を入れると、老齢基礎年金の年額・月額が出ます。

会社員として働いた期間が少しでもある人は、その分の厚生年金も上乗せされます。厚生年金の計算のしかたは厚生年金の計算方法で解説しています。

よくある質問

国民年金の満額はいくらですか?
令和8年度(2026年4月〜)の老齢基礎年金の満額は年847,300円、月70,608円です。20歳から60歳までの40年間(480か月)保険料を納めた場合の額で、毎年4月に改定されます。
国民年金を5年未納にすると年金はいくら減りますか?
年105,912円減って年741,388円(月61,782円)になります。未納の期間は年金額に反映されないため、1年あたり年21,183円ずつ減ります。2年以内の分ならさかのぼって納められます。
全額免除の期間は年金にどう反映されますか?
2009年4月以後の全額免除期間は、納付した場合の1/2として年金額に反映されます。5年の全額免除なら老齢基礎年金は年794,344円で、未納の場合より年52,956円多くなります。10年以内なら追納して満額に近づけることもできます。
付加年金に入るといくら増えますか?
付加保険料(月400円)を納めた月数×200円が毎年の年金に上乗せされます。10年納めると年24,000円、40年なら年96,000円増えます。2年受け取れば払った保険料を回収できる計算です。

この記事で紹介したツール

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