ロールケーキの天板サイズ換算|25cm・28cm・30cm角の分量
ロールケーキのレシピには「28cm角の天板」「30cm角のロールケーキ天板」などと書かれていますが、オーブンに付属の天板は長方形でサイズもさまざまです。天板のスポンジは薄く均一に焼くのが大事なので、天板の面積に合わせて分量を変えます。この記事では、天板どうしの倍率の早見表、材料の換算例、オーブン付属の天板で焼くときのコツ、巻きやすい厚さの目安をまとめます。
天板どうしは「面積の比」で換算する
ロールケーキのスポンジは、厚さ1cm前後に生地を広げて焼き、焼き上がりで1.5cm前後になるのが一般的です。天板が変わっても同じ厚さに焼きたいので、分量は天板の面積(たて×よこ)の比で換算します。
天板の面積が少し違うだけでも、同じ分量で焼くと厚さが変わります。30cm角の天板に28cm角のレシピを流すと厚さは約87%になり、薄くて巻くときに割れやすくなります。逆に小さい天板に流すと厚くなり、巻きにくく火の通りも遅くなります。
天板サイズ別の倍率早見表
縦がレシピの天板、横が使う天板です。
| レシピ\使う天板 | 25cm角 | 27cm角 | 28cm角 | 30cm角 | 30×24cm |
|---|---|---|---|---|---|
| 25cm角 | 1 | 1.17 | 1.25 | 1.44 | 1.15 |
| 27cm角 | 0.86 | 1 | 1.08 | 1.23 | 0.99 |
| 28cm角 | 0.8 | 0.93 | 1 | 1.15 | 0.92 |
| 30cm角 | 0.69 | 0.81 | 0.87 | 1 | 0.8 |
- 27cm角と30×24cmはほぼ同じ面積なので、分量を変えずに焼けます。
- 28cm角のレシピを25cm角で焼くなら0.8倍、ちょうど卵4個→3.2個くらいの差です。
- 36×28cmなど大きめのオーブン付属天板は、28cm角の約1.29倍です。
28cm角のレシピを換算してみる
28cm角の天板で、卵4個・グラニュー糖70g・薄力粉40g・牛乳20mL・バター10g、生クリーム200mLを使うレシピを例にします。
| 材料 | 28cm角(元) | 25cm角(×0.8) | 30×24cm(×0.92) | 30cm角(×1.15) |
|---|---|---|---|---|
| 卵 | 4個 | 3.2個(約159g) | 3.7個(約184g) | 4.6個(約230g) |
| グラニュー糖 | 70g | 56g | 64g | 80g |
| 薄力粉 | 40g | 32g | 37g | 46g |
| 牛乳 | 20mL | 16mL | 18mL | 23mL |
| バター | 10g | 8g | 9.2g | 11g |
| 生クリーム | 200mL | 159mL | 184mL | 230mL |
卵は溶き卵のグラム数で量るのが確実です。生クリームは200mLパックで売られているので、多少多めになる分には泡立てやすさを優先して1パック使い切ってもかまいません。卵を量るときの考え方はケーキ型のサイズ換算でも詳しく紹介しています。
オーブン付属の天板で焼くときのコツ
- 1
内寸を測る
付属の天板は角が丸く、縁が斜めになっていることが多いので、底の平らな部分のたてとよこを測ります。
- 2
紙で型を作る
天板が大きすぎるときは、オーブンシートを折って一回り小さい箱を作り、その内寸で換算します。紙の型の外側にアルミホイルを丸めて置くと形が崩れません。
- 3
四隅まで均一に広げる
生地を中央に流し、カードで四隅へ広げてから表面を平らにならします。厚さのむらは焼きむらと巻き割れの原因になります。
- 4
高温・短時間で焼く
180〜200℃で10〜13分が目安です。焼きすぎると乾いて巻くときに割れるので、表面を軽く押して弾力があれば取り出します。
割れずに巻くためのポイント
- 焼き上がったらすぐ天板から外し、乾燥しないようにラップやオーブンシートをかぶせて冷まします。
- 巻き終わりになる辺は斜めに薄く切り落とすと、つなぎ目がなじみます。
- 巻き始めの辺に1〜2cm間隔で浅い切り込みを3本ほど入れると、芯がきれいに巻けます。
- クリームは巻き始めを厚く、巻き終わりを薄く塗ると、巻いたときに押し出されません。
- 巻いたらラップで包み、冷蔵庫で1時間以上休ませると形が落ち着き、切りやすくなります。
天板のサイズが変わると、巻いたときの長さ(天板の一辺)と太さが変わります。30cm角なら長さ約30cmで、厚めに切って8〜10切れがとれます。
天板のレシピを角型で焼くとき
ロールケーキ用の天板がないときは、深さのある角型(スクエア型)で生地を薄く焼く方法もあります。この場合も、生地を同じ厚さに広げるなら面積の比で換算します。
| 焼く型 | 面積 | 28cm角の天板との比 |
|---|---|---|
| 18cm角の角型 | 324cm² | 約0.41倍 |
| 20cm角の角型 | 400cm² | 約0.51倍 |
| 21cm角の角型 | 441cm² | 約0.56倍 |
20cm角の角型なら28cm角のレシピのほぼ半量で、卵2個分です。巻くと長さ20cmほどの短いロールケーキになるので、2〜4人で食べるのにちょうどよい大きさです。角型は縁が高く熱が回りにくいので、天板より少し長めに焼いて弾力を確かめてください。
よくある質問
- 28cm角のロールケーキのレシピを30cm角の天板で作るには?
- 約1.15倍です。卵4個のレシピなら4.6個(溶き卵約230g)、グラニュー糖70gなら80gが目安です。
- 25cm角の天板でロールケーキを作るときの卵の数は?
- 28cm角で卵4個のレシピなら、25cm角は約0.8倍で卵3.2個(約160g)です。30cm角で卵5個のレシピなら0.69倍で約3.5個になります。
- オーブン付属の天板でロールケーキは焼けますか?
- 焼けます。底の平らな部分の内寸を測って面積で換算します。30×24cmなら28cm角のレシピの約0.92倍、27cm角のレシピならほぼそのままの分量で焼けます。
- ロールケーキの生地はどれくらいの厚さに広げますか?
- 焼く前で1cm前後、焼き上がりで1.5cm前後が巻きやすい厚さです。天板の面積に合わせて分量を換算すると、この厚さを保てます。
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