四十九日の数え方と計算方法|命日から48日後・初七日〜百箇日の一覧
葬儀が終わると、すぐに四十九日の法要の日取りを決める必要があります。ところが「四十九日は亡くなった日から49日後?」「関西では1日早いと聞いた」と、数え方で迷う人は少なくありません。この記事では、命日を1日目とする四十九日の計算方法、初七日から百箇日までの日付の一覧、関西の一部の数え方との違い、法要を土日に前倒しするときの考え方を、具体的な日付の例とあわせて解説します。
四十九日は「亡くなった日を1日目」と数える
仏教では、亡くなってから49日間を「中陰(ちゅういん)」と呼び、7日ごとに供養の区切りを設けます。その7回目、49日目にあたるのが四十九日(七七日・なななのか)です。ここで迷いやすいのが「何日目から数えるか」ですが、全国的には亡くなった日(命日)を1日目として数えます。
たとえば2026年4月10日(金)に亡くなった場合、4月10日が1日目、4月16日が7日目(初七日)、5月28日が49日目(四十九日)です。「命日から49日後」と考えて5月29日にしてしまうと1日ずれるので注意しましょう。
この数え方は、生まれた日を1日目とするお七夜(生後7日目)と同じ考え方です。年齢や経過日数のように「0日目から数える」のではなく、初日を含めて数える数え方だと覚えておくと混乱しません。
初七日〜四十九日・百箇日の日付の一覧
中陰の7回の法要と、その後の百箇日を、2026年4月10日(金)に亡くなった場合の日付で並べると次のとおりです。
| 法要 | 読み方 | 何日目 | 命日から | 例(4月10日没) |
|---|---|---|---|---|
| 初七日 | しょなのか | 7日目 | 6日後 | 4月16日(木) |
| 二七日 | ふたなのか | 14日目 | 13日後 | 4月23日(木) |
| 三七日 | みなのか | 21日目 | 20日後 | 4月30日(木) |
| 四七日 | よなのか | 28日目 | 27日後 | 5月7日(木) |
| 五七日(三十五日) | いつなのか | 35日目 | 34日後 | 5月14日(木) |
| 六七日 | むなのか | 42日目 | 41日後 | 5月21日(木) |
| 七七日(四十九日) | なななのか | 49日目 | 48日後 | 5月28日(木) |
| 百箇日 | ひゃっかにち | 100日目 | 99日後 | 7月18日(土) |
このうち、現在も親族を招いて営むことが多いのは四十九日です。忌明け(きあけ)の法要として、納骨や会食をあわせて行う家庭が多くあります。初七日は葬儀の当日に繰り上げて行う「繰り込み初七日」が一般的になり、二七日〜六七日は遺族だけでお参りするか、省くことがほとんどです。
五七日(三十五日)は、地域や宗派によってはここで忌明けとします。四十九日が3か月にかかる「三月またぎ」を避けるために三十五日で忌明けにする地域もあります(三月またぎの判定方法)。百箇日は「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれ、泣くことをやめて日常に戻る区切りとされます。
曜日で暗算するコツ:四十九日は「命日の前の曜日」
48日は「7週間(49日)より1日少ない」日数です。そのため、四十九日は必ず命日の曜日の1つ前の曜日になります。初七日(6日後)も同じで、中陰の7回の法要はすべて同じ曜日に並びます。
- 1
命日の曜日を確認する
2026年4月10日は金曜日です。
- 2
7週間後の同じ曜日を出す
4月10日から7週間(49日)後は5月29日(金)です。
- 3
その前日が四十九日
5月29日の前日、5月28日(木)が四十九日です。初七日〜六七日もすべて木曜日になります。
百箇日は命日の99日後で、99日は14週間(98日)+1日なので、命日の曜日の次の曜日になります。4月10日(金)に亡くなった場合の百箇日は7月18日(土)です。カレンダーを見ながら確かめるときの検算に使えます。
| 命日 | 初七日 | 四十九日 | 百箇日 |
|---|---|---|---|
| 2026年1月25日(日) | 1月31日(土) | 3月14日(土) | 5月4日(月・祝) |
| 2026年4月10日(金) | 4月16日(木) | 5月28日(木) | 7月18日(土) |
| 2026年10月4日(日) | 10月10日(土) | 11月21日(土) | 2027年1月11日(月・祝) |
関西の一部は「亡くなった前日」から数える
関西の一部の地域では、亡くなった日の前日を1日目として数える習わしがあります。前日の夜に営む「お逮夜(おたいや)」を重んじる考え方から来ており、この数え方では中陰の法要がすべて1日早くなります。
| 法要 | 全国的な数え方 | 関西の一部の数え方 |
|---|---|---|
| 初七日 | 4月16日(木) | 4月15日(水) |
| 五七日(三十五日) | 5月14日(木) | 5月13日(水) |
| 四十九日 | 5月28日(木) | 5月27日(水) |
| 百箇日 | 7月18日(土) | 7月17日(金) |
表は2026年4月10日に亡くなった場合の例です。関西式では、四十九日は命日の47日後になります。さらに、法要そのものをその前夜(お逮夜)に営む家もあるため、実際にお参りする日は全国的な数え方より2日早くなることもあります。
平日に当たったら土日に前倒しする
計算した四十九日が平日に当たり、親族が集まれないことはよくあります。その場合は、四十九日より前の土日・祝日に法要を営むのが一般的です。「供養は遅らせるより早めに」という考え方から、後ろにずらすのは避けるのが基本とされています。
- 4月10日没:四十九日は5月28日(木)→ 直前の休日は5月24日(日)・5月23日(土)
- 1月25日没:四十九日は3月14日(土)→ 当日がそのまま土曜日
- 10月4日没:四十九日は11月21日(土)→ 当日がそのまま土曜日
お寺や会食の会場は土日から埋まっていくので、四十九日の日取りは葬儀が終わったら早めに相談しましょう。納骨をあわせて行う場合は、墓石への彫刻(戒名・没年月日・享年)にも日数がかかります。享年の数え方は享年と行年の記事で解説しています。
なお、六曜(友引・仏滅など)は葬儀の日取りでは気にされることがありますが、法要では気にしないことが多いです(六曜の意味と日取り)。四十九日の法要に持っていく香典の表書きは、一般に「御仏前」です(香典袋の表書き)。
法要・年忌の計算ツールでは、命日を入れると初七日〜四十九日・百箇日の日付を曜日・六曜つきで一覧にし、関西の数え方への切り替えや、直前の土日・祝日の表示もできます。
よくある質問
- 四十九日は亡くなった日を含めて数えますか?
- 全国的には含めて数えます。亡くなった日を1日目とするので、四十九日は命日の48日後です。2026年4月10日に亡くなった場合は5月28日になります。
- 初七日はいつですか?
- 亡くなった日を1日目として7日目、つまり命日の6日後です。現在は葬儀の当日に繰り上げて行う「繰り込み初七日」が一般的です。
- 関西では四十九日が1日早いのはなぜですか?
- 関西の一部では、亡くなった日の前日を1日目として数える習わしがあるためです。前日の夜に営むお逮夜を重んじる考え方から来ています。どちらで数えるかは菩提寺に確認してください。
- 四十九日の法要は後ろにずらしてもいいですか?
- 一般には、後ろにずらさず、四十九日より前の土日・祝日に前倒しして営みます。どうしても都合がつかない場合は、お寺に相談してください。
- 百箇日はいつですか?
- 亡くなった日を1日目として100日目、命日の99日後です。2026年4月10日に亡くなった場合は7月18日(土)です。遺族だけで供養するか、省くことも多い法要です。
この記事で紹介したツール
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